昨日は恒例の国立天文台三鷹キャンパスの定例観望会に参加してきました。
友人と一緒に応募して、私は落選だったのですが、友人が当選したので参加できました。
今回のテーマは「アンドロメダ銀河(M31 )」です。
アンドロメダ銀河は、太陽系がある天の川銀河のすぐ隣の銀河で、天の川銀河から一番近くて250万光年先にあります。
一番近くが250万光年て、宇宙はどれだけ広いんだって思いますよね。
観望会では、まず最初にレクチャーがあります。
今回もアンドロメダ銀河についてのレクチャー。
ハッブル宇宙望遠鏡で有名なエドウィン・ハッブルが、宇宙に存在する銀河を形状により分類した表があって、音叉の形をしているので、「ハッブルの音叉図」と呼ばれているそうです。
その中で、我らが天の川銀河は棒渦巻き銀河、アンドロメダ銀河は渦巻き銀河と呼ばれています。
そして、数十億年後に天の川銀河とアンドロメダ銀河が衝突する、ということもわかってきたそうです。
まあ、その頃には人類はもちろん地球自体も存続していないでしょうけれど、
それでも、銀河の衝突という一大イベントは見てみたい気がします。
銀河の衝突のシミュレーション動画を見せてくれましたが、なかなか衝撃的な映像で、宇宙ってこういうイベントが度々起きているのだなあと思いました。
それから、いつもの50センチ望遠鏡のところに移動して、アンドロメダ銀河を肉眼で探そうということになったのですが、残念ながら雲がかかっていて、アンドロメダ銀河を見つける指標になるペガススの四辺形すら見えません。
でも、望遠鏡で捉えた銀河の様子はモニターに映し出され、よく見ると銀河の腕もうっすらと見えました。
(アンドロメダ銀河・右の方にうっすらと腕が見える)
肉眼でよく見えたのは木星、土星といった惑星たちで、その映像もモニターで見せてくれました。
木星の縞模様やガリレオ衛星とよばれる4つの衛星(ガニメデ、エウロパ、イオ、カリスト)、そして土星の環もくっきりみえました。
(土星)
土星の環は時期によっては、斜めに見えたり全然見えなかったりするそうです。
土星は小さなUFOみたいでとてもかわいかったです。
というわけで、
アンドロメダ銀河は肉眼では見えなかったけれど、モニターで見たのもリアルタイムのアンドロメダ銀河なので、大満足の観望会でした。
12月も当選するといいなあ~
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