御池通のアジサイを見たのがちょうど正午ごろ。
どこか食べられるところはないかと思いながら、付近を散策することにしました。
この辺りは職場の宴会などで行くことはあるのですが、昼はほとんど行きません。
案外一人でちょこっと入れる店が見つからず、しかも周りは外国人観光客だらけです。
とりあえず、富小路から南に下り、三条通を東に入り、寺町通りまで。
ここから、南に下がれば寺町京極なのですが・・・
人が多そうなので、反対方向の寺町専門店会商店街を抜け、御池通に戻ることにしました。
ということで、寺町京極の写真はこの一枚だけ。
寺町専門店会商店会には、有名な鳩居堂やギャラリー、額縁屋さんなどがありました。
(食事処はない・・・笑)
そして、御池通の手前あたりにあったこの門は・・・
ほぼ日本中の人が知っている有名なお寺、本能寺です。
そういえば長く京都に住んでいるのに一度も行ったことがありませんでした。
せっかくなので、空き腹かかえて、お参りにいくこと。
本能寺は法華宗本門流の大本山で1415年に創建されました。
織田信長が明智光秀に襲われて一命を落としたお寺として知られています。
ところで本能寺の能の字は、つくりの部分の上下をヒヒではなく、ヒ去と書きます。
焼き討ちで何度も消失したため、「ヒ(火)が去るように」との意だとか。
上の写真でご確認ください。
境内は思ったより広く、本堂もとても大きいです。
信長公の廟がありました。
広い境内の横には塔頭が並んでいます。
大きなイチョウがありました。
こちらのイチョウは天明の大火(1788年)の際、水を噴き出して人々の命を救ったと伝えられています。
その逸話から、「火伏のイチョウ」と呼ばれるようになったそうです。
御池通に戻り、東に進むと今度はピンク系のアジサイが現れました。
なかなかいいですね!
そして高瀬川に至ります。
高瀬川沿いにもアジサイが点々!
カンカン照りの暑い日だったので、アジサイもしなっとしています。
でもバックの水が涼を添えてくれていますね。
しばらく行くと、有名な一之舟入が見えてきました。
忘れていましたが、高瀬川は慶長16年(1611)頃角倉了以が開いた運河です。
ここを通行する高瀬舟の荷物のあげおろしをする船溜所を船入といいました。
(京都観光Naviより)
今もその跡が残され、当時の様子が偲ばれます。
ということで、お昼ご飯は食べられませんでしたが、ちょっとした京都散策を楽しめました。
【撮影:2024/6/8 京都市】