半年に一回のピアノの調律の日でした。
今の調律師さんには、前のピアノの時から26年もお世話になっています
始めにピアノの調子や希望を聞いてくださるので、
この頃、タッチが少しかんかん当たるように思う、と伝えます。
そして、まず、この鍵盤の部分を、引出しみたいに前に取り出して
掃除機で鍵盤の部屋のほこりをきれいに除くところからです
鍵盤の隙間から落ちたレッスンのシールなどのほかに、
いつか、なんでだか靴下があったことが・・・すみません。
半年ごとというのは、普通の家よりは早めかも知れませんが、
教室のピアノは、一日に長時間弾かれることと、
弦の材質は、電柱の線と同じものだそうで、夏は伸びてたわみ、冬はぴんと引っ張り、
弾くことに加えて、季節の変わることで、弦の張り具合いも変わっていくそうでした
暑い日本の夏を越すピアノ達は大変かな。
それにしても、
88音もの鍵盤上の音をそろえていくなんて、気が遠くなりそうです
家事をしていると聞こえてくるポポォーンという音。鍵盤のまん中に近いFis、五度上がってCis、 それからA、この辺りが一番念入りなのは、よく弾かれる音なのかも。
二時間くらいで、「終わりましたよ。ちょっと弾いてみてください。」と言われ、
いつも、ここで華麗に弾きたいのだ!と思いつつ、
結局、ロ長調や変二長調のスケールを試し弾きするに終わるのでした
それはまあともかく
調律の後は、ピアノが深呼吸したみたいに、 軽やかに弾む鍵盤と、木の響きの音色になるのです
調律師さん、今回もお世話になりました