汗しつゝ菓子食へり人をもてなすと 波郷
昭和十三年。夏日客を迎へた、日常の友でない。いくらか心重い。重くゆ
るい調が句に出てゐれば、以て佳しとすべきか。
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小劇場かんかん帽を抱く一刻 波郷
ニュース映画全盛時代。忙しい生活、わづかな時間、新しいカンカン帽。小
市民的な、余りにも小市民的な生活風景。戦争の実態は未だ国民には感得で
きなかつた。
「波郷句自解―無用のことながら―」(有)梁塵社 より
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昭和十三年。夏日客を迎へた、日常の友でない。いくらか心重い。重くゆ
るい調が句に出てゐれば、以て佳しとすべきか。
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小劇場かんかん帽を抱く一刻 波郷
ニュース映画全盛時代。忙しい生活、わづかな時間、新しいカンカン帽。小
市民的な、余りにも小市民的な生活風景。戦争の実態は未だ国民には感得で
きなかつた。
「波郷句自解―無用のことながら―」(有)梁塵社 より
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