越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa

世界と日本のボーダー文化

The Border Culture of the World and Japan

10月30日(金)のつぶやき

2015年10月31日 | サッカー部長日記

ロベルト・コッシーのキューバ紀行(15)おしゃべりと議論 goo.gl/lr8f9h


昨日のU22オリンピック代表候補の鳥栖との練習試合で守屋成(明大3年)右サイドバックで先発出場。試合は7-0で快勝。ハリルも喜ぶ。明日中大戦が楽しみ pic.twitter.com/EaCobLBLYZ


【12/2 Wed】
越川芳明×曽我部恵一
「レコードを聴きながら」
スティーヴ・エリクソン『きみを夢みて』(ちくま文庫)刊行記念
bookandbeer.com/event/20151202…
音楽を流しながら語らう冬の夜。まずは耳から、エリクソンの世界の入り口へ、足を踏み入れてみませんか。

越川芳明(ロベルト・コッシー)さんがリツイート | 4 RT

ロベルト・コッシーのキューバ紀行(15)おしゃべりと議論 goo.gl/lr8f9h

2 件 リツイートされました

中大は後期まだゼロ勝で最下位。とはいえ、中大には、前期2-3で負けているから油断禁物。まず失点をゼロに抑えて、確実に勝ちたい。首位の早稲田に置いていかれないためにも。
twitter.com/meidaisoccer/s…


ロベルト・コッシーのキューバ紀行(16)年末は、アフロの儀式の連続 goo.gl/MAev6x



ロベルト・コッシーのサッカー部長日記(30)

2015年10月30日 | サッカー部長日記

10月25日(日)  

朝から、からっ風が吹きまくる。今年のからっ風1号とのこと。  

茨城県古河市サッカー場。風は手前から奥のほうへ吹いているが、ときおり向きが変わり、やっている選手は大変だ。ピッチもでこぼこで、ボールがイレギュラーに動く。  

明治はこのグランドとの相性がよく、去年は2回ここでやって2回とも勝利している。はてして、きょうは・・・?  

きょうの相手は、ライバル校の流通経済大学。つねに接戦になる。今年は、前期に一度やって1-1で引き分けている。8月の総理大臣杯の準決勝では、やはり1-1で、PK戦にもつれ込み辛うじて勝利している。 

さて、前半は明治ペースで進み、26分に正面でボールをもった差波優人(商4)がドリブルからDFの裏をとった和泉竜司(政経4)と藤本佳希(文4)にパス。和泉はダミーのかたちになり、藤本がボールを受けて、相手選手にユニフォームを引っ張られながらも、右足を振り切りシュート。それがうまくゴールネットを揺らし、待望の先取点をゲット。  

その後35分にも、うまく裏をとった和泉がキーパーをかわして、もう少しでシュートという瞬間があったが、流経大ディフェンスの必死のスライディングでボールをはじき、惜しくもゴールはならず。  

流経大も明治サイドに押し込んでは何度もコーナーキックを奪い、風を利してゴールを狙うが、明大は必死のクリアでゴールラインを割らせない。  

ハーフタイムでは、三浦ヘッドコーチから相手の長所を消して、自分たちの長所を出すプレーに専念するよう指示がくだる。栗田監督からは、ピッチコンディションの悪さ、風による不可抗力を考慮して、やすやすとセンタリングをあげさせないよう、出所を押さえておくよう、指示がある。  

しかし後半は流経大のペース。一刻も早く同点に追いつきたい流経大は、前かかりになり攻めてくる。後半12分、22分、35分に次々と選手を交替させて、挽回をはかる。後半18分と21分に表面やや左からのFKを得るが、明治はそれに耐える。  

山越康平(法4)や小出悠太(政経3)をはじめとするDF陣のがんばりが90分間つづき、全員守備の鉄則を守り、流経大の攻撃を抑えきり1-0で勝利。得点こそ少なかったが、非常に見応えのある試合だった。  

この試合のMVPには前節につづき、藤本が選ばれた。このところ藤本は絶好調でようやく今シーズン2桁得点に到達。つぎの中大戦では、複数得点を期待したい。  

試合の実況:明大スポーツhttp://www.meispo.net/news.php?news_id=9032


ロベルト・コッシーのキューバ紀行(16)年末は、アフロの儀式の連続

2015年10月30日 | キューバ紀行

(写真)ボベダ・エスピルアル(聖水のコップ)

