最近よく目にするニュースの一つ、ユナイテッド航空のエンジン部品落下事故だが、最初落下部品の写真を見て驚いた。
どこからどう見てもファンケースの先端部がまるごと落ちていたからだ。
あんなもん、そう簡単に落ちるものでは無いし、落ちちゃいけないものだから。
そう思っていたらトラブルを起こしたエンジンの動画が出てきて、何故脱落したのかが納得出来た。
動画を見てみるとカウリング部分のほぼ全てが脱落して、エンジンが周期的に振動している。
脱落した部位と振動の様子から、高速で回転しているファンブレードの一部が破損・脱落して遠心力で外側に飛んだファンブレードの破片がエンジンを貫通してその外側のカウリングを吹き飛ばしたんだろう。
そして、破片の一部がコンプレッサーからタービン部に入り込み、内部を破損したんだろうなぁ。
動画から、ファンブレードの一部を無くした事で回転のバランスが狂ってエンジンの前部がファンブレードの回転周期に同期して振動しているのが見て取れる。
えーっと、現在使われているジェットエンジンはほぼ全てが "ターボファン" と呼ばれるもので、昔使われていた "ターボジェット" エンジンの前に大型のファンブレードを取り付け、タービンの回転でこのファンブレードを回転させ、それで推進力を増大させる構造になっている。
つまり、すごく大雑把に言えばジェットエンジンで大きな扇風機を回して、それで起こした後ろ向きの風を前へ押す力にしている、流速 (後ろ向きの風のスピード) は落ちるけど流量 (風の全体量) が増える為、低速域での推力 (エンジンを前に押す力) の増強効果が高いエンジンである。
つまり、スピードは出ないけど、燃費は良いエンジンって事。
まあ、実際にはファンブレードを通過する空気のうち、どのくらいをそのまま外に出して、どのくらいをコンプレッサー側に回すか (これをバイパス比という) によって特性は変わるし、空気の導入路を工夫することによって如何にファン部分での空気の速度が音速を超えないようにするかでトップスピードも変わるんだけど・・・。
で、"ファンブレード" ってのは、ジェットエンジンを前から見た時に見える、くるくる回っている羽のこと。
このボーイング777-200型のエンジンは PW4000-112 のようで、777の中で-200型のシリーズの一部にしか使われていないみたいだ。
777-200型のエンジンは PW (プラット&ホイットニー)、GE (ジェネラル・エレクトリック)、トレントの三社から選択出来たようで、日本の大手航空会社は PW を選択していたよう。
因みに同じボーイング777でも、-300型はGEのエンジンのようだ。
ファンブレードが折れ飛んだ原因はまだハッキリしていないんだけど、この PW4000-112ってエンジン 、PW4000シリーズの中でもファンブレードの直径が一番大きいタイプのようで、当然ファンブレードに掛かる遠心力は一番大きい。
離陸直後の破損って事だからバードストライク (鳥がエンジン内に飛び込む) って事も考えられるんだけど、国交省が考えている原因はおそらく金属疲労による損傷だと思う。
以前日航機が起こした同型のエンジンのトラブル原因がやはりファンブレードの金属疲労による損傷だったそうだから、その線を懸念しているんだと思う。
(金属疲労による損傷は、繰り返し部材に力が掛かることによって、割れ目が少しずつ大きくなっていく為、破断した断面に特徴的な縞模様が出来るのですぐ判る。)
離陸直後って事はエンジン出力は最大になっているから、ファンブレードに掛かる遠心力も最大になっていて、金属疲労で広がったクラック (ヒビ) 部分が一気に限界を超え破断するって可能性も高い。
なので、同型エンジンの使用の一時停止・点検を指示したんだと思う。
金属疲労が原因なら、使用時間が同じ位のエンジンのどれに同様のクラックが出来ていてもおかしくないからね。
ついでに、ファンケースが簡単に取り外しができるってのもこのエンジンの売りのよう。(PWのホームページより)
これもファンケース全体が落下した一因じゃ無いかな。
固定部が破損したら全部一気に落ちちゃうって事でしょ。
PW、最近 GE に推力で負けちゃうことが多いから、焦ったのかなぁ。
ちょっと設計で無茶しちゃってる気がする。
使用条件でブレード上に小さな衝撃波か乱流が発生して金属疲労が進んだとか?
