ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

「80歳の壁」和田秀樹著

2022-08-09 16:34:23 | 

前回お知らせしたとおり、

「80歳の壁」和田秀樹著 幻冬舎新書

を読んでみました。

「70歳の正解」に比べると、やはりというか、人生の終焉に向けての記述が多い気がします。

特に病気についての記述が多い。

でも、基本的なことは同じです。

老いを受け入れ、我慢せずしたいことをして楽しく生きる、それに尽きるようです。

歳を取れば大抵の人にガンが見つかるので、80歳を超えたら健康診断はしなくてもよい、

たとえガンが見つかったとしても、進行は遅いので治療の必要はない、とか、

コレステロール値が高いほどガンになりにくいので、小太りの人の方が長生きする、とか、

糖尿病の人の方が実はアルツハイマーになりにくい(糖尿病の薬がアルツハイマーを促進する)とか、

認知症の進行を遅らせる最良の方法は、早期発見ではなく、頭を使ったり体を動かし続けることで、

したいことをすると脳は喜び若返るのだとか、

前頭葉は、80歳からでも鍛えることができ、新たな能力の獲得だって可能だとか、

認知症になったからといって何もできなくなるわけではなく、一人暮らしだってできるのだとか・・

高齢になれば何かしらの病気はあるものですが、著者はこう言います。

「おびえたって、避けたって、なるときにはなる。ならば、そのリスクにおびえて世界を小さくして生きるよりは、悠然と自分のしたいことをして日々を過ごす。そして、本当にそうなってしまったら「ああ、きたか」と腹をくくって対処する」

それが、明日死んでも後悔しない人生の時間の過ごし方だと言います。

そして、

「人間はしぶとくたくましい!」

「人間は思っていた以上に強い!」

と著者は言い切ります。

希望の持てる言葉ですね。

この本全体がとてもポジティブで、とにかく読んでいて元気になれる本です。

私も来るべき80歳を今から楽しみにしよう・・と思い始めました。

「人間は思っていた以上に強い!」

いい言葉です!

 

コメント
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