越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa

世界と日本のボーダー文化

The Border Culture of the World and Japan

特別シンポジウム  都市と文学--「マイナー文学」の表現をめぐって

2010年01月17日 | 小説
明大大学院文学研究科 特別シンポジウム
都市と文学--「マイナー文学」の表現をめぐって

日時:2009年1月22日(金)午後6時分~8時40分 
明大駿河台キャンパス、リバティタワー19階 119HI教室
               (予約不要、入場自由)

司会:越川芳明(明大教授、アメリカ文学)
講師:斉藤修三(青山短大教授、アメリカ文学)「ディフラシスモの街--East LAとチカーノ」
   久野量一(法政大准教授、ラテンアメリカ文学)「ガルシア=マルケスとバランキーリャ」
   浜崎桂子(立教大准教授、ドイツ文学)「もうひとつのベルリン―「飛び地」から
                            「首都」になった都市の片隅で」
パネリスト:中村俊彦(明大大学院博士後期、英文学)
      太田翼(明大大学院博士後期、日本文学)
      徳植隆真(明大大学院博士後期、ドイツ文学)
(概要)
 東京を日本の首都たらしめているのは、実はコリアンタウン新大久保に象徴されるような異文化の存在であり、日本文学を活気づけるのは、必ずしも日本語を母語としない人びとの創りだす、いわゆる「マイナー文学」だ。
 3名の講師には、都市(ロサンジェルス、コロンビアのバランキア、ベルリン)のバリオ(スラム地区)を創作の根っこに活躍している文学者の<越境>をめぐる「表現」について語っていただき、日本語とは何か、日本文学とは何かについて考えるきっかけにしたい。
 3名のパネリストには、それぞれの専門分野から、同様のタイトルに関して提言と質問をしていただく。