越川ゼミの小川史が故郷の熊本から買ってきてくれたいきなり団子を蒸して食べた。素朴な昭和の味。イケる。 pic.twitter.com/WVLX8nNEZx
12月20日(日)
今年度のチームの「解散式」のために、八幡山に行く。明スポの記者がカメラで全体写真を撮ってくれた。卒業していく4年生全員と一緒にカメラに収まる。その後、選手たちは、8チームに別れてのミニゲームをおこなったが、用事があり、そこで八幡山を後にした。
用事というのは、明治の女子ラクロス部の全国大会決勝戦が午後2時半から江戸川陸上競技場であるのだ。4年越川ゼミ(卒論)の松本理沙がラクロス部のキャプテンを務めていて決勝戦は見にきてほしいと頼まれていた。去年も、同じスタンドで明治女子ラクロス部の優勝を見守ったが、今年は去年よりも大差(10-4)で社会人チームを撃破し、ふたたび日本一に。しかも、去年と同様、松本理沙が最優秀選手賞に輝いた。ラクロス部は同好会である。恵まれない環境で、こうした成績を収めている。学生たちの自覚が高い。なんでも自分たちで話し合って決めているそうだ。
12月19日(土) 浦和駒場スタジアムに、インカレの決勝戦を見にいく。関西学院大と阪南大学、関西同士の戦い。
試合は一方的だった。関学が前半に4点を入れて、そのままゲームをコントロールして、逃げ切った。関学のFW呉屋選手は、イエロー2枚の累積で出場しなかったが、この結果である。選手たちの連携がうまくいって、ゴールに迫ったときの数人で交わすパスの精度が高い。神川明彦総監督いはく、「攻撃が熟成している」。これは明治が見習うことができるのではないか、と素人ながら思った。
夜には、新宿で、神川明彦総監督の送別会を明大サッカー部のスタッフやOB会幹部が催す。20年以上、明大サッカー部のコーチや監督として、いまの常勝明大サッカー部の基礎を築いた恩人だが、2016年からJ3のグルージャ盛岡の監督に就任することになった。2004年に監督に就任して以来、2013年までの10年間に、インカレ優勝1回(2010)。準優勝1回(2011)。3位1回(2006)。関東リーグ優勝2回(2007,2010)、準優勝2回(2011,2012)、3位4回(2004,2006,2009,2013)と素晴らしい戦績を残す。つねに上位を争うチームを作り上げた。2015年には、韓国で開会されてユニバーシアード日本代表の監督にも選ばれた。盛岡での活躍がおおいに期待されるところである。
12月16日(水)
いよいよ全日本大学選手権の始まり。すでに、明治は2回戦(1回戦はシード)で、中京大を3−0で破り、準々決勝も、順天堂大との3-3の死闘をPK戦で勝ち抜き、きょうの準決勝に齣を進めた。場所は、大宮アルディージャのホーム、大宮ナック5スタジアム。とてもきれいなサッカースタジアムだ。
相手は、夏の総理大臣杯決勝で、苦杯をなめさせられた関西学院大学。FWの呉屋という全日本大学代表選手がいる強敵である。
控え室のホワイトボードにも、「リベンジ」「やるべきことをやる」の文字が踊る。
試合は、前半開始直後に1点、さらに20分すぎに、注意していた呉屋選手に入れられて、いきなり重たいハンディを背負う。しかし、そんな逆境に力を発揮するのが今年の明治の特徴。25分すぎに、キャプテン和泉竜司(政経4)から逆サイドの裏についた室屋成(政経3)にロングパスが出て、そのまま室屋がゴール近くまでドリブルで運び、見事な左足のシュートを決め、1点差に。これで勢いづいた明治は、その10分後にも、今度は和泉がゴールを決めて同点に。その後も、柴戸海(政経2)や藤本佳希(文4)の惜しいシュートがあったが、追加点は奪えずに、ハーフタイムに突入。前半の初めは関学のペース、後半は明治のペースだった。
後半に入り、先に3点目を取ったほうが有利に試合を進めることができるはずだが、関学がカウンターから6分に呉屋にゴールを決め、またもや明治は追う展開に。藤本や和泉がシュートを放つも、GKやディフェンスに弾かれて、同点ゴールはならず。栗田監督は、16分すぎに瀬川祐輔(政経4)に代えて、河面旺成(政経3)を投入。30分すぎには、道渕諒平(農3)に代えて金原唯斗(農2)、差波優人(商4)に代えて土居柊太(政経2)を投入。打開をはかる。必死に攻めつづけるも、ゴールは遠い。逆に、アディショナルタイムに、だめ押しのゴールを決められて万事休す。
こうして振り返って見ると、この試合では、全体的に心身のコンディションがよくなかったような気がする。それは、前半と後半の直後に失点を喫したところに見られる。でも、それは後づけの部外者の感想で、選手たちは精一杯の戦いをしたのである。順大戦で、余計なパワーを使いすぎたのかもしれない。 明治は「堅守」が持ち味である。順大の攻撃が素晴らしかったとはいえ、3失点したところで、すでにほころびが出始めていたのかもしれない。