まあ、勝手な推測だけどね。
付録のリングライトが目当てで 「DIME 4月号」 を買ってみた。
目的はマクロレンズでブツ撮りをする時の照明用。
リングライトの穴から撮影すると影が出来にくくなって良いんだよ。
で、これがそれ。
あ、付属の三脚は出来が悪すぎたんで、手元に有ったマンフロットの小型三脚を付けてみた。
これが問題の付属の三脚。
ねじ部もプラスティックで出来ているので強度に不安があるし、自由雲台部分は固定が甘くてちょっとぐらつくし、脚も一本きちんと閉まらない。
まあ、普通のライトとして使う分には問題無いっていったらそうなんだけどね。
実際使ってみた写真はこっち。
被写体は横にあった Finemolds の F-4EJ/EJ改用のピトー管。
うん、欲を言えばもう少し明るいと良いんだけど、まあ良い感じかな。
多分探せばこのタイプのライトはもっと安くで有るのかもしれないんだけど、中々実物を見かけることが無いのと、そう高い雑誌でもないので、お試しで買ってみるのには良いんじゃないかなと思う。
ただ、三脚は褒められた出来ではないので、手元に小型三脚をお持ちで無い方 (普通は持って無いと思うが・・・) は、もうちょっと良いリングライトを通販で探すのをお勧めする。
あ~、花粉の季節がやってきたなぁ。
くしゃみと鼻水が止まらない・・・。
空気清浄機が間に合ったから、これでも少しはマシになってるはずなんだけど、実感は無いなぁ。(涙
と言う訳で、Fine molds の F-4EJ改 PHANTOMⅡ 2020FINALYEAR (Yellow) は暇を見つけてはボチボチと進めている。
今はこの状態。
やっと胴体と主翼が接着出来たよ。
水平尾翼の塗り分けもしないといけないし、胴体もまだ塗ってないし・・・、先は長いなぁ。
エンジンノズル周りも、もう少し色を足してスミ入れをした後、汚しを入れる予定。
それより垂直尾翼のピトー管がどこかに行っちゃった。
折れ飛んだみたいなんだけど、すごく小さな部品だから、いくら探しても全然見つからない。
仕方ないからちょっと作ってみるかなぁ。(でっち上げるとも言う)
追加の補充品。
クアトロポルテの Tipo Multi Thinner 1L である。
今使っているのもまだ半分以上有るんだけど、こいつは入手しにくいんで早めに手に入れておかないとね。
これで希釈した塗料は扱いやすいというか、エアブラシで塗装しやすいんだ。
だから今はもっぱらこれで塗料を希釈して使っている。
他はメタリック塗装の時にガイアノーツのメタリックマスターを使うことがある位かなぁ。
希釈割合は大体 1:1 ~ 1:1.5 の間位で、塗料用の小型計量カップと駒込ピペットを使って計量・希釈している。
ん~、だいぶ馴れてきたから、そろそろエンゲージ SR1 の光沢塗装に挑戦出来るかな?
昨日ようやくセットアップ出来た dyson アプリの空気清浄度の推移Dataを見てて気が付いた。
埃、と言うか空気清浄度を落とす原因が特定出来たんだ。
先日から掃除をしていて、掃除機に溜まるゴミが綿埃と白っぽい細かいパウダーみたいなものが殆どで、綿埃は布団等の寝具から出ている出てるのは判っていた。
で、もう一つの白いパウダー状の埃は、昨日の時点ではプラスティックの削りかすと、エアブラシで吹いた塗料が微細な粉になったものだと思っていたんだけど、どうも違うみたいだ。
今日、塗装をしていいた時は、確かに空気清浄度は悪化はしたんだけど、そこまでの悪化では無く、塗装をやめるとすぐ元に戻った。
プラスティックの研磨粉は更に影響は小さく、一番清浄度に影響を与えたのは意外なことに "加湿器" 。
加湿器を動かすと覿面に清浄度が悪化する。
それもかなり急激に悪化して、空気清浄機の能力が追いついていない感じなのだ。
そこでひょっとしてあの白いパウダー状の埃 (かなり細かいベビーパウダーのような粉) は加湿器で霧状になった水道水に含まれたミネラル分が、水分が蒸発した際に細かいパウダー状粒となって残り、埃として降り積もったものでは無いかと考えたのだ。
実際、加湿器を止めると清浄度は改善に向かうし、ウチの水道水はミネラル分が多いらしく、乾いた後のウォーターマークが付きやすいとは思っていたんだ。
でも、そうなると空気清浄度と湿度の低下とのトレードオフになっちゃうんだよね。
う~ん、どうしよう。
湿度を見ながら調整するしか無いかなぁ。
最近、ちょこちょこと買い物をしてしまった。