年末は、アフロの儀式の連続

  キューバのハバナに来てまだ2週間だが、年末は儀式がそこかしこで行なわれている。

 儀式といっても、キリスト教みたいにどこか決まった教会や礼拝堂でやるわけではない。民家の中でプライベートにおこなうので、つてがないと入れない。

 私が泊まっているのは、ニューヨーク・シティのロア・イースト・サイドみたいに、道路はごみだらけで人でごった返すハバナの下町。

 私のために「オルーラの手」という入門式をおこなってくれた司祭(ババラォ)は、二十歳ちかく年下だが、私の「パドリーノ(代理父)」である。

 そのパドリーノのパートナー(妻というと語弊がある。正式な結婚をしていないからだ)が民宿を経営して、そこが私の定宿になっている。

 だから、まるで私塾に寝泊まりしているようなもので、分からないところがあれば、すぐに師匠に訊くことができる。家で儀式があるときは身近で見ることができる。

 夜遅くハバナに到着した日に予約もなしに訪ねていき、泊めてもらった。お土産アディダスのスニーカーを渡して談笑していると、師匠が言った。

 「あさって、入門式がある。三日目のイファ占いだけど」

 ということは、きょう動物の生贄の儀式をおこなっていたわけだ。何を屠ったのか訊くと−−−−

 「雄鶏を8羽」という返事だった。

 12月4日(土)が聖女バルバラの祝日であることもあり、その週末には行事が相ついだ。

 カトリック教会の聖女バルバラはアフリカの小さな神様(オリチャ)の一人で、雷・火・太鼓などを司る「チャンゴ」と習合している。守護霊が「チャンゴ」である師匠の腹違いの妹の家で、夜遅くまでチャンゴに捧げるフィエスタがあった。

 そこは対岸の街レグラやカサブランカへ向かうフェリの渡しがあるハバナ湾のちかくにある集合住宅。それは、黒木和夫監督の映画『キューバの恋人』(1969年)の中で、若いハンサムボーイの津川雅彦がハバナの街で引っかけた(と思った)女性を訪ねていくアパートによく似ていた。四階にある部屋の入口に立っていると、満艦飾の洗濯物が干してある中央の吹き抜けの部分を、テレビの音や、誰かが人を呼ぶ声などにまじって、どこか下のほうの部屋で行なわれている太鼓(タンボール)の儀式の音や歌声が、まるで火山の噴火のように勢いよく下から突きあげてくる。

 実は、夕方、その近所でチャンゴに捧げる太鼓儀式があった。くだんの家に行ってみると、演奏はバタと呼ばれるサンテリアの太鼓ではなく、箱型の打楽器カホンと、ギラと鉦だった。キューバ東部のやり方だという。

 玄関から入った突きあたりの壁に、死者の霊に捧げる聖水「ボベダ・エスピツアル」が飾られていた。小さなテーブルの奥の方に、赤い服をまとった黒人人形が鎮座しており、葉巻が添えられている。面白いのは、宗教的な混淆をしめすかのように、中央の聖水の入ったコップの中には、磔のイエスの十字架が入っている。その他のコップにはバラの花が入っていた。中央の大きな花瓶には、薄いピンク色のグラジオラス、花弁の小さなひまわり、香りのよい白い花アスセナ、緑色のアルバカ、紅色のバラなど、色とりどりの花が飾られていた。壁に飾られたアレカと呼ばれる扇状の葉や、セドルの小枝と葉が鮮やかな緑の森を演出していた。彼らは都会の狭苦しい部屋を広大な緑の野原や森に変える創意工夫の名人である。

 翌日の夕方には「死者の霊に捧げるカホン」という憑依儀式があり、カホンや鉦の音、ラム酒や葉巻に誘発されて、神がかりになる人が続出した。

 儀式の最後のほうで、儀式をとりしきっていた司祭(サンテロ)自身が死者の霊に取り憑かれて、いきなり私を中央に引きずりだして、皆が取り囲むなかで、私のめがねを乱暴にはずし、死者の霊の口伝をほどこした。

 死者の霊が私に対して、現在の仕事のほかにもう一つ仕事をやっているのか、と訊く。私が小さい声でやっていると応じると、現在か将来においてそうとう金が儲かるという、うれしいお告げだった。そのためにも、亡くなった祖父のために、花やろうそくや線香を捧げる必要がある、と司祭は付け加えた。

 翌日には、私が泊まっている民宿の居間で、ある女性の依頼で、師匠が女性の娘の守護霊であるオチュン(愛や出産や黄金を司る神様)に動物の血を捧げる儀式をおこなった。女性の娘はスペインに住んでいるので、母親が代わりに依頼にきたのだ。師匠の若い息子も司祭として参加して、彼らは部屋の一角にゴザを敷き、イファの占いをおこなってから、雄鶏3羽と雌鳥1羽を生贄にした。それらの血をオチュン(黄色い容器)に捧げ、その後、その上に大皿を乗せ、カカリヤと呼ばれる白い石灰粉をまぶしたパンを添え、ろうそくを灯して1週間ほどオチュンに祈りを捧げるのである。

 その日の夕方には、小1時間ほどバスに揺られてマリアナオ地区に行き、やはり守護霊がオチュンである若い女性のために、ごみで汚れた川のそばで雌鳥の血をオチュンに捧げる儀式をおこなった。生贄にした雌鳥はそのままどぶ川に流した。

