と言う訳で、封切り初日にトップガン マーヴェリックを見てきた。
待たされまくったあげくのようやくの封切りである。
早速仕事が終わってから、レイトショーで見に行ってきたよ。
最初のシーンがBGMも含めてトップガンそのまま。
まあ、戦闘機は F/A-18になっているんだけどね。(F-35Aもチラッと出てたけど。)
デンジャーゾーンをBGMにスーパーホーネットが空母から発・着艦するシーンは鳥肌物。
最近、航空祭に行けていないこともあって涙が出そうだった・・・。
因みに、空母のシーンで使っているのは、CVN-71 セオドア・ルーズベルトらしい。
(エンドロールに CVN-71 って書いてあった)
映画自体もめっちゃ面白かったよ。
パンフレットも買ったんだけど、これは買わなくても良かったかな・・・。
トム・クルーズの写真ばっかりだったし。
いや~、戦闘機のシーンではテンション爆上がり。
F/A-18 は C/D 型と E型以降は形は似てるけど全く別の機体で、E型以降は第4.5世代戦闘機に分類される。
まあ、E型以降はどちらかというと攻撃機側にシフトしてて、C/D型と比較して武装の搭載量が増えたのと引き換えに加速が悪くなってるし、最高速度も落ちちゃってるんだけど、翼面積が増えているので翼面荷重が下がって、機動性は C/D型と同等って話。
おかげで低空での迫力有る機動が余すところなく写されていて、大興奮&大満足。
唯一気になったのはスロットル操作のシーン。
あの操作を F-14A でもやっていたんだったら、前作でグースが亡くなった事故の原因はマーヴェリックの操縦にあるよね。
F-14A の TF-30型のターボファンジェットは機動中の急激なスロットル操作にナーバスで、すぐにコンプレッサーストールを起こして、エンジンが止まるって有名だから。
今の戦闘機はエンジンコントロールも含めてフライ・バイ・ワイヤー (物によってはフライ・バイ・ライト) になっていて、フライトエンベロープを逸脱しないようにコンピュータが制御しているので大丈夫なんだけど、TF-30はターボファンエンジンとしては最初期のものだから・・・。
まあ、F-14Aも Block95 以降は大丈夫って話なんだけど、あのシーンのあの位置ではジェット後流の影響でコンプレッサーストールを起こしてもおかしくないと思ったし。
ま、なんだかんだ言っても「トップガン」は大好きな映画だし、今回の「トップガン マーヴェリック」もめちゃくちゃ楽しめた映画であることは間違いは無いんだけどね。
で、ここからちょっとだけネタバレを含むちょっと疑問に思ったことなどを。
これから見に行きたいって人はこの先は見ない方が良いかな・・・、ってホントにちょっとだけだから余り気にしなくても良いかも。
マーヴェリックが最初に乗っていたテスト機、デザインが SR-71 ブラックバードによく似てた。(笑)
あれ、どういう扱いの機体なんだろうかって事が妙に気になっちゃった。
ん~、エリア51のスカンク・ワークスの機体って設定なのかな?
U.S. NAVYが資金を出しているところからXシリーズでは無さそうだし、デザインが A-12 (後の SR-71) に似てるからやっぱりスカンク・ワークスなのかな?
ついでに気になったのが、今回の敵国。
話の流れからするとイラン?
出てきた敵の第五世代戦闘機が Su-57 っぽかったからなぁ。
あれ、イランは持って無いはずだし・・・。
まあ、フィクションなんで気にするだけ無駄なんだろうけどね。(笑)
最後に出てきたのは F-14A 。
やっぱりトムキャットのかっこよさは別格。
うわ~って身体はもう前のめり。
但し、マーヴェリックの操縦は不満だったけど。
いや、やってることは間違ってないんだよ。
マニュアルモードで主翼を最大展開にしてブレーキをかけたままスロットルを全開。
推力が上がるのを待ってブレーキをリリース、最大加速で飛び出す、とここまでは良いんだ
問題はこの後。
脚が地面から離れたらすぐに格納しないと、着陸脚の空気抵抗が大きくて加速が鈍るって。
実戦での離陸は如何に脚を早く上げて、素早く機速を上げるかかが鍵だって聞いてるよ。
脚を上げてれば前輪を破損することも無かったのに・・・。
前輪をあんなぶつけ方をしたら、間違いなく機体に影響が出てるし、下手をするとその場で墜落してるって。
そこはちょっと気にして欲しかったかなぁ。
先日、シン・ウルトラマンを見に行ってきた。
うん、面白かった。
ただ、シン・ゴジラは庵野さんの色が濃かったけど、シン・ウルトラマンは樋口さんの色が濃い気がした。
う~ん、禍威獣や戦闘シーンでは庵野さんの色が見えるんだけど、その他のシーンには庵野さん独特の "こだわり" が薄い気がしたって言うか、演出が大味な感じがする。
何というか、外連味?が足りない感じがするんだよね。
最初から説明はほぼうっちゃってたし・・・。
まあ、ラストのゼットンとの戦闘シーンは庵野さんの趣味全開だったけどね。
気に入ったのは滝のキャラクター。
ウルトラマン メビウスのクゼに似た感じで、後ろに置かれた特撮物のメカの模型が非常にGOOD!
いや~、マイティ・ジャックから轟天号まで懐かしのメカがいっぱいで・・・。
特に NCC-1701 エンタープライズ (TOSの改装前) が画面に頻繁に映り込んでくれたのがめっちゃ嬉しかった。
正直、作品の出来としてはシン・ゴジラの方が上だと思う。
だからと言って面白くないって事は全く無く、見る価値は充分にある。
実際、下の子は 「シン・ゴジラよりこっちの方が好き」 って言ってたしね。
メフィラス星人を演じた山本耕史氏の胡散臭さ全開の演技は良かったよ。
ん~、10点満点で7点位かな?(ああっ、なんてエラそうな上から目線の評価なんだ!!)