いつも気になるアオツヅラフジ～宇治川上流散歩2019年10月 (4)

いつもなら散歩で見た花を順番に載せて、一緒にお散歩気分を楽しんでいただくのですが・・・
お散歩始めて３年目、いつも気になるこの植物の実が最盛期を迎えたので特集することにしました。
その植物とは・・・
アオツヅラフジです。



みん花に入って初めて知った植物。
2016年に初めて京都府立植物園で見たときには、嬉しくて何枚も写真を撮ったことを記憶しています。
その後、2017年に宇治川の散策をはじめ、たくさんのアオツヅラフジが絡みついた場所を発見。
そこの記録を始めました。
さらに去年、なんと家のすぐそばの水路脇にもヤブガラシに交じってアオツヅラフジが繁殖するように・・・
その後はどこにいってもアオツヅラフジが目に付くようになって現在に至ります。

前置きが長くなりました。
アオツヅラフジはツヅラフジ科アオツヅラフジ属のつる性落葉木本です。
日本全国に分布し、つるが青いこと、そのつるで「つづら」などの籠を作ったことから、この名前が付けられたそう。
個人的には、この熟した実がブドウのピオーネのように見えます。
でもご用心！　アオツヅラフジにはアルカロイドなどの毒性分が含まれるため決して口にしてはいけません！

先日（10/19）に行ったときに見たアオツヅラフジのいろいろな姿ラインアップ♪





こちらの様子は秋らしくてお気に入りです。



全体の様子。わかりにくいですが、右側の木を中心にたくさん絡みついています。



それではここから少しずつ時を遡っていきましょう。
黒と緑が混じった実の様子。


（撮影：2017/9/18)

９月初めの様子は、前にも投稿しましたが、ピオーネではなくマスカット。


(撮影：2019/9/7）


(撮影：2019/9/7）

まだ白い未熟な実。花の写真かと思ってよく見たら、実でした。


（撮影：2017/9/18)

ところでアオツヅラフジは雌雄異株。
当然、実がなっているのは雌株です。残念ながら同じ場所で雌花の姿がちゃんと確認できる写真がありません。
同じ宇治川畔で撮った別の場所の写真を見ると・・・小さくてわかりにくいですが、雄花のようですね。


（撮影：2017/8/13)

家の近くで撮った雄花のトリミング画像。小さい花の中には6本の雄しべが見えます。


（撮影：2019年7月27日）

つるが伸びてきたところの写真などは残念ながらありません。
どのように冬枯れてくるかは、これから観察したいと思います。
中途半端な記事になりましたが今日はこの辺で・・・

（つづく）