「田毎」で蕎麦寿司を食べ、友人の行く額装屋さんについて行き、その後針の老舗「みすや針」に連れて行ってもらった。
京都特有の路地の奥、中庭の先にお店があった。
かなりの年のおじいさんが店番をしていた。
きっと、和裁、洋裁、針のことなら何でも知ってそう。
ねこ吉は、ロクな針を持っていないので、この際まつり縫い用の針を買って帰ることにした。
おじいさんが「三の四」がいいというので購入。
可愛い猫のまち針がたくさんあったので、黒猫のを一本買った。
おじいさんが、「手作りだから、みんな顔が違うよ。よく見て決めて。」と言われた。
そばに虫眼鏡が置いてあった。
「この子に決めた!」
上目遣いで、何か言いたげで・・・、。
おじいさんに、「飾りのまち針やから、使ったらあきまへんで。」と念を押された。
黒猫さん、今日からねこ吉の裁縫箱の針山暮しだよ。
散らかっててごめんね。
仲間と離れて寂しいかな?
京都暮らしが、神戸暮らしになったね。
名前は、「ジジ」に決めたよ。
魔女の宅急便の猫の似てるから・・・。
追記
針山に刺さってる薔薇と葉っぱは、以前友人がプレゼントしてくれたものです。