 これがほぼ一週間の出来事である。

 はたして、あの「死者の霊に捧げるカホン」の夜に、司祭が死者の霊に代わって私に語ってくれたことは、真実なのだろうか。

 キューバにはこういう諺がある。「真実は、嘘つきが語ったものでも、なんとも信じがたいものだ」と。

 真実とか嘘とか、そうした二分法の思考にとらわれると、ハムレットのように解決策のない泥沼におちこむ。私は真実であれ嘘であれ、ともかく司祭の有り難い言葉を信じることにした。

 

(「死者のいる風景——−ハバナの12月」『ミて 詩と批評』第117号、2011月冬)


ロベルト・コッシーのキューバ紀行(15)おしゃべりと議論

2015年10月30日 | キューバ紀行

(写真)中央公園の「ホットコーナー」。野球狂たちの議論風景

おしゃべりと議論

  キューバ人は、おしゃべりが大好きだ。

 おしゃべりというより、あるテーマについての議論と言ったほうがいいかもしれない。

 別にあらたまった会議の席ではない。ごくありふれた日常生活のひとときに、興味や信条を共にする者たちが、三、四人以上集まると、この手の議論が始まる。

 内容は政治やスポーツ、芸術、宗教、コンピュータのこと、なんでもござれだが、あちこち別の分野に飛んだりしない。ひとつのテーマについて、休みなく二、三時間やりつづける。

 自分の主張を、声の大きさやセンチメンタルな泣き言ではなく、深い蘊蓄(うんちく)を傾けるながら訴える。

 日本では初等教育から高等教育まで、「ディベート(討論)」という科目がないため、こうした論理的な思考の訓練はおこなわれない。

 そのため、一般的に言って、日本人は情緒に訴えることは得意でも、議論は苦手だ。しかも、日本文化の中には理路整然としたモノの言い方を嫌う風潮がある。論理的な思考に付いていけない者は、それを「屁理屈」や、世間知らずの「学者の物言い」として退けがちだ。往々にしてそうした非理知主義は国粋主義的な思想に結びつきやすい。愛国主義に理由や理屈など、いらないからだ。

 それに対して、キューバ人は理屈が好きだ。たとえば、一九五九年にキューバ革命に成し遂げた革命軍の指導者、フィデル・カストロは、ハバナの革命広場に集まった群衆の前で、数時間に及ぶ演説をおこなったという。

 十九世紀末のスペインからの独立の際に、アメリカに介入を許し、二十世紀はアメリカの属国としての位置を余儀なくされた。アメリカの大企業が進出し、経済的には潤ったが、貧富の差、人種差別、女性差別、教育の不均衡など、癒しがたい社会問題を抱えていた。それを正すための革命だった。そうカストロは革命の意義と正当性を訴えた。

 政治家の演説として、その長さは有名で、党大会で10時間にも及ぶ演説をおこなったり、国連でもダントツの長演説をおこなっている。

 キューバの集会で原稿を見ないで演説するカストロも偉いが、ずっと立ったままで聴いている市民はもっと偉い。よくも飽きずに聴いていられるものだ。

 カストロが議論を得意とするのは、驚くに値いしない。大学時代に法律を学び、弁護士をめざしたカストロは、一九五三年にモンカダ砦(サンティアゴの国軍基地)襲撃に失敗して逮捕されたとき、法廷で、弁護士として自分自身の弁護をおこない、無罪を勝ち取っている。論理立てて議論を進めるだけでなく、必ず歴史的事実と統計的数字を持ち出す、その頭脳の明晰さと記憶力のよさには舌を巻く。

 だが、それはひとりカストロだけの能力ではなさそうだ。

 ハバナの中央公園に行けば、「エスキーナ・カリエンテ(ホットコーナー)」と呼ばれる一角で、プロ野球に関して何時間も口角泡を飛ばして議論している人たちがいる。さながら野球百科事典のような人たちが、持っている知識を最大限に活用して、互いに反対意見の人を論破しようとする。

 だから、キューバ人と議論するには、よほどの勇気と準備がいる。

 キューバとの国交を回復したアメリカの外交官たちは、そのことを思い知るだろう。


10月26日(月)のつぶやき

2015年10月27日 | サッカー部長日記

関東大学サッカー連盟の順位表をみると、慶応と同じ勝点34だが、得失点差が慶応のほうが多く2位、明治は3位でした。すみません。ただ、首位の早稲田との勝点差3は、慶応も明治も同じ。慶応や明治が勝ち、早稲田が負ければ、勝点で並びます。



10月25日(日)のつぶやき

2015年10月26日 | サッカー部長日記

明大サッカー部、仇敵の流経大を1-0で完封。上州のからッ風吹きまくる古河(茨城県)サッカー場で。前半26分に、速攻からボランチ差波からの絶好のパスを受けたFD藤本が決めた虎の子の1点を守り切る。慶応と同率2位に浮上。



ロベルト・コッシーのサッカー部長日記(28)

2015年10月24日 | サッカー部長日記

 

(写真)きょうの最高の殊勲者(たち):選手の入場から最後まで、気合いの入った応援を繰り広げた。

10月17日(土)

