ドビュッシー/グラドゥス・アド・パルナッスム博士(子供の領分)
今日は、朝からそういえば暑いような気はしていたのですが
夕方レッスンに来た子が、学校の教室の温度計が37度もあったよ、というので
おどろきながらも、「それはさすがに温度計が壊れていたのかも?」と思っていたら、
レッスン終わってニュースを読んだら、温度計は正確だったようです
みなさんこれから熱中症に気をつけてくださいね
「グラドゥス・アド・パルナッサム」なる名前・・・しかも「博士」ということばが続いていますが、
ソナチネやソナタのアルバムで聞いたことがあるかもしれない、
イタリアの作曲家クレメンティの残した練習曲集からです。
当時のすぐれた教本で、今も使われていますが、
バイエルやツェルニーさえも楽しかった私も、これは、
少したいく・・いえ、失礼しました大事だけど、根気のいる真面目なものなので、
ドビュッシーはちょっと親しみをこめてからかって、名前を拝借してみたのかな
(同じくフランス人のサティにも、クレメンティーのソナチネをもじった曲が。)
「子供の領分」の第1曲目であるこの曲は、でもとってもすてきな曲、
教室の生徒さんたちが一生懸命、でもたまにちらちら時計や外を見て、練習しているところでしょうか?
来週からプールだよなんて、きらきら、わくわくはしゃぐ声や足音も聞こえてきそうです