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上の写真は、尼崎の大覚寺の昆布だるまです。ケースを開けると昆布の香りがプーンとします。
例年なら、2月3日にお寺に行って古い昆布だるまを奉納。
新しい物を買い求めてくる。
そして、すぐ近くの善通寺に行って甘酒を頂き、あわよくば大根の炊いたものを頂きフゥーフゥー言いながら食べ、たぬ吉実家のお寺の大本山「本興寺」にお参りして、尼崎の商店街でランチをして、激安スーパーで食材を買って、阪神電車に乗って帰るというのが例年のパターン。
今年はオミクロン株のあまりの感染拡大に恐れをなしてねこ吉は、大覚寺に電話して昆布だるまを取り置きしてもらえるか聞いた。
快く承諾してもらえたので、友引の本日取りに行ってきた。
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駅から大覚寺までの通り道。
紅梅が咲いてます。
いつも、メジロが飛び交って、通りすがりの人が、「あ、ウグイスや!」と言い、
「違います、メジロですよ。」と訂正するのも、最近面倒になったので、ねこ吉は黙って通り過ぎる。
今日は、メジロは飛んでいなかった。
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(大覚寺)
例年なら、右側の舞台で身振り狂言が上演される。
境内にはねこ吉一人。こんなひっそりした大覚寺は初めてだ。
本堂の裏の社務所で、昆布だるまを受け取った。
今年もそこそこ人出は多かったらしいけど、豆まきは中止。
若いお坊さんは、「来年は豆まきをしたいですわ。」と言っていた。
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本興寺にお参りして駅に向かう。
尼崎に来て、商店街にも寄らずに帰るなんて初めてだ。
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電車を待っていたら、向かいのホームに派手な電車がやって来た。
空腹を抱えたまま電車に乗った。
来年こそ、身振り狂言も、豆まきも、大根炊きも、甘酒も復活してますように。
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帰り道には気の早いスミレが咲いていた。
昨年のブログ→「今日も節分」
一昨年のブログ→「恒例、大覚寺節分」
一昨年、節分に来たときは、ダイヤモンドプリンセス号で発生したコロナウイルスは、まだ遠い存在だったような気がする。
ウイルスは変化し続け、世界中に蔓延し、感染者は爆発的に増え・・・。
いつ治まるんだろう。まさかこんな事になるなんて、誰も思わなかっただろう。