1つ目はこれ、EVA-FRAME の 「ヤシマ作戦セット」
中身はこんなの。
と言っても、実は EVA-FRAME の本体は持って無かったりする。
いや、本体もセットだと思い込んでたんだ・・・。(汗
まあ、良いんだけどね。
本当の目的は別にあったんで。
そこら辺は上手くいったら公表って事で。
2つ目はちょっと大物。
dyson の空気清浄機能付きファンヒーター、Dyson Pure Hot + Cool Link HP03 IS である。
いや、最近裏に隠しているコード類のつなぎ替えをしないといけなくなって、ついでに掃除をしたんだけど、これが凄かったんだ・・・。
ハンディ掃除機を使ってたんだけど、3回ほどゴミを捨てないといけないほど、埃がいっぱい。
更に、ハンディモップも三つほど埃だらけになって捨てることに。
俺の部屋は寝室も兼ねてるんで、布団類の綿埃と、模型を作る際にゴリゴリとプラスティックを削ってる埃と、更に塗装時のミストが乾燥して細かい埃になったものが降り積もっていたんだよ。
う~ん、塗装ブースで局所排気をやっていても、完全には吸い切れてなかったみたいだね。
な~んか最近埃が積もるのが早いなぁと思っては居たんだけど、今回の掃除で 「ひょっとして俺の部屋って、埃っぽい?」 と気付いてしまった。
そう、しまっちゃったんだ。
そこから、「そろそろ花粉も舞い始めてるし、これはまずいんじゃ無いか?」 と危機感がじわじわと押し寄せてきて、それが何時しか 「空気清浄機を買わないとエラいことになってしまう!!」 との強迫観念へと変わっていき、慌てて空気清浄機を購入することにしたんだよ。
バカだよね~。
で色々検討したんだけど、プラズマクラスターは高いし、それなりに効果があって、扇風機とファンヒーターの機能が付いた dyson のものに当たりを付けて電気屋さんを見に行ったんだけど、欠品中とのこと。
で、dyson の直販サイトを覗いてみたら、丁度型落ち品を安売りしていたんで、飛びついちゃった。
今朝届いて早速セットアップしたんだけど、これが大変だった・・・。
と言っても、dyson の問題じゃ無く、ウチの無線LAN の設定の問題。
この空気清浄機、部屋の空気の清浄度・気温・湿度をスマホやタブレットのアプリで見ることが出来るし、そのアプリでフルコントロールが出来る機能が付いているんだけど、これが上手く繋がらない。
半日以上無線LAN ルーターと格闘して、夕方やっと繋がった。
疲れたよ・・・。
その部屋の状況だけど、案の定 「すごく汚い」 とのご神託。
朝から AUTO モードでぶん回し続けて、夜になってやっと 「汚い」 へとランクUP?
どんだけ汚いんだよ俺の部屋。(泣
でもまあ、これで少しは綺麗になってくれるかな?
その期待と共に、「断捨離を進めよう」 と心に誓った俺であった。
後は消耗品の補充。
後ろのボトルは、ガイアノーツのパーツクリーナー。
その前のはタミヤの空ボトル。
これはエアブラシ用に希釈した塗料の保管用。
右の三つの箱はモデラー御用達のキムワイプ。
二つは一般のもので、ベージュっぽい帯が入ったものは "ケイドライ" って名前の一般タイプより柔らかいキムワイプで、丈夫なティッシュペーパーみたいな感じのもの。
但し、埃は出にくくなっている。
実はこの他にも小物を頼んでいるんだけど、届くのは月曜日かな?
前回の投稿、実はミスったんです。
いや、下書きで投稿したつもりが、完成になってたという・・・。
後で気が付いたんだけど、何となく判るだろうからまあ良いかと。
いい加減な性格で申し訳ない。
さて、Fine molds の F-4EJ改 PHANTOMⅡ の進行状況なんだけど、今こんな状態。
一部塗装が終わった仮組みの状態。
コックピットはシート以外はほぼ完成。
そのシートの塗装が一番面倒くさいんだけどね。(笑
機体は指定色で塗ってみたんだけど、意外と青が強いなぁ。
主脚室はスミ入れと、ちょっとだけ汚しを入れてみた。
Finemolds のPHANTOMⅡ は凄くスタイルが良くて、細かいモールドまで凄く良く出来ている。
作っていてワクワクするって言うのか、めっちゃ楽しい。
ただ、パーツの合いは基本良いんだけど、やっぱり細かいフィッティング作業は必要。
バンダイのガンプラみたいに 「パチ組でOK」 とは行かない。(改造するような腕は無いので。)
ま、ある意味そこが楽しくもあるんだけどね。