その後、ナイフがちょこっとだけ増えた。
写真はお気に入りの2本と、増えた1本。
上の2本はベンチメイドの 710D2 AXIS と 943 OSBORNE 。
で、下の1本は今回増えた Smith&Wesson ExtremeOps アルミハンドル ブルー。
ブールーっていうより、青緑っぽい色をしてるけど・・・。
でもまあ、なんと言っても "あの” S&W だよ。(笑)
ブレードを出した状態。
材質の質感の違いがわかるかなぁ。
710D2 AXIS は D2 、943 OSBORNE は CPM-S30V 、S&W は 440C ステンレス。
440C は、440 シリーズの中で1番炭素量が多い (1番硬い) 物らしい。
D2 はステンレスと鋼の中間って色をしてるし、CPM-S30V はいかにも焼結金属って感じの光沢、440C はあんまり高くないステンレスって感じの色だよね。
硬さの順としては CPM-30V>D2>>>440C って感じかな。
実は、見ての判る通り、S&W のこの1本だけすごく安い。
よって、作りもそれなりで、包丁や日本刀で言う「鎬」の部分が丸まっていて、シャープさが無い。
おそらくブレードは、プレスでステンレス板から打ち抜き成型をした後、焼き入れをして刃の部分を研いだだけだと思う。
何でまた安い S&W のナイフを買ったかって言うと、研ぎの練習用。
実は、710D2 を研いでみたんだけど、上手く刃が付いてくれないと言うか、切れ味が悪い。
素人でも簡単綺麗に研げるって言うツールを使ってみたんだけどね・・・。
なので、研ぎの練習用に、失敗しても諦められるお値段のナイフを買ったのだ。
買ったのだが・・・、これが結構良い感じの刃が付いているんだな。
これを下手に研いで態々切れなくするのは何となく罪悪感が・・・。(汗)
と、言う訳で、研ぎの練習は一時ペンディング。
使ってて切れなくなってきたら練習をするって事で。
え~っと、最近少しずつ買っている物があって、まあ、何かというとナイフなんだけど・・・。
うん、昔から色々と作ってた事もあって、刃物、特にナイフは好きだったんだけどね。
小学生の頃から外で色々細工するのに「肥後守」は必需品だったし、材木の加工なんかに安い切り出しナイフを買って自分で研いで使っていたりした。
当然、その前に刃物の使い方、注意すべき事などは親父にしっかり仕込まれていたけどさ。
まあ、そんなこんなで常に刃物は身近にあった。
で、高校の頃にはアウトドア用のナイフの良いやつが欲しくてたまらなかったのだが、良いナイフって結構な値段がするんだよね。
貧乏高校生にそんなお金が出せる訳が無く、買えなくって我慢していたのだ。
切っ掛けは、今回車用のレスキュー工具を探していた時に、たまたまベンチメイドのトリアージを見つけた事だった・・・。
と言う訳で、ちまちまと買ってきたナイフ達。
ベンチメイドオンリー。(笑)
ベンチメイドはクラス (箱の色) が赤、青、ゴールド、黒と四種類有るらしく (他にも、他メーカーとのコラボモデルやOEMみたいな物もあるようだけど・・・。) 、赤が一般品、青が高級品、ゴールドが最高品質の限定モデル等、黒が軍・警察向けのヘビーデューティモデルらしい。
これが切っ掛けになった 915 TRIAGE。
見ての通り Black Class。
車の緊急脱出用の工具として購入。
この手の工具って、シートに座った状態で手の届く所に無いと役に立たないから、良くあるハンマータイプの物はパス。
置き場が無いもんね。
こんな袋に入っている。
ナイフ本体。
裏側のクリップ。
ブレードを出した状態。
ブレードは結構分厚い。
ウインドウクラッシャー部。
シートベルトカッター。
すべて展開した状態。
ブレードの材質は N680 ステンレス。
よくわからない鋼材なんだけど、感覚的に4本の中で一番柔らかい感じがする。
で、次に買ったのがこれ、810SKB CONTEGO。
これも Black Class。
ついつい勢いで買ってしまったナイフだったりする。
中の袋は同じ物。
ナイフ本体。
裏のクリップの形状。
こいつにもウインドウクラッシャーが付いている。
ブレードを出した状態。こいつはコンビ刃のブラックコーティングモデル。
でも、使ってみて気がついた。
コンビ刃って、俺の使い方には向かない・・・。(涙)
一番使う部分が波刃となっている為、綺麗に削れなかったりするのだ。
ブレードが割と大きくて分厚いので、結構重い。
でもおかげで、手首の返し方次第でスイングアウトが出来たりする。
ブレード材質は CPM-M4。
非ステンレス系の粉末鋼材で、高速工具鋼 (ハイス) の一種らしい。
実際すっごく硬い。
簡易タッチアップツールで研ごうとすると、ツール側が負けて削れてしまったりするので、研ぐ時にはダイヤモンドツールか砥石を使った方が無難。
で、これがお気に入りの1本、710D2 McHenry&Williams モデル。
これは Blue Class
中の袋はやっぱり同じ物。(笑)
ナイフ本体。
裏のクリップ。
ブレードを出した所。
刃のカーブが綺麗ですごく気に入っている。
ブレードもキャンプなどで使うのにちょうど良い大きさ。
前の2つのモデルより少し薄く、軽い感じ。
ブレードが小さい事もあり、手首の返しでのスイングアウトは出来なかった。
ブレードの材質は D2。
セミステンレスとも呼ばれる鋼材で、JIS規格では SKD11、ヤスキハガネでは SLD と呼ばれているらしい。
感覚的には、N680 より硬く、CPM-M4 より柔らかい。
最後の1本の材質、CPM-S30V より少しだけ硬い感じかな。
最後の1本、943BK OSBORNE。
これも Blue Class。
袋は全部おんなじ。(爆)
ナイフ本体。
他の3本は G10 って言うグラスファイバー樹脂製のハンドルなんだけど、これだけはアルミ製。
反対側のクリップ。
ブレードを出した所。
小型でスリムなブレードで、こいつはブラックコーティングモデル。
形としてはもう少しだけ幅広の方が好きなんだけど、室内で細かい細工をするのにすごく使いやすいブレード形状である。
ブレードの厚さは一番薄く軽い。
ブレードの材質は CMP-S30V。
高炭素粉末ステンレス鋼らしい。(こればっか)
感覚的には D2 と同等か少しだけ柔らかい感じかなぁ。
ブレードの大きさの比較。
で、915 TRIAGE を買うまで知らなかったんだが、外国製のナイフは購入時にはほぼ刃が付いていない物らしい。
実際、車の中で購入した物の箱開けをしようとしたのだが、シールが全く切れなくって唖然としてしまった。
慌てて、とりあえずタッチアップツールを購入。
それがこれ、ベンチメイド タッチアップツールである。
まあ、これでタッチアップをしてとりあえず少しは切れるようになったけど、切れ味はいまいち。
やっぱりちゃんと研いでやらないとダメみたいだ。
現在メンテナンスツールを手配中。
刃がかなりカーブしているから、普通の砥石じゃ研ぎきれないのだ。(腕のせいもある・・・、ってかそれが全て?!)
届いたら早速研いでやろうっと。