ネタに困ったら植物園に行くのが定番なのですが、同じくらい色々な植物がみられる場所があります。
前回出かけてから20日足らず、とある植物を見たくて再訪しました。
その場所は、宇治川天ヶ瀬付近です。
行った時は、雨が降らず、ダムの放流もないので、水が減って川岸の岩が露出していました。
釣り人もノンビリ釣り糸を垂らしていますが、7時半ですでに30℃超え。
正直この暑さですから、それほどの植物があることは期待していませんでした。
ところが・・・
え~まだホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)が咲いている?
今年は6月初めに歩いたときから咲いていました。2か月も咲いているなんてすごい!
続いて、こちらは前回も沢山咲いていた花。もう実になってるかと思ったら、まだまだ花。
ヤブミョウガ(ツユクサ科ヤブミョウガ属)です。
上の写真で雄蕊だけが見えているのは雄性花、雌蕊も見えているのが両性花のはず。
両性花の方はもう受粉が終わって実になっているようです。
右下の写真は雄性花ばかりですね。
ここまでは前回同様。続いて見つけたのがこちら。
あえて全体写真を。見ての通り咲き始めのキツネノマゴ(キツネノマゴ科キツネノマゴ属)です。
下の方から咲き始め、だんだん上に咲き上って花穂が伸びてきます。今は初々しい感じ。
周りの草も全部キツネノマゴ。この辺はキツネノマゴが群生するところです。
段々目的の場所に近づいてきました。まず見つけたのがこちら。
色は鮮やかですが、なかなか開いた花が見られないミズヒキ(タデ科イヌタデ属)です。
花の先にぴゅんと伸びているのは雌蕊。
ここには小さい滝があります。水枯れしていません。
この辺り水が豊富なのか、意外とカラカラ天気でも水が浸みだしたりしています。
その分、降水量が多いと大変なことになります。
この近くに群生するのがこちら。
トキワツユクサ(ツユクサ科ムラサキツユクサ属)です。
和風ですが、南米原産の帰化植物。ずっと前に群生しているところを見たことがあります。
今年も咲いていたのでしょうか。
そして・・・じゃじゃーん
やっと見たかった植物が登場です!
この星型?ヒトデ型?の可愛い形の花は、コカモメヅル(キョウチクトウ科カモメヅル属)。
公衆トイレ前の植え込みにこの季節になるとびっしりと伸びてきて沢山の花を付けます。
こんな感じ。
もうシーズンが終わりかけかと思っていましたが、蕾が多くむしろ咲き始めだったようです。
とてもとても小さい花。一緒に咲いていたミズヒキのサイズと比べても小ささが分かります。
旧ガガイモ科だけあって、実の感じがなるほど~でした。
もっとも実が生ることは少なく、今回写っていたのも偶然でした。
見られて満足です~
続いて見たのがこちらです。
こちらは、前に沢山咲いているのを見たオニドコロ(ヤマノイモ科ヤマノイモ属)の雄株の雄花です。
コカモメヅルと並んで咲いていました。
じゃあ、雌花はどうなった?
もう受粉が終わって実になりかけていました。
この辺りは雌雄両方の株が入り乱れて咲いているので、効率がいいですね。
お次見つけたのがこちらの白い花。
ヤブジラミかしら。咲ききったら分かるのですが、初々しい咲き始めでは分かりません。
セリは沢山みましたが、もっと花の密度が濃い感じ。
近くに咲いていた2種類。
花があまり綺麗ではなかったので、小さくしました。
左がクズ(マメ科クズ属)、右がムラサキニガナ(キク科ムラサキニガナ属)の名残花です。
家や地元の池の畔にもわんさか咲いていますが、山際の花はちょっと綺麗?
