うーむ、やっぱりな~って感じ。
短いCMの中だけでも違和感を感じた。
それは、こんなところ↓
久美「三歩さんて、何者なんですか?」
野田「三歩は山其の物だ・・・」というカットがあるが・・・。
それ言っちゃダメだろ!それは観た人が感じ取る事であって、台詞にしたら安っぽくなるの解んないかな~(笑)
それにそんな事、野田は言わないだろ。
原作では1巻1話目ラストに、映画の元になったシーンがある。
そして1話の終わりに、三歩宛に届いたカニを野田が「椎名、おまえ届けに行くか?」というシーン、その心は三歩がどんな男か会えばわかるって事だろう。(野田正人はそういう男じゃね?みなまで言わん)
それからポスターに「生きる」とか・・・なんて安っぽいんだろうか・・・。
そういう救助物にありがちな安っぽい部分が無いから『岳』が好きなのに・・・。
製作はまた、「生きる」力の無い最近の若者に・・・とか言うのかな?
だからそれは、『言葉にしないで感じ取らせなさい』っての!そこが腕の見せ所だろーに!
もう一つ、三歩が『生きろー!』って叫ぶのすげー違和感。
三歩なら叫んでも『生きよう!生きよう!!』か、若しくは『がんばろう!』じゃね?
『生きろー!』と『生きよう!』この違い、原作好きな人はわかると思う。
三歩は『生きろー!』なんて叫ばない。
三歩って、ホンワカしてあまりに丸い角の無い優しい男だから、演者のイメージと会わなくて、そのままだと小栗旬キモッてなると思う。
だから演者に合わして『生きろー!』と叫んだり、鬼の様な形相で救助に走る三歩になるんだろう。(大切なのはキャラなのか、それを演じる者なのか?)
まあでも、映画は5月7日初日に観に行きますよ!
自分が登った山を、北アルプスをスクリーンで眼に出来るって事だけでも価値がある。
役者とか構成とか関係無く、俺泣いちゃうかも(笑)。
北アルプスの壮大な景色に原作の物語を重ねたら・・・それだけでヤバイ!
「ああ、ここ変」とか違和感を感じながら、でも原作と重ねて感動しちゃうと思う。
それを思うと、今からチョッと悔しい・・・(笑)。
御願いだから、原作の大切な部分を捻じ曲げて、「海猿」他の安っぽい熱血救助物のような、映画に成っていない事を心から願う。
-追記-
ポスターに標高3190mとあるって事は、奥穂がメインエピソードの舞台に成る訳だね。
CMでもラスト、奥穂のピークに立ってたし。
以前、長澤まさみさんが「涸沢小屋に三歩さんその者みたいな人が居る」って言ってたな~。
多分、あの人の事だ(笑)
涸沢小屋には、嬉しいコメントだろう。(美女が居たり、逆襲凄いね・・・ヒュッテもガンバ!)
漫画でも映画でも、『岳』で山に興味を持った方には、是非手始めに、夏か秋の「涸沢カール」へ行ってみて欲しい。
安全だし、お勧めです。
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