(ねこ吉のふかふかのスニーカー)
日曜日、娘に渡すものがあって、駅前で待ち合わせをしていた。
だいたい娘は、待ち合わせ時間に遅れて来る。
ねこ吉は、毎度待ち合わせ時間より早く出かける。
30分も早く出かけたので、本屋で雑誌を立ち読みしていた。
「奥さん、その靴、何処で買ったの?」と聞かれたのでふり向くと、今の季節に合わないサンバイザー?をかぶり、黒いコートを着て、派手なマフラーをし、スパッツを穿いた人だった。
年の頃なら、70代前半か?
普通のお婆さんには見えない。ねこ吉はこうゆう人を「モダンババア」と呼んでいる。(あくまでねこ吉の心の中で・・・。)
「は?この靴なら市場の中の靴屋さんで買いましたけど。」
ここには書かないけど、市場の場所も教えてあげた。
「奥さん、失礼やけど、いくらしたん?」(随分単刀直入に聞くねぇ。)
ねこ吉は親切だから嫌な顔もせずに、
「セールだったから5000円ぐらいでした。」と答えた。
「この間、そんな靴履いてる人に聞いたらネットで買ったと言ってたわ。私、ネットで買い物できないし・・・。」
ねこ吉は人が同じ物を買っても全然OKな人間なので、
「もう一足売ってましたよ。」と言ってやった。
以前、似たようなスニーカーを大丸で売ってた。ずいぶん高かったから、似た物を安く手に入れてねこ吉はご満悦だった。
右に数字の5、左にニコニコマークがラインストーンでアップリケ?されている。
靴ひもは、幅広のグログランリボン。すごくねこ吉好みの靴です。
ねこ吉の足は小さいので、1cmの上げ底をし、敷皮を敷き、いろいろ工夫して履いている。
まさにシークレットブーツです。
(右側、キラキラ、ナンバー「5」)
やっと離れるかと思ったら、「奥さん、その髪綺麗やねぇ。染めてるの?」と聞いて来た。
今度は頭の事を聞くか・・・。「あしや染め」だぞ。知らんのか!
グレー、黒、茶が混ざって、三毛猫頭とも言われてるけどね。
ねこ吉もまだ時間があるし、見ず知らずの人なのに、こんなにあけすけに聞いてくる人は初めてだったので、内心興味もあった。
「頭はグレーのカラーリンスです。」と答えてやった。
「カラーリンス?それ美容院でするの?」(まだ聞くか!)
「いいえ、風呂場で自分で染めてます。」
「いや~、奥さんよく似合ってるよ。グレー好きなの?」
「はい、好きです。」
「コートもグレーやもんね。よく似合ってるわ。」
この会話は何処まで続くんやろ・・・。リュックも褒められた。だんだん身体がモゾモゾしてきた。
(左側、キラキラ、ニコニコマーク)
その人は今度、自分の髪のことを言い出した。
サンバイザー?から見えてる髪は一部薄茶色。セキセイインコ風。メイクもかなり派手。
さんざん褒められたら、その頭を褒め返さないとアカンのか・・・。
面倒臭っ!
ここまで来て、さすがにねこ吉も気がついた。
これは、この人の褒め殺し?そして、一種の暇つぶし。
さんざん色々な事を聞いて、気持ち悪いぐらい褒めて、「有難う、さよなら。」と本屋から出て行った。
一部始終をレジの人は聞いていたんじゃなかろうか・・・。
この人、常習犯?
「今日のカモは、この人やな。」って思われてたかも・・・。
いいように弄ばれた?
褒められて、一瞬喜んだねこ吉はバカだった。
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日曜日、娘に渡すものがあって、駅前で待ち合わせをしていた。
だいたい娘は、待ち合わせ時間に遅れて来る。
ねこ吉は、毎度待ち合わせ時間より早く出かける。
30分も早く出かけたので、本屋で雑誌を立ち読みしていた。
「奥さん、その靴、何処で買ったの?」と聞かれたのでふり向くと、今の季節に合わないサンバイザー?をかぶり、黒いコートを着て、派手なマフラーをし、スパッツを穿いた人だった。
年の頃なら、70代前半か?
普通のお婆さんには見えない。ねこ吉はこうゆう人を「モダンババア」と呼んでいる。(あくまでねこ吉の心の中で・・・。)
「は?この靴なら市場の中の靴屋さんで買いましたけど。」
ここには書かないけど、市場の場所も教えてあげた。
「奥さん、失礼やけど、いくらしたん?」(随分単刀直入に聞くねぇ。)
ねこ吉は親切だから嫌な顔もせずに、
「セールだったから5000円ぐらいでした。」と答えた。
「この間、そんな靴履いてる人に聞いたらネットで買ったと言ってたわ。私、ネットで買い物できないし・・・。」
ねこ吉は人が同じ物を買っても全然OKな人間なので、
「もう一足売ってましたよ。」と言ってやった。
以前、似たようなスニーカーを大丸で売ってた。ずいぶん高かったから、似た物を安く手に入れてねこ吉はご満悦だった。
右に数字の5、左にニコニコマークがラインストーンでアップリケ?されている。
靴ひもは、幅広のグログランリボン。すごくねこ吉好みの靴です。
ねこ吉の足は小さいので、1cmの上げ底をし、敷皮を敷き、いろいろ工夫して履いている。
まさにシークレットブーツです。
(右側、キラキラ、ナンバー「5」)
やっと離れるかと思ったら、「奥さん、その髪綺麗やねぇ。染めてるの?」と聞いて来た。
今度は頭の事を聞くか・・・。「あしや染め」だぞ。知らんのか!
グレー、黒、茶が混ざって、三毛猫頭とも言われてるけどね。
ねこ吉もまだ時間があるし、見ず知らずの人なのに、こんなにあけすけに聞いてくる人は初めてだったので、内心興味もあった。
「頭はグレーのカラーリンスです。」と答えてやった。
「カラーリンス?それ美容院でするの?」(まだ聞くか!)
「いいえ、風呂場で自分で染めてます。」
「いや~、奥さんよく似合ってるよ。グレー好きなの?」
「はい、好きです。」
「コートもグレーやもんね。よく似合ってるわ。」
この会話は何処まで続くんやろ・・・。リュックも褒められた。だんだん身体がモゾモゾしてきた。
(左側、キラキラ、ニコニコマーク)
その人は今度、自分の髪のことを言い出した。
サンバイザー?から見えてる髪は一部薄茶色。セキセイインコ風。メイクもかなり派手。
さんざん褒められたら、その頭を褒め返さないとアカンのか・・・。
面倒臭っ!
ここまで来て、さすがにねこ吉も気がついた。
これは、この人の褒め殺し?そして、一種の暇つぶし。
さんざん色々な事を聞いて、気持ち悪いぐらい褒めて、「有難う、さよなら。」と本屋から出て行った。
一部始終をレジの人は聞いていたんじゃなかろうか・・・。
この人、常習犯?
「今日のカモは、この人やな。」って思われてたかも・・・。
いいように弄ばれた?
褒められて、一瞬喜んだねこ吉はバカだった。
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