ついに熱を出しまして昨日からダウンしてました。まだ熱は下がってません。
もしかするとコロナかもしれない。38℃台の熱が出たり引っ込んだり。低いときは37℃くらいまで下がるけどまた39℃近くまで上がる。
病気には耐性があるので大丈夫。こういう時はあきらめて寝てるしかない。
ついでに、映画を何本か見ました。
「メタモルフォーゼの縁側」(狩山俊輔監督 2022年)
日本の漫画が原作です。
主演が芦田愛菜と宮本信子なので、観てみました。
見終えてほっこりする映画です。
が、
邦画ってなんでこんなに間延びしてるんだろうか。
ハリウッドのバリバリアクションや展開の速いストーリーを見慣れていると、まだるっこしくてしょうがない。
ともかく、
これは、BL(ボーイズラブ)漫画にハマった75歳(宮本信子)と17歳(芦田愛菜)の物語です。
ある日、本屋の店頭で表紙に惹かれて漫画本を手にとった75歳の雪は、本屋でバイトをしていた高校生のうららにBL漫画について教えてもらい、やがてうららは雪の家に足しげく通うようになります。
雪は夫を亡くして一人暮らし。うららは地味で人付き合いの苦手な高校生。
この二人がBLで意気投合し、ついに、うららの描いた漫画をコミケに出品することになる、
というのが主なストーリーで、
他には、うららの幼馴染とか雪が教えている書道教室の生徒が出ているだけ。
何より、75歳と17歳が友達になる、というのが珍しいのでしょう。
また、75歳が漫画にハマるというのも珍しいのでしょう。
でもね、
私も雪とほぼ同じ年齢なのですが、私と同世代の友人たちは、こんなにお婆さんじゃないよ。
もっとアクティブだし、もっと前向きに生きている人たちが大半です。
漫画だってドンドン読むし、若い人たちとも付き合ってるし。
バリバリ現役で仕事している人たちもいます。
娘と同居するために引越すなんてこと、私の友人たちの誰一人として選択しないと思う。
まあ、世の中にはそういう人達もいるのでしょうけれど。
これって、世間一般のステレオタイプの年寄像じゃないの、と思ってかなりがっかりした。
つまり、エイジズムですね。
75歳がBLにハマることがそんなに珍しいのか?
75歳と17歳が友達になることがそんなに珍しいのか?
まあ、私が目くじら立てることではないのですが。
「きのう何食べた?」の時も書きましたが、ゲイに対する見方(シロさんの両親の受け止め方)がこの程度なのかと心底がっかりしたように、
いろんな意味で、日本はまだまだ遅れているなあ、
と、こういう映画を見るたびに思います。
たぶん、漫画の原作者は若い人なのでしょう。
身近に年寄がいないのでしょう。
あるいはステレオタイプの年寄しか見てないのでしょう。
ま、ここでブツクサ言ってもしょうがないけどね。
熱が下がらないので、抗原検査キットをAmazonで取り寄せ、今待っているところです。
喉も痛くなってきたし、いよいよ病は佳境に入ったかも・・