祇園祭の宵々山を見ることができて、喜んでいたら、
一昨日は、思いがけず、山鉾巡行を観る機会に恵まれました
やはり動く山鉾は、通りでたたずんでいる時より一段と大きくて美しいです!
烏丸御池の交差点を通るところ。
お囃子は、ちょっと聞いた感じは同じ風に思っていましたが、
山鉾によってそれぞれ違い、またさらに、大きな通りを進む時、「辻回し」の時、など
いくつもの調子があって、一年かけて練習されるそうです。
孟宗山の平山郁夫の「砂漠らくだ行(日)(月)」の胴掛絨毯。まさに動く美術館ですね。
子供にも人気の蟷螂山。かまきりのからくり人形は、中でたくさんの紐で動かしておられるそう。
当日鉾に乗れるのは男の人だけですが、山鉾を組み立てた時の「牽き初め」の行事には、
近所の子供たちや女の人も牽かせてもらえるのだそうですよ。
大きなビルの3階くらいまではあるから、お囃子の人もだし、屋根の上の人になると、
相当高い所にいるわけですね
この人達が、山鉾がビルや電線などに当たらないように調節するのだそうです。
小さな通りの時は、本当に間近で見られます。
昔は、鉾から、通り沿いの家の二階や三階に「ちまき」がまかれたそう、
それを手にすると縁起が良いということですね
人の身長位もある車輪。引づなを持つ人には、時々外国の方もいましたよ
巡行が終わった山鉾は、その地区に再び戻り、迎えられます。
山鉾町の家々には、鉾に乗った人たちが作った折詰が届けられ、
それを家族みんなで分けていただくことで、また一年間元気に過ごせるという事です
千年もの間、大勢の人の思いがつながるお祭り。案内してくれた友人に、心より感謝です。