舞台は西葛西の江戸川陸上競技場。マンションの多い、住宅地を歩くこと20分。去年の暮れ、明治の女子ラクロス部が社会人のチームを破って、全日本1のタイトルを獲得した縁起のよいところ。そのときは、私の3年ゼミでエースの松本理沙がMVPを獲得したのだった。

(写真)試合前のウォーミングアップ、向こうにマンション群

 首位の国士舘を撃破。きょうは、これに尽きる。前期は、内容で9割勝っていて、後半に1点とられて負けてしまった。きょうは内容だけでなく、結果もほしい。

 果たせるかな、明治は前半からつよいディフェンス意識を持って、攻撃的な守備を実行。現在、リーグ戦でダントツの得点王(17点)である松本孝平君(国士舘3年)を、山越康平(法4)や小出悠太(政経3)らDF陣が完璧マーク。自由にポストプレイをさせないし、シュートまで持っていかせない。和泉竜司(政経4)や藤本佳希(文4)のフォワード陣も高いところから、柴戸海(政経2)や差波優人(商4)らのMFの選手も献身的に守備に専心。

 前半8分、斜め右から瀬川祐輔(政経4)が低いロングシュートを放つ。左のポストの外側から内側に巻いて、キーパーの手の届かないスペースを狙った素晴らしいシュート。惜しくも左のポストに当たり、ゴールにはならなかったものの、相手の度肝を抜くには十分なパンチだった。後半のロスタイムには、国士舘がバックパスでキーパーに戻したボールを持ち前の俊足韋駄天で追いかけ、キーパーから奪い取り、無人のゴールにシュートを放つ。残念ながら、これも右のポストに当たり、ゴールはならず。

 試合後、瀬川は「(自分は)持ってない(笑)」と嘆いた。しかし、なんとか明治が2-1で試合を終わらせたい後半のアディショナルタイムに、長距離を走って相手の攻撃時間をつぶす、そうした気力と体力と走力こそ、私は「持っている!」と思った。

 きょうの試合で、瀬川は「偉大なる原石」(膝のリハビリ中の小谷光毅(政経4)の言葉)であることを実証した。彼は試合のたびに迫力を増している。12月のインカレ(全国大会)で、ブレークするに違いない。

 さて、試合は前半に明治が何度もチャンスを作り、シュートを放つも、相手GKのファインプレイもあり、ゴールが遠い。しかし、30分すぎに瀬川と室屋成(政経3)が右サイドから相手ディフェンスを崩し、室屋がゴールに接近。詰めていた藤本にパス。藤本がシュートを放ちバーに当たるも、さらに詰めていた和泉がみごとに先制点をゲット。後半開始直後にも、藤本から右を走る和泉へパス、さらに和泉からゴール正面の土居柊太(政経2)へパス、さらに土居はディフェンスを引きつけて、逆サイドに詰めていたノーマークの藤本にパス。藤本がこれを冷静に決めて2点目をゲット。

 ここまでは圧勝のペースだった。だが、その後は、国士舘も意地を見せて、たびたび明治のゴールマウスを襲う。後半15分に1点差になってから、20分に左コーナーキックから最大の危機が訪れる。差波がゴールライン上で2度、スーパーセーブ(ヘッディングと脚で)を見せ、相手にゴールラインを割らせなかった。

 負傷している高橋諒(文4)に代わり、左のサイドバックに入っている河面旺成(政経3)も、相手のヘディングで右目の下を打撲し、ベンチは交替要員を準備したが、気力を振り絞り最後までプレーした。

 総括すると、明治らしい泥臭い全員守備、華麗なサイド攻撃やカウンター攻撃がひかった試合であった。

 瀬川の最初のシュートが見られる開始直後の録画 ネットTV中継 https://www.youtube.com/watch?v=e10gH_C8dFY

 

 


10月23日(金)のつぶやき

2015年10月24日 | サッカー部長日記

ロベルト・コッシーのキューバ紀行(13)どうなるキューバの二重経済(その2収入編) goo.gl/Je66Pg


ロベルト・コッシーのキューバ紀行(14)どうなるキューバの二重経済(その3収入編) goo.gl/0KVAsb

1 件 リツイートされました


ロベルト・コッシーのキューバ紀行(14)どうなるキューバの二重経済(その3収入編)

2015年10月23日 | サッカー部長日記

(写真)建築家アマウリの家族

どうなる二重経済(その3 収入編)  

「もぐり」とは違う正式な業種を紹介しておこう。  

私の司祭仲間のアマウリ(40歳)は、私とはすでに6年の付き合いになるが、最近、建築関係の個人企業を興した。東部グランマ州のカンペチェ出身で、大学では建築学を学び、これまでずっと建築業界で働いてきたが、去年、仲間12人でキューバ初の「共同企業」を創設したという。だが、社長だけが取り分が多いシステムに嫌気がさして、今年になって独立したのだ。

いまは個人企業の社長である。古くなった建物の増改築や、水道管の設備など、いくつもの契約を抱えているという。契約ごとに従業員を雇い、給与や税金を払う。年度末にも、さらに税金の支払いが待っているというが、それでも取り分は、共同企業のときとり良いという。推測だが、キューバ人の平均給与の10倍近くあるかもしれない。

