漫画『岳 -みんなの山-』が6月5日発売のビックコミックオリジナルにて完結するそうだ。
『ああ、やっぱり・・・ね』って感じ。
『終りは近い』と感じていたけれど、ちょっと寂しい。
けど正直、最近のストーリー展開に違和感を感じて居いた。
『三歩の山岳救助に対する考え方が変っちゃってるだろ』って・・・・。
三歩は、山と救助のスーパーマンだ。
大好きな山で悲しい思いをして欲しくないから、山岳救助ボランティアをする三歩。
しかし三歩にも限界があり、自分の命と引き換えの救助なんてしない。
『山が大好きだから、山では死なない』
そう三歩は言っていた。
その為、時に辛い決断を迫られる事もあるが、その辛さや背負う悲しみを表には出さない。
俺は、そんな『島崎三歩』が大好きなのだ。
ところが完結へと向かう物語の中では、
吹雪の中、エベレストの頂上やヒラリーステップ付近を救助の為に何度も上り下りする三歩の姿がある。
しかも、ほとんど無酸素でだ・・・・。
(エベレストでそれを出来るのなら、2巻の第6歩『選択』で二人とも救助出来たんじゃ?なんて思ってしまう)
そして終いには、自殺行為的な救助へと向かう。
まあ此処で、この素晴らしい物語を完結へと持って行こうとする『強引さ』を感じて
『ああ、終わっちゃうんだな・・・・』と結末が近い事を確信した。
寂しく思うと同時に、ちょっと無理やりな展開に残念な気持ちになった訳だ。
(物語を終わりに持っていくのは難しいのだろうねぇ)
そんな強引さに違和感は感じても、それでも、やっぱり良い物語。
俺にとって、ず~っと手元と心に残しておきたい漫画!
三歩が救助された人や、山で大事な人を失った人達にかける言葉が大好きだ。
『よくがんばった!』
『がんばった君に、ありがとう』
『また山においでよ!』
どんな結末を迎えるにせよ、完結を迎える6月5日が楽しみであり、ちょっと寂しい。
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