先日「美術館えきKYOTO」で開催中の「いわさきちひろ、絵描きです。」を観てきました。
JR京都駅構内の大階段を上っていくと、左手に美術館の入り口。
土曜日だったので、若い人や親子も多く、幅広い年代の人が訪れていました。
2018年の12月15日で生誕100年となる記念の展覧会、
小さい時から絵本で親しんできたちひろさんの絵ですが
今回は童画家として周知されるより前から晩年の作品まで、
時代背景やあゆみをたどりながら、
知らなかった作品もたくさん展示されていました。
生きておられたら100歳、私の祖母と同世代の方なのだなあと、
なつかしくも、不思議な感じなのは、
ちひろさんの絵は古い感じがしないからかな
みんなで遊ぶ子供たちや、ひとりでお留守番する子。
うれしそうな子だけでなくちょっとさみしそうな子の表情もとらえているし
戦火の時代を生きた人としての強いメッセージもあり
いろんなところから子供たちに向ける温かさが伝わってきます。
会場にはDVDのコーナーや100歳のちひろさんへメッセージを送るコーナー、
会場を出たところには絵本コーナーなどもあって、いずれも大人気でした。
図録を買って、再び大階段側から出て
室町広場のツリーを見ながら降りていくと、もう京都駅です。
師走の町の活気は楽しく、でも、今住んでいる京都と、生まれた大阪では
歩く人の速さが違うから、雰囲気が違うのもおもしろい。
(エスカレーターに立つ位置も大阪だけは右なのですよね)
図録を本棚にいれようと整理したら、21年前!の図録も出てきてびっくり、
大掃除を忘れて読みくらべました
会期は25日まで、間もなく終了ですが、
気ぜわしくなった時も心やさくなれそうな美術展です。