いま、アマウリの家の台所には電子レンジをはじめ、普通の家にはない電化製品が揃い始めている。社長とはいえ、彼はいつも夜遅くまで汗まみれになって働いている。2年半前には上司の女性に意地悪をされて、しばらく職を失っていた。だから、私には、いまの彼の人生はバラ色に映る。

夢は何か、と訊くと、できればダイハツの小型車が欲しい、と言う。中古でも、18,000兌換ペソ(約230万円)はする。それと、寝室にエアコンを取りつけたいし、もう一つ冷蔵庫を買いたい、と。あくまで堅実な男である。来年の春には、もう一人家族が増えそうだ。  

それから、もう一人、司祭仲間のカルロス(30歳)がいる。最近、医薬品の販売から不動産業に転職した。いまは、スペインに本拠地を持つキューバ人の社長のもとで、ハバナの代理店を任されている。ハバナの屋敷やアパートの売買、外国人観光客向けのルーム/ハウスのレンタル(日/月ごとの賃貸)の紹介などを手がけている。  

日曜日に師匠と一緒に訪ねていくと、顧客のファイルを片手に持ち、携帯電話で翌日のアポイントメントを取るのに忙しそうだった。物件はどのくらい扱っているのか、と私は尋ねて、その答えに一瞬自分の耳を疑った。彼が2千件と答えたからだ。  

そんなに多いの?と言うと、ノートパソコンを鞄から出して、こっちへ来てごらんと言う。会社のホームページに載っている物件を慣れた手つきで次々と紹介してくれた。レンタル物件は、日ごとで貸すという。ウィークリー契約はないが、マンスリー契約はあるという。これもネゴシオ(相談)に応じます、というわけだ。  

売り物件にせよ、レンタル物件にせよ、ホームページの物件には、それぞれ5から10点ぐらい室内や庭や玄関の写真が載っている。  

投資目的で買うヨーロッパ人も多いという。たとえば、カルロスの家の前には、サン・ラサロという大きな通りが走っているが、その通りを挟んだ向いにある、天井の高いコロニアル式建造物の二階の二つづきの部屋を最近、イタリア人が買い、リフォームを施したという。彼がいまそれを賃貸物件として宣伝している。ベランダに出てその物件とやらを見てみると、確かに外壁を塗り替えて、オシャレなベランダになっている。  

売り物件では、ハバナで安いのだと、7000兌換ペソ(90万円)からあるという。プラヤ地区で、風呂や台所付きのワンルームだ。私が一目で気に入ったのは、ゴージャスな石づくりの玄関があり、広い庭(というか畑にもなるし、牧場として家畜も飼える)が付いた大邸宅(敷地800m2 寝室4、浴室2)で、値段はなんと25,000兌換ペソ(323万円)。  

ただし、住所を見ると、ハバナ市のコトロ地区とある。地図で調べてみると、ハバナ市内からだいぶ遠い。グァナバコアの隣の地区だ。自動車がないと暮らせそうにない。  日本の不動産屋だと売り手と買い手から相当の手数料をとるが、と利益の話を持ち出すと、こちらでは、買い手から1パーセント、売り手から5パーセントの手数料をもらっている、とカルロスは教えてくれる。年度末には、税金を払わねばならないが、自分たちが手がけている売値(兌換ペソ)ではなく、キューバの公定地価(人民ペソ建て)を基準にしたものなので、大した額にはならない、という。  

キューバ人同士が売買する額より高い値段をつけて、外国人やキューバ人の資産家に売っているということだろう。  

カルロスは、以前、医薬品の販売をやっていた頃、カザフスタン駐在大使をしている父親を訪ねに、当地に旅したことがある。キューバでは、インテリ層に属するはずだ。天井の高い居間の壁には、メキシコで買ってきたという大きな液晶テレビがかかっている。ちょうどバイエルンミュンヘンの試合をライブで映していた(ただし、それは衛星放送ではなく、市民向けの国営放送)。

奥に改築した夫婦の寝室や浴室があり、その部屋にはエアコンがついていた。奥さんが妊娠中で、1歳の長女の弟がもうすぐ誕生する予定だ。  

カルロスに夢は何か、と訊くと、どの業種は分からないが、独立して自分の会社を興すことだ、と言う。

それから、トヨタのレクサスを!と言って笑った。有能なうえに、この若さで、しかもババラウォの精神性も備えている。その夢が叶うのも、そう遠いことではないのでは、と私は思った。  

註1 カルロスのオフィスのホームページ。Casascubanas: www.casascubanas.com

(写真)カルロスの家族

 


ロベルト・コッシーのキューバ紀行(13)どうなるキューバの二重経済(その2収入編)

2015年10月23日 | キューバ紀行

(写真)自転車タクシー、ハバナ旧市街

どうなる二重経済(その2 収入編)

