のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

介護施設は秋色に染めて

2014年09月02日 08時25分06秒 | ボランティア

8月31日と9月1日 たった一日しか経っていないが 気分的には大きく変わる

8月=真夏 9月=初秋 不思議なもので 季節感はカレンダーが先行する

昨日は 足立区・千住の介護施設に 歌の訪問に行った

 

 

あらかじめ スタッフが用意した曲は 私の考えていたものと一致する

あまり外出もままならない利用者さんに 季節感を取り入れてみる

たった1日の違いでも 初秋のイメージが涼しさと相まって通じる

 

赤とんぼ 里の秋 村祭り 埴生の宿 浜辺の歌 ふるさと

誰でもが知っていて 心に刻まれている歌は こうした施設でも愛される歌だ

懐かしそうに歌っている ここは比較的元気で 歌声も聴こえてくる

 

 

始まる前に 私に眼が見えないのよ でも殆ど歌えるかもしれないと女性が言う

そうだね 思い出しながら歌うって 脳の活性化でいつまでも若く保てますよ

嬉しそうに 歌う姿をキーボードで伴奏しながら様子を見ていた

 

 

あとは 模造紙に書いた私の歌詞を見て歌う

童謡唱歌も懐メロも取りあえず100曲以上用意して その場で使い分ける

男性が目立つ施設 認知症の方が目立つなど 反応を見ながら曲目を選ぶ

 

うたごえの時と同じように 1曲ごと解説を入れたり笑いや共感を誘う

鐘の鳴る丘 実際の話で 戦争で両親を亡くした子供たちを集める

鼻たれ小僧 服装だってぼろ でも食事を与え勉強を教えた奇特な方が居た

 

 

あの君の名はを書いた菊田一夫さんが 感動して この歌を書いた

鼻たれ小僧 私たちみんな経験がありますね? 笑いながら皆さん頷く

私も周りの人たちも 子供の頃 鼻が垂れて洋服の袖で拭いたものだ

 

女性だっておんなじですよね と私が聞く? そうそう 女の子も鼻垂が多かった

そして穴のあいた服も ボタンの無い服も 貧しかったけれど みんな同じだよね

だって今なら哀しいが あの時代はみんな貧乏だから何にも感じなかったでしょう

 

 

こんな話も共感を呼び また歌声が元気になる

有楽町で逢いましょう だって 時代は同じ 若い頃互いに惚れて会うのが楽しい

最初のうちは気取ってロードショーを見たり レストランで食事 公演を散歩ですね

 

昔の姿をみんなが思い浮かべる うんうんと 頷きながら笑う

本当の愛はね いつも有楽町では無かったでしょう

みんな そんなに裕福でないから愛が深まると 勿体ないからだんだん身近になる

 

 

北千住のラーメン屋で良いねと 顔を合わすのが 清く貧しく美しくだね

ラーメンでも焼き肉でも 定食屋でも 二人の恋は良かったものさ

そんな恋の始まりは有楽町で 良い思い出だったねと共通の雰囲気にさせる

 

 

終わってからも 車椅子で各フロアに帰るからエレベーターが混雑する

なかなか順番が来ない方たちが ひたすら待って居る為 まだ歌のサービス

さあ 居残り組は 私と一緒にもう少し歌いましょうと言うと 喜んで歌う

 

 

楽しかったあ~ 私と握手する方たちが 感情こめて言う

そう 私も皆さんの笑顔が見れて幸せですよと答える

これは お世辞では無く いつも感謝している私の本音でもある

 

   最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m

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