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ひっそりと書き綴る俺のチラ裏

久々の望遠鏡での星見

2022-01-14 21:49:35 | 天体撮影&観望

昨年夏以降はなかなか天気に恵まれず、プラドとジムニーを弄っていたこともあって星見はほとんどしていなかった。久々に星見しようという気になったのと天気も良かったから本日19時半頃にベランダへSTL80A-MAXIをセットアップした。しかし、5分後にはまばらな雲がやってきて10分後にはもっとでっかい雲がやってきたので短時間で終了。
そんな中でトラペジウムとリゲルと月とシリウスに望遠鏡を向けた。

まずはトラペジウム。手持ちアメリカンサイズで最も長焦点のMEADE SP40を付けてピントを合わせていく。
倍率は30倍。トラペジウムが4つに見えるし、周辺の星々の色の違いもわかった。ガスもしっかり見える。
次に賞月のUF15。倍率は80倍。振動が収まりにくくプルプルした状態だがトラペジウムは4つに見える。それよりもガスの姿がSP40よりもコントラスト良くてくっきり見える。
次にXWA5mm。倍率は一気に240倍。ピント合わせのための操作の後の揺れがなかなか収まらなくて良くわからんけど4つくらいに見えるがまだガスもわかる。これだけ倍率上げても見えるんだ、ピント合ってないのに。
この頃から何度か薄雲が通過するようになってきた。

ピントを合わせるために一度UF15へ交換してリゲルへ向ける。お!伴星が見える。双眼鏡ではそこには伴星があると信じて覗いてもカスリもせずまるっきり見えないがこれくらい倍率上げると良くわかる。こうやってただ明るくギラギラした恒星を見ているだけってのは結構好きかもしれない。そのうち何か見えてきそうで。
そのままXWA5mmへ交換してピントを合わせようとするがユラユラ揺れて合っているかどうか良くわからないがジフラクションリングの見え方を基準に合わせてみた。
バーティノフマスクを取りに部屋へ戻ろうかとも考えたが面倒臭い気持ちが勝っていたのでこのまま続行。この倍率でも伴星は見えているがもっと倍率低いほうが見易いと思った。

伴星といえば今年はシリウスBでしょ!ということでシリウスへ向ける。が、雲に隠れてシリウスが見えなくなった。雲が通過するまでの間に月へ向けてみる。見掛け視界102110度倍率240倍で見る月面は単純に迫力がある。眼の前いっぱいに月面が広がり、明るさに目が慣れてくるとくっきりしたクレータの輪郭、背景の宇宙空間と月との境界に殆ど色が感じられないことに気づいた。色についてはFS60Cと比べても全く遜色ないレベルで目の位置を変えてわずかに色があることに気づく程度で普通に中心を見てると殆どわからない。それにしても焦点距離5mmのアイピースでここまでくっきり見えるのには驚いた。LX90-20やC9 1/4にFS60Cでもここまでくっきり見えたことはなくボヤッとしていたのでえらい違い。アクロでも長焦点だと気持ちよく見えるんだ。今日はこれだけでも満足。
また、そのへんの星と違って望遠鏡を触らず月が移動していく様を見ていればよいので揺れは最小限に抑えられる。そういう意味では月は見易いようだ。

どんどん雲が流れてきていたが、わずかに雲の切れ目ができたので再度シリウスへ向けてみる。
ユラユラ揺れているがある程度収まるとジフラクションリングが何重にも見える。しかし伴星は全然わからない。粘ってみるが雲を通して見ているような状態になってきたので諦めて終了。この揺れを何とかしないとダメっぽい。というかこんな街中でこんなシンチュレーションということもあるけどそもそも8cmじゃ無理かも。
けど今日はSTL80A-MAXIのスッキリクッキリした見え味を体験できたので満足!

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