キューバ人の友人たちは、配給物資だけでは足りないと言う。だから、人民ペソや兌換ペソを使って不足している品物を買い足して、いろいろとやり繰りをしている。  

だが、月給だけではきついはずだ。キューバ市民の平均的な月給は、500人民ペソ(2,580円)ぐらいだという。先の一覧表に挙げた商品を手に入れるには、どう見ても圧倒的にお金が足らない。きっと何かほかに収入源があるに違いない。  

2013年の冬あたりから個人ビジネスが目立ってきた。表立って目にするのはパラドールと呼ばれる食堂や立ち食いのカフェテリア、音楽や映画をコピーしたCDやDVDの店、床屋、黒人宗教グッズの店だった。  

2015年の夏は、さらに業種が増えていた。ハバナの街は、役所に登録して正式にやるにせよ、もぐりでやるにせよ、これまで抑えつけられてきた商売への意欲に満ちている。一気にビジネスチャンス到来というわけだ。  

商売はスペイン語で「ネゴシオ」と言うが、誰もが「ネゴシオ」の方法を模索している。もちろん、女性も例外ではない。むしろ、女性のほうが熱心かもしれない。  女性の商売と言えば、伝統的に外国人観光客相手の民宿や、カフェテリア、小さい食堂の経営などだが、いまではサンダルや靴、女性服やアクセサリーの仕入れと販売、マニキュア師やペディキュア師、美容師、美容植毛師など、それぞれの能力や資金に応じてやるようになっている。  

実入りも税金も高い民宿経営と違って、これらの女性ビジネスは、「もぐり」のほうが多いかもしれない。資金も少なく、収入も一件につき、2~5兌換ペソ(258~645円)と比較的少額だから。面白いのは、長髪の女性が自分の髪を切ってもらい、それを美容師に売る手もあるということだ。美容師が美容植毛のために使っている外国産の髪は化学繊維なので、本物が好まれるという。  

もちろん、元手のない女性にとって古典的な商売と言えば、売春だ。ヒネテラと呼ばれる売春婦は、プロも素人もいるが、観光客相手に20兌換ペソ(2,580円)が相場だという。こちらは外国人向けのホテルの入口にたむろして声をかけられるのを待つか、ナイトクラブで挑発したり誘惑したりする。  

だいぶ昔のことだが、イギリス作家のグレアム・グリーンは1957年から1966年まで6度もキューバに滞在したという。なぜそれほどキューバに引きつけられたのか? という質問に、グリーンはこう率直に答えている。

「淫売屋だよ。わたしは淫売屋に行くのが好きだった。好きなだけ麻薬を、好きなだけ何でも手に入れられるという考えが好きだったのだ」(1)  

一方、1979年にアメリカに亡命したキューバ作家は、革命後のハバナを次のように称する。

「かつて観光客や娼婦たちはハバナのことをカリブのパリと呼んでいたのに、もはやそうは見えない。今はむしろ、テグシガルパやサンサルバドルやマナグアといった中米の国の首都、生気のない低開発の都市のひとつのようだ」(2)  

(写真)ハバナ旧市街の花屋

男性の場合、伝統的に50年代のアメリカ車を所有してタクシーの運転手や、自動車やパンクの修理、盗んだ商品(ラム酒や葉巻)の転売、街を歩いての野菜や果物やパンなどの「物売り」などが多かったが、いまは、Wi-Fiカードの転売、コピーした海賊版DVDやCDの販売、白タクなど、こちらも能力と資金に応じてやっている。Wi-Fiカードの転売の場合、1枚につき1兌換ペソ(129円)上乗せして客に売る。または、客を大勢集めて、ひとりにつき1兌換ペソずつ徴収して、同じカードのIDとパスワードで一斉に有効時間いっぱいネットサーフィンさせる新手の商売も現われた。もちろん、これは違法であるが、人間はいろいろなことを思いつくものだ。  

ハバナでも、サンティアゴでも、物売りが住宅街にやってくる。スーパーやコンビニが発達したおかげで、日本ではずっと昔に姿を消してしまった風物であるが、私の子供の頃は、納豆売りや豆腐売りなどが街をにぎわしていた。男が大きなバケツを提げて、「アボガドに、タマネギに、マンゴー!」と、よく通る声で歌うように叫びながら、歩いていく。ピー、ピー、と警官の呼笛みたいなけたたましい音を立てるのは、パン売りだ。調子はずれの童謡のメロディを途切れなく鳴らしているのは、アリスクリームキャンディ売り。一軒家とかマンションの一階に住んでいる人はいいが、2階以上に住んでいる人はわざわざそのためだけに下に降りていくのはつらい。ほとんどの建物にはエレベータなどついていないから。そこで、物売りをいったん呼び止めてから、ベランダから紐に吊るしたカゴとかビニール袋を降ろして買う。当然ながら、物売りの取り分を数ペソ上乗せしているため、品物は店で買うよりちょっとだけ高い。それでも、わざわざ遠くまで買に行く手間がはぶけるから、結構ニーズはある。いずれにせよ、物価が安いから、こうした商売が成り立つのだろう。

