あまりに振動が凄いからエンジン組み直そうと夜の東名をひた走って名古屋へ帰還。
100キロちょい手前から振動で手が痺れだすからラフロで購入してシグナスに付けていたスロットルアシストをVFRに着けてなるべくハンドル握らないですむようにした。これ結構便利、隼じゃ邪魔だけどシグナスやVFRでの巡航のようにソコソコスロットルをまわした状態をキープする分には、特に長時間乗車で効果絶大。
エンジンについては回せないから改修効果は殆ど?だが、足回りは大変良くなった。
今までの両持ちスイングアームは捩れる感じで荷重かけて旋回するのに不安があったがプロアームにしたら凄く剛性が上がった。カーブの途中だろうが、S時切り返しみたいにクイックに車体振ろうが安心していられる。
もしかしたらラジアルタイヤのおかげかもしれないけど。
高速を降りて一つ目の信号でブレーキを掛けて停車すると、フロントから「カッシャーン」て音が。
???と前を見るとホーンが脱落してたorz。よく見るとポジションランプも切れて、タコメータのネジも外れかかってる。( ゜Д゜)
翌日気づいたけどエンジンマウントのナットも脱落してた。
空中分解寸前ですか? ((((;゜Д゜)))
で、NC21のエンジンにミッション他を移植して組みなおそうとエンジン分解開始。
ヘッドを外してチェックしてるとFバンクのEXポートの一部が何故か綺麗。少々白煙出てたからオイル下がりしてたみたい。バルブシールを外すと・・・バルブガイドが木っ端微塵になってた。しかもバルブのシャフトも見た目ではっきりわかるくらい曲がってる。ピストンに打痕は無い。どうしてこうなったんだろう?
ヘッドのポート研磨、ミッション分解調整、サイレンサー調整・・・とやること多いからまた当分の間VFRはバラバラかな。
<エンジン>
NC24エンジンをベースに、
- HRC F-3 KIT1 カムシャフト
- 給・排気ポート研磨
- ピストン、コンロッド軽量化、重量バランス合わせ
- クランク軽量化、バランス合わせ
- NC30ミッションへ換装、スプロケオフセット
- NC30クラッチへ換装
- NC30キャブレター換装
- NC30フライホイール
<車体>
- NC24プロアームへ換装
- NC30ハブ装着
- NC35 17インチホイール装着
<マフラー>
- モリワキ Foresightを左出しへ改造
とここまでが今回の改修内容。
まぁ、ひとまず東名高速を300kmほど走ってみた。
このVFR・・・凄い。凄すぎて普通の人なら乗るのを躊躇するだろう。
俺も10分で根をあげた。だが気合を入れて初回休憩の日本坂PAまで頑張って走った。
降りた途端に酷い頭痛、耳鳴り、手足の痺れの諸症状を自覚する。直管仕様のコンクリート破砕機でネコの軍団と喧嘩してるんじゃないかと思うほど振動と爆音が凄い。爆音といっても単に排気音だけではない。カムギア音もかなり大きくなってる。HRCのカムのギア幅がノーマルより狭いせいかな?
トンネルの中じゃ全騒音の80%は俺のせいじゃないかと思った。
ツーリング仕様のはずだったがこれはイカン、長距離は無理。
川崎まで来てしまったがどうやって名古屋まで乗って帰ろうか・・・orz
エンジンはまだセッティング決まっていないので良くわからないがパンチ力(トルク感)はノーマルと大差ないものの高回転の伸びはよくなった。6000rpm付近を中心にしたパーシャル走行ではボロボロ音で頼りないがトルクの谷という感じではなくアクセルオープンで十分加速する。「完全燃焼してなくても余裕だぜ」って感じで走ってるみたい。
さて、どうやってもう少し環境を意識した仕様に修正するか・・・
ホイールとプロアームの隙間が微妙。チェーン調整は妥協してハブの芯を前方に移動してプロアームとホイールの干渉を避けるのが落としどころかな。
ギア比も考えどころ。ミッションはNC30のものをブチ込んでありレッドまで回すとローで約100km/hに達する計算になる。NC30のエンジンなら特に中低回転域は普通の400マルチより圧倒的にトルクがあるから問題ないけど、NC24のエンジンは他の直4より多少ましな程度かな。しかもこのエンジンはちょっと手を加えてありイナーシャモーメントを抑えてレスポンス上げようとしてるから半クラ多用するような極低速域は扱いにくそう。一方、トップギアはノーマルより1%ほどローギアードに振る予定。ノーマルエンジンではトップギアでレッドゾーンまで回すの苦しいからこの方が良いかな。
またもVFRはバラバラになっている。
今の仕様は、
NC21の車体にNC24のプロアーム、RC24のサス、NC35の17インチRホイール。
