3.11 東日本大震災で女川町の2階建て住宅に住まわれていた女性から便りが来た
迫りくる津波から 恐怖の思いで小高い山に避難された その目の前で無残にも住宅が飲みこまれ流失
この一瞬から これまでの生活も人生も失われた
行方不明の方も併せ 女川町だけで873名が犠牲になった
この女性 現在87歳で石巻市の復興住宅に住まわれている
着の身着のまま何も無い避難者となり 東京・江東区 私の住む区内の都営住宅で生活が始まった
助けられたいのち 助かったいのち 亡くなられた皆さんのことを想うと 決して泣いていてはならないと決心した
それでも親戚も友人知人も居ない東京で 行くところも無し 不安にさいなまれた毎日だったと思う
そんな時に 私の下町のうたごえに参加されている女性からお誘いがあったと言う
彼女の便り あの時間は何にも勝る時間でした
自分なりの声で 心の底から歌いましたとある
うたごえバスツアーにも参加され 楽しそうだったことが眼に浮かぶ
昨年 故郷 石巻に戻られているが 高齢者の一人暮らし 寂しいものがあったが 近くの寺の催しに参加された
月一回の座禅 写経 その他の場所では 百人一首かるた会などにも行かれる由 少し安心した
前向きに その日が来るまで 元気にと心掛けています こんな風にも結んでいた
下町のうたごえ 静かに余生を送る高齢者社会 誰にも遠慮なく 大きな声で歌える
心の歌として 是非 続けて下さい と私にも気遣う 全てを流した津波 それを超える心の持ち様 眼が潤む
さあ 私も強く明るく生きよう! 今日は午後から 踊りのグループと介護施設へ行く
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