註 1 グレアム・グリーン、マリ=フランソワーズ・アラン(三輪秀彦訳)『グレアム・グリーン語る』(早川書房、1983年)、90ページ。

2 エドムンド・デスノエス(野谷文昭訳)『低開発の記憶』(白水社、2011)、15ページ。

(参考) <個人商売のケース>

女性の稼ぎ方 ビニール袋売り(1個) 

1ペソ(利益0.5ペソ 2.5円)

ピーナッツ売り(1本) 1ペソ(利益0.5ペソ 2.5円)

家の掃除/洗濯(1日の手取り) 25ペソ(129円)

民宿経営 1人1泊20~35CUC(2,580~4,515円)

服・サンダル・靴の転売(1個の利益) 3~5CUC(387~645円)

マニキュア/ペディキュア 15~25ペソ(75~129円)

マニキュア/ペディキュア(マッサージ付き) 25~50ペソ(129~258円)

人工美爪の接着 125~375ペソ(645~1,935円) 

髪染め(スタイリストの名声による) 160~250ペソ(800~1,250円)

眉墨で眉をいれる  20CUC (2,580円)

アイライナー/リップライナー(1列) 5CUC(645円)

植毛(人工の髪か人間の髪) 20~100CUC(2,580~12,900円)

売春 20CUC(2,780円)

 

男性の稼ぎ方 

物売り(1個の利益) 2~5ペソ(10~25円)

床屋(客一人につき/簡単な髪型) 15~25ペソ(75~125円)

床屋(客一人につき/手のこんだ髪型) 3~5CUC(387~645円)

乗り合いタクシーの運転手(客ひとりにつき)10~20ペソ(50~100円)

白タクの運転手(客一回につき) 5~20CUC(645~1,280円)

海賊版CD・DVDの販売  25ペソ(130円) 

Wi-Fiカード転売(1枚の利益) 1CUC(129円)

小エビ1kg(闇市)  10CUC(1,290円)

大きい真鯛(闇市)7CUC(903円)

*もちろん、値段は地域や季節、技術の有無などに大きく異なる。これはほんの一例にすぎない。


ロベルト・コッシーのキューバ紀行(12)どうなるキューバの二重経済(その1消費編)

2015年10月22日 | キューバ紀行
(写真:売り歩いていた漁師から買った真鯛二匹、約800円と900円)
 
どうなるキューバの二重経済(その1消費編)
 
キューバ国民は、二つの貨幣を使いこなしている。  

基本的には、キューバ・人民ペソで買い物をする。1ペソ(独立時の英雄ホセ・マルティの顔が刻まれた紙幣と硬貨)や3ペソ(チェ・ゲバラの顔が刻まれた硬貨)のほか、10ペソ、20ペソ、50ペソ、100ペソの紙幣があり、公営の商店や公営バスのほか、民営の野菜市場、民営の乗り合いタクシーなどで使う。  

そうした人民ペソの店のほかに、1993年から2004年までは「ドルショップ」と呼ばれる、主に外国人観光客向けの国営店があり、そこではアメリカドルを使っていた。いま、その店ではCUC(セウセ)と呼ばれる兌換(だかん)ペソで取引がおこなわれている。

いわば、二重経済制の世界だ。市民は国営の換金所で、キューパ・人民ペソと兌換ペソを交換し、巧みに二つの通貨を使いこなす。  

外国からの観光客は、換金所で自国の通貨(たとえば、円)を兌換ペソに換金する。世界の為替レート(対ドル)と連動していて、円高だと兌換ペソの取り分が多いが、円安になると少なくなる。観光客は、基本的に兌換ペソの店で買い物をするので、いわゆる「第三世界」での搾取をそれほど楽しむことができない仕組みになっている。(1)  

それはともかく、キューバ市民は配給制で基本的な食料を手に入れる。それで足りない分(パン、卵、肉、チーズ、石鹸、衣料品など)を人民ペソの店から買い、さらに贅沢品(シャンプー、化粧品、電化製品、ブランドの靴や服)を公営の兌換ペソの店で手に入れる。  

キューバ市民の平均的な月給は、500人民ペソ(2,580円)ぐらいである。人民ペソの店での買い物は、日本人からすれば、ひどく安く感じられる一方、兌換ペソの店の買い物は日本の店と変わらない印象だが、キューバ人からすれば、どうだろうか。  

たとえば、卵は1個1.1人民ペソ(5.5円)である。1日1個食べると計算すると、1カ月で33~34人民ペソ(165~170円)になる。その金額だけを日本人が見ると、とてつもなく「安い」と感じるかもしれないが、収入に占めるその割合を計算してみると、それは平均月給の6.6パーセントぐらいに当たる。いま月収が34万円の日本人がいるとして、その月収の6.6パーセントは、22,440円である。1カ月の卵代にそれだけかかったら、発狂するのではないだろうか。(2)  