ヤブラン(キジカクシ科ヤブラン属)です。
花がなかなか開きません。
ラストはこちらです。
花より秋の実の方が有名。ノブドウ(ブドウ科ノブドウ属)ですね。
こちらも宇治川沿いにわんさか生えているので、そのうち綺麗な実がみられることでしょう。
やっぱり道草日記みたいになっちゃいました。
お気づきの通り、本日は草本の花。
明日は木本の花をお届けしますね~
【撮影:2024/8/3 宇治川】
滝って見ると嬉しくなりますよね。
宇治川周辺は、水が豊かなんですね
コカモメヅル
キョウチクトウ科とは、不思議な分類を感じます。
ホームグラウンドにもあったんですが、
無くなってしまいました(T_T)
咲いてたところに残っている名札に残念さを感じる私です。
オニドコロ
小さな花ですよね。コカモメヅルが咲いていた場所のそばに、オニドコロは、残っていて、
いつもペアで咲いていたのを思い出します
と小さな思い出話です^^;
クズ、ヤブラン、
そう言えば、今年まだ見てないと言っても
暑さに負けて散策が少ないからかもなんですが
さすが、宇治川、
散歩、たくさんの花を見ることができますね^^
何ともなつみかんさんらしくて、変に納得しました(笑)
水辺には植物が豊富ですね。山を歩いていても沢に近づくと急にお花に出会えたりします。
今月は下旬まで山行の計画がないので、休養に充てています。
ただでさえ暑くて寝苦しいのに、オリンピックがこの時期とは、寝不足の日々が続きますね。
宇治川の放流が無い日は別の川のようなイメージを受けますネ。
それにしても毎日欠かさず、散歩して多くの野の花を監修しblogされている・・・。
なつみかん様には敬服するばかりです。
コカモメズルに期待通り逢えたのですネ。
ガガイモの花をスッキリさせた様な・・・何処かで会って居る様な(⁇)気がします。
実も写せ、おまけに葉の虫食いは、偶然でしょうがハート形で・・・
なつみかん様の喜びが伝わって来る様です。
私はオニドコロは見た事が無い様な⁇
気付いて居ないだけかもしれません。
ノブドウは線路のフェンスにかなり広範囲に繁茂しているのですが
美しく色変わりした実を目にする事が殆ど在りません。
アイボリ―に多少ブルーをかけた程度で、ましてや
(チュウエイ)は、長い事目にして居ません。
流石、宇治川沿いはスケールが違いますネ。
さすが観察力抜群のなつみかん様
珍しいお花が見られてうれしいです
かわいい花ですね
こんばんは〜
こちらではカラカラ天気が続いていますが、宇治川畔の山際には何ヶ所か水が流れる場所があります。
そのせいで植物が豊かなのかもしれませんね。
コカモメヅルは見るようになってから、もう何年も経ちます。
遠目にはゴチャゴチャしているだけなのですが、よく見るととても魅力的な花です。
なくなってしまったのですか?それは残念ですね。
オニドコロは嫌になる程生えてます。
それどころか年々勢力を伸ばしてます。
植物にも勝ち組があるとしたら、オニドコロやノブドウは勝ち組ですね。
一度の散歩でこれだけの花が見られるのは嬉しい限りです!
こんばんは♪
え〜、私らしいってなんですか?(笑)
小さい花でもよく見ると可愛い話ってありますよね。
コカモメヅルもその一つです。
他にはノミノフスマやノミノツヅリなども好きですね。
まあ写真を撮るのに苦労するのですが‥
植物園に行かずにみられるのがラッキーです!
お盆はどこに行っても混んでるので、家にいるのが正解ですね。
地震注意が出たりしてるので、私も近場ウロウロです。
ゆっくりしてくださいませ。
こんばんは〜
宇治川の印象、おっしゃる通りと思います。
放流してるかしてないかで、印象が全く変わります。
普段は大抵こんな感じで、釣り人が朝早くから釣り糸を垂らしています。
(時々横にアオサギがあることがあり、面白いです)
コカモメヅルの写真にハートの虫食い。
本当だ!全然気づいてませんでした。
ran1005さんの観察眼がすごいです!!
キカラスウリだけでなく、ノブドウもフェンスにびっしりなんですね。
こちらでもノブドウ勢力はかなりのものです。
確かに去年はこちらでも綺麗なブルーの実は見ませんでした。
気候のせいかもしれませんね‥
こんばんは♪
コカモメヅルの花、確かにすごく小さいので、最初に見つけた時は嬉しくて狂喜乱舞しました。
それから毎年見られるようになり、おトイレの前にかがみ込んで写真を撮ってる怪しい人になってます。
いつもみてくださってありがとうございます😊