NC24のエンジンにNC30のミッション、ピストン・コンロッド軽量化&重量合わせ、ポート研磨、クランク軽量化、フライホイール軽量化、NC21の油圧クラッチ。
残りはNC30のキャブ取り付け、FタイヤをRC42かMC21のどちらか装着し前後ラジアルタイヤ化。
だんだんツーリング仕様が極まってきた。
ちょっとエンジン持っただけなのだが、腰の位置・角度とエンジン重量とエンジンとの距離からなるモーメントの絶妙なコンビネーションによって腰痛3日目を数えるに至る。
恐らくタペットと思われるエンジンのカタカタ音を消すために・・・から始まってHRCのVFR400RK F-3キット マニュアルを参考にNC24エンジンのポートを削っているところまで来た。典型的な行き過ぎだ。
ミッションはカウンターシャフトを加工してNC30のものにスワップできる目処がつき、クランクやフライホイールの軽量化、せらしキャンセル、プロアームに35ホイール入れれば完成。ハブの加工はいつの間にやら弟がほぼ完成させていた。
しかし、どう考えても完成前に連休は終わるし腰が痛い。
先月のことだが岡崎ICへ入る時は無問題、東名川崎ICで降りる際のランプウェイで異常を検知。ようやく年式相応のコンディションになったと前向きに考えてる場合ではないが、川崎には殆ど工具持ってきてないので修理のしようもなくひとまず放置。異音は聞かなかったことにする。
でもって3連休前夜となる昨夜、NC21で川崎から名古屋へGO。
案の定、静岡へ入ったあたりから雨。結構強い雨だったがBT-39の雨天グリップ力については昨年のクリスマスの夜の嵐の中を東名高速と伊勢湾岸道路で何度か可能な範囲でコントロール性を探っており、東名高速のチャンピオンになろとか考えなければ大丈夫と思って気を抜いてボケ~っと走ってたが、1回だけバンクさせながら白線踏んだ際に冷や汗かいて我に返った。
このBT-39だが、ウェットの中を普通に走ってる分にはイメージしたラインをドライ時と大差なくトレースできるが、車体が30度ほどバンクするような走りになるとアンダーを強く感じ、そのまま減速しなけりゃ隣の車線へGOとなりそう。高機能舗装路の上をほぼ真っ直ぐ走る分にはステアリングの手応えが薄くなったり、減速感を感じたりすることも殆ど無い。ウェットの感想としては絶対的なグリップはそれ程高く無いようだが排水性は良さそうで、挙動が予想しやすいかな。
そうだ、GoldwinのNEO EUROとRSタイチのオーバーパンツ、シンプソンのウィンターグローブの防水性はGood! ガエルネのタフギアは防水ではないがちょっと靴下が湿っていただけ。計2時間ほどの雨天走行にこれだけ耐えてくれるの凄いね。
さて、エンジンはいつ直そうか・・・。
ステアリングがカウカクしてたからトップブリッジをバラして増し締めを行った。
ハンドルSW配線の長さは結構ギリギリで外しにくいしこの暑さのため、何とか手を抜けないかと・・・実は先日は隙間からマイナスドライバを突っ込んでヘッドナットをコンコン叩いて締めていた。1/8回転くらいは回ったかな?という程度。
今日は日差しもあまり強くなかったので"もう少し"真面目にやろうということで、手始めに1/2スピンナーハンドルに30mmソケットをセットして気合を入れてステムナットを回してみると・・・無抵抗!どうも前回締め忘れていたみたい。素手で回るじゃん。orz
先にも書いたが真面目なのは少しだけ。Fスタンドもセットせずフォークも抜かずに作業してるから予想はしてたがプラハンでコンコンしたくらいじゃトップブリッジは簡単に外れない。Fサスを上下に浮き沈みさせて歪を誘いタイミングを合わせて"アチャーっ"と引張ったらスポンッって感じで外れた。メイン作業ということでフックスパナでヘッドナットを締めると更に1/8回転ほど回った。これだけ古いバイクでは規定値とか関係なく感覚勝負だ。締めすぎてもいけないのでこのへんで終了。
このフックスパナだが、何の車種のものかわからないがYAMAHAのロゴが入っており純正車載工具っぽい。歯も丸まってしまってそろそろ使用限度かな?。知らないうちに極めて近所にちゃんと使える工具を売ってる工具屋が開店したので買いに行かねば。隼用に買ったアサヒのが良かったのでサイズ違いを探してみよう。
で、組みつけに掛かるが・・・案の定トップブリッジがはまらない。w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
更に30分頑張ったがやっぱりはまらない。 ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