兌換ペソの店で売っている商品は、おそろしく高く映る。挽いたコーヒー豆を真空パックの袋詰めにしてある「カフェ・クビータ」は、230gで3.20兌換ペソ(413円)もする。スターバックスのコーヒー豆よりは安いが、これだけでキューバ人の月収の16パーセントが消えてしまう計算だ。  

まして、闇市で小エビを買うとなると、1kgで10兌換ペソ(1,290円)である。それは月収の半分に当たる。  

とはいえ、キューバ人も、公営の兌換ペソの店で、けっこう買い物をしている。見ていると、バラ売りのキャラメル数個とか、料理用のパウダーとかトマトピューレとか国産ビールとか「プランチャオ」と呼ばれるラム酒の小箱とか、せいぜい1兌換ペソ以内の買い物が多いのだが・・・。

ペソの店と兌換ペソの店の値段比較表(2015年夏)  

<キューバ・人民ペソの店>

公営教育(小学校~大学)・・・無料

 公営病院・・・無料   

公営墓地での埋葬・・・無料   

公営葬儀屋での火葬代・・・380ペソ(1,960円)   

米450g(配給)・・・0.9ペソ(4.5円)   

白砂糖450g(配給)・・・0.15ペソ(0.75円)

電気代(1カ月)・・・5~7ペソ(25~35円)

丸パン・・・1ペソ(5円)

卵10個・・・11ペソ(55円)   

映画館(入場料)・・・2ペソ(10円)

プロ野球(入場料)・・・1ペソ(5円)

公営バス代・・・0.5~1ペソ(2.5~5円)

公営バス代(冷房付き)・・・5ペソ(25円)  

国産タバコ(「ポルラール」)・・・7ペソ(35円)

国産缶ビール(「カシケ」)・・・20ペソ(100円)

ラム酒700ml(「ロンダ」)・・・60ペソ(300円)

百円ライター・・・10ペソ(50円)

民営の野菜市場のアボガド(大)・・・7ペソ(35円)

料理用の青いバナナ(一房)・・・10ペソ(50円)

キャベツ、大1個・・・12ペソ(62円)

タマネギ450g・・・15ペソ(75円)

豚肉(背肉)450kg・・・35ペソ(175円)

豚肉(赤味)450kg・・・45ペソ(225円)

民営のピザショップ(チーズとハム入り)・・・20ペソ(100円)

民営食堂、炊き込みご飯とチキン1皿・・・35ペソ(175円)

民営カフェ、エスプレッソ・・・1ペソ(5円)  

民営カフェ、マンゴの生ジュース・・・5ペソ(25円)

民営乗り合いタクシー・・・10~20ペソ(50~100円)

公営の書店、芥川龍之介の短編集(スペイン語訳)・・・8ペソ(40円)

源氏物語(スペイン語の抄訳)・・・8ペソ(40円)  

チェ・ゲバラの演説集(460ページ)・・・20ペソ(100円)

 

<兌換ペソの店(闇市も含む)>  

公営店のヨーグルト4個パック・・・1.8~2.4CUC(232~310円)  

冷凍チキン(胸肉1kg)・・・3.5CUC(451円)  

ゴーダチーズ(1kg)・・・8.1CUC(1,044円)  

スパゲッティ(国産400g)・・・0.85CUC(110円)

コーヒー豆(「クビータ」230g)・・・3.20CUC(413円)

国産ビール(「クリスタル」)・・・1CUC(129円)  

外国産ビール(「ハイネケン」)・・・1.90(245円)

ラム酒700ml(「ハバナクラブ」)・・・3.80CUC(490円)  

国産シャンプー500ml・・・1.95CUC(251円)

外国産シャンプー350ml・・・1.75CUC(226円)  

外国製スニーカー(「ナイキ」)・・・100CUC(12,900円)  

外国製電動バリカン(Dayton)・・・31.50CUC(4,064円)  

国営タクシー(市内)・・・5~10CUC(645~1,290円)  

国営タクシー(ハバナ空港から市内へ)・・・20~25CUC(2,580~3,225円)  

闇市の小エビ1kg・・・10CUC(1,290円)  

漁師から、釣ったばかりの真鯛(大1匹)・・・7CUC(903円)  

漁師から、釣ったばかりの魚(中10匹)・・・5CUC(654円)

 

註1 2015年8月14日の為替レート、129円→1CUC(兌換ペソ)、1CUC→24人民ペソで計算

   2 「国税局 平成23年分民間給与実態統計調査結果について」によると、日本人(男女)の平均給与は409万円。それを12カ月で単純に割って月収に直すと、34万円となる。      


10月18日(日)のつぶやき

2015年10月19日 | サッカー部長日記

マンションの多い西葛西の江戸川陸上競技場で、関東大学サッカー秋季リーグ戦、明大は首位の国士舘を2-1で撃破。前半、室屋成がエンドライン沿いをゴール近くまでボールを持ちこみ、藤本のシュートがポスト(バー?)に当たるも、和泉がフォロー pic.twitter.com/e1EfLvGQjb