袴暑し金を集めて街ゆけば 波郷
「京大俳句」の責任者平畑静塔に「春雷や人を恃まず街ゆけば」の句がある。
作者は馬酔木の売上金を集める為、毎月五日には大取次店を廻つて歩いた。
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百日紅ごくごく水を呑むばかり 波郷
百日紅は七月から九月末まで、だらだらと花を続ける。「百日紅いつまで燃
ゆるラヂオの歌」の通り。この句は酷暑八月の作。ごくごくがすさまじく効いている。
「波郷句自解―無用のことながら―」(有)梁塵社 より
「京大俳句」の責任者平畑静塔に「春雷や人を恃まず街ゆけば」の句がある。
作者は馬酔木の売上金を集める為、毎月五日には大取次店を廻つて歩いた。
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百日紅ごくごく水を呑むばかり 波郷
百日紅は七月から九月末まで、だらだらと花を続ける。「百日紅いつまで燃
ゆるラヂオの歌」の通り。この句は酷暑八月の作。ごくごくがすさまじく効いている。
「波郷句自解―無用のことながら―」(有)梁塵社 より