ここまで手を抜いた・・・イヤ、真面目さを少しだけにして作業してきたので今更フォーク外して~まで戻りたくない。
具体的にはフォークオフセットが小さくなる方向にズレてるからフォークを押しながらトップブリッジを押さえれば簡単に入る。問題はそんなことどうやってやるかだ。
右側だけハンドルを装着してブレーキを掛けながら前後に車体を揺する。ダメだ、パワーが足りない。左手でトップブリッジを掴み、右手でハンドルとブレーキレバーを掴んで160kg以上ある車体を思いっきり揺する。おっ!ダンパー効いてるジャンと感心してる間にカチンっとはまった。良かった~夕飯までにトップブリッジはまって。
夜9時過ぎに試走してみたところ、ステアリングのガタは無くなって普通に両手離し出来るようになった。アフターファイアー再発を発見した以外は一件落着。orz
本日早朝に東名高速を利用して川崎から名古屋までNC21で移動した。
思ったほど渋滞はしておらずドアtoドアで4時間をきった。滅茶苦茶飛ばしたのではなく無休憩で走ったら自己新記録達成。昔は6時間ほど掛かっていたが、タバコ止めたら一気に4時間半くらいまでに短縮、ドライブインでウロウロするの止めたら更に30分短縮。
うーん、薄々感じてはいたがどうやら無駄な動きが多かったようだ。
ところで、最近ステアリング付近からコンコン音がするからステムナット締めなきゃと思いつつそのままにしていたら恐怖を味わった。体を伸ばそうとハンドルから両手を離して腰に手をあてた途端、ハンドルが左右に元気にブレだしたようだ。前方を見ていたから初めは気づかなかったが、ふと下を見たらバーエンド付近で振れ幅10cmくらいでブルっている。一応真っ直ぐ走ってるから「ま、いいか」・・・というわけにもいかずすぐハンドル握った。
両手離しして色々試してみたところ、どうも路面の荒れを拾ってブレだすみたい。コリャいかん!すぐ直さなきゃ!と思いつつも眠いからまずは寝よう。
昨日のNC21での燃費は今までとあまり変わらず良くない様子。
良し悪しの基準としてはNC30やNC24の過去経験値。
豊明~牧之原は14.1km/l、牧の原~東名川崎は21.2km/l・・・?、見えてきたかも、いや見えるぞ直接原因が。論理的には熱効率か走行抵抗か仕事量のどれかだ。少なくともバキュームピストンのスプリングカットやジェッティングではない。
トリップメータの故障も捨てきれないが、
「ネイキッドで頑張ってはいけない」
これ重要。特にこのご時世。
昨日の疲れでヘロヘロだが、今日は昼から所々天気が崩れそうとの予報だったので朝3時に起床して東名高速を使って川崎へGO! が、しかしだ、寝たのは1時半なので全然気合が入らず準備が・・・何か忘れてないか不安。
いつもはRSタイチの「テンダーテールバッグ RSB247」かTANAXの「タフザック60」に荷物を入れてバイクに積むが、今日はテストを兼ねてE370へ全部入れてみる。
・PDAやVPNのToken、ナビ、地図、着替え、等を満載したFireFirstのリュック
・RSタイチのレインウエア
・ファミマで買ったカッパ
・Buggyのメッシュパンツ
・パンク修理セット
・携帯工具
これらは結構な容積でE370もいっぱいいっぱいとなり蓋がきれいに閉まらなかったので、丁寧に整列させてブチ込んでおいた。荷物の重量は量ってないが軽く10kg以上はある。こんな条件で出発。
【一般道】
時々後ろにまだBOXはあるかどうか確認するが、国道23号線の路面の荒れやフル加速程度ではビクともせずしぶとく残ってる。
流石に全体の重心から遠いところに結構な質量があるのでバイクの挙動が変。
【高速セクション】
東名高速に入った。そういえばスクリーンのこと忘れていた。注意して観察すると効果抜群!ヘルメットのシールド中央を境界に胴にかけて風防効果が効いている。1/3くらいシールドを上げても平気で走行できるほど。腕には風が当たるが胴体は巻き込み風程度しか当たらないので結構快適。
調子こいて走っていたら三ケ日あたりのカーブでヨー方向の揺れが収まらず久々に焦った。ちょっと荷物積みすぎたかな?そんなことお構いなしにというかすぐに忘れて浜松SAでうなぎパイを購入。更にGIVI箱に詰め込む。
どうもヨーモーメントに弱いようで、危ないスピード域があることがわかった。車体の受ける子供ヨーモーメントの影響でキャリアを発生源とするローリングのモーメントとして成長し、車体に大人ヨーモーメントとして帰ってきたかのような気持ち悪い変な揺れ方だ。ゆっくり走れば無問題。
【総評】
全体としては挙動が重くなったようで、よく言えばとてもどっしりしてる。波及効果で足つきも改善され両足踵までベッタリだ。