私の家庭園芸

写真主体でその様子や作業、出来具合を記録します。

サギソウを植え替えました。2013年3月-3(第54号)

2013年03月18日 22時10分16秒 | 日記
 
  今年も昭和記念公園(立川)での「サギソウ栽培教室」に参加しました。3月9日(土)10:30~のコース。
  「青葉」を13球5号鉢に植える実技を得て、そのほかに自宅で植える13球を貰い、帰宅しました。
   下の写真は説明用のスライド。

  帰宅後、昨年の我家の4鉢を掘り返し、球根用消毒液オーソサイド500倍液に30分ほど浸し、水苔で植え替えました。
 素焼き鉢で成績の良い物は2倍以上の32球ありました。岩で出来た鉢は全滅0球でした。やはり素焼き鉢が良いようです。写真右下の2球は白い芽をだしています。芽の出た物は芽を上に向けず、横に寝かせて植えると安全ですと教室で教わりました。

  3/9午後に 6鉢完成です。2個は6号鉢使用。 3/10撮影。
 
 
  世界らん展で求めた「石斛」(セッコク)紅連・黄寿・丹雪の3株です。3/2撮影。来年咲かせられるかが課題。
 
 
  クリスマスローズ 2008年からのもので12輪花を付けました。 3/10撮影。


  先の大雪に埋もれていたジュリアン けなげに回復しました。3/10撮影。

 
  さくらんぼ  筆で受粉をたすけました。3/10撮影。

 
  鯛釣り草 暫らく植え替えていませんが、元気です。3/9撮影。2006.5.入手。


  芍薬 2010.5.購入のもの。毎年元気に芽をだします。3/9撮影。

  
  ガザニア 葉牡丹・シクラメンの交代として5株うえました。









サギソウに関する私の「メモ」が有りましたので、記録として掲載します。

 ★資料★   サギソウ(鷺草)が咲きました。その他         2008.11.19. 林 憲男
 
 1. サギソウ 栽培のきっかけ

 電友会無線支部サークル「園芸クラブ」の行事として2007.8.10.に『浄真寺のさぎ草鑑賞』(世田谷区奥沢7-41-3 東急大井町線九品仏駅下車)が行なわれそれに参加しました。その境内に気高く、そして清楚・可憐に咲く、あまりにも神秘的な純白の花形に魅せられて、一度自分の手で育てて見たくなったのがきっかけです。

 2. そこで育て方のお勉強

Googleで日本語のページを先ず検索して見ました。
「さぎ草」・・・・・・・・364,000件
「さぎ草の育て方」・・・・115,000件
「さぎ草の栽培」・・・・・ 50,000件 の記事がありました。
ホームページを5~6件読み2008年3月初旬頃までに植えれば良さそうで、サギソウは世田谷区の「区の花」の外に、姫路市の市花にも指定されていることが判りました。

ラン科の山野草・学名 Habenaria radiata(属:ミズトンボ  種:サギソウ)・和名 サギソウ(鷺草)・湿地性の多年草・準絶滅危惧種

 3.芋(球根)の入手・植付

  受講していたガーデニング教室の先生に「サギソウ」を是非育ててみたい旨を伝えたところ、教室のテーマとして取り上げることに生徒全員が賛成し、芋とミズゴケは先生の教材費で無料、素焼きの平鉢(直径:18cm 高さ:6cm)は個人負担で今年3月3日に指導を受け、植えつけました。
水に浸したミズゴケを絞り4~5cmぐらいの長さに切り鉢底網を敷いて鉢の縁ぐらいの高さまで入れました。その上に配布された芋(球根)を配置して、もう少し短い1cmぐらいに切ったミズゴケを更に1cm程度の厚さに盛る。盛り上げたミズゴケを軽く手で押さえて、形を整える。これで出来上がり。家で発泡スチロールの容器に水を張り竹炭を2個入れ腰水栽培としました。

 4.手入れ

 基本は、自生地の条件即ち雑木林の間の谷地で湧水がある。風の通りがよい場所で水温は低く蒸れない、午前中の日照で午後は半日陰を好む。に近づけることです。
日当たり・置き場所・水やり・肥料等の詳細は検索資料を参考にして下さい。私の場合は次のとおりです。
①場所は、2階ベランダ、空調機室外機の上、照り返しがなく、風通しよく、東西南が開いている。
②自生地の湧水は弱酸性水であり、腰水には雨水(pH5.5~6.0)を使用したかった。しかし、水道水しかないので消毒用「カルキ」を嫌い、浄水器を通した水道水を与えました。水道水は鉛管を溶かさないように弱アルカリ性(pH7.5前後)に調整されている。(pH=7が中性・日本各地の水道水の硬度とpH値が公表されています)
③今夏の猛暑対策として、サギソウの上にヨシズを張って日陰を造った。自生地に熱中症はない。
④自然に自生している植物は一度根を降ろしたら東西南北が変わらないので鉢は回転させない。方向感覚障害を起こす。
⑤ミズゴケ植えの場合、それ自体に栄養分が含まれているから肥料は与える必要はありません。しかし、私は草丈が10cmになったころでハイポネクス1000倍液を2回と花後1回与えてしまいました。
⑥これからの作業ですが、越冬させるためには乾燥させないこと。今年どれだけ芋が増えたか興味深い。3月には2年目を迎え酸性土壌の鹿沼土を混ぜてより元気な花を咲かせてみたいと思います。

参考になる記事は膨大ですが、2つだけ例示しました。写真も沢山載っています。(目ぼしい物8件持参)
 さぎ草栽培のコツ (東谷山のお猿さん)
             http://www.geocities.jp/tougokuyamanoosarusan/SAGISOU.html
 鷺草を増やそう
            http://www.geocities.jp/jimy_saito/sagisou.htm
例示の中にある「大切なさぎ草はなぜ枯れたか?原因・季節別一年間」を別紙に参考として添付しました。

 5.その他 (持参の写真参照)

(1)二階ベランダの菜園 十六ささげ ミニトマト ミニ野菜 レモン コルシカンミント。
(2)ハンギングバスケットとそのハンガーの自作2個。
ハンギングバスケットの講習会 2008.3幕張メッセ 同.5.丸の内 同.10.日比谷公園。
(3)球根を水栽培中 ・日本水仙4球・ヒヤシンス3球・クロッカス10球計17球を焼網の上に寄植え。
                                                      以 上。

別紙

       「大切なサギ草はなぜ枯れたか?原因・季節別一年間」

出典 http://www.geocities.jp/tougokuyamanoosarusan/SAGISOU.html から抜粋。

冬 2月    愛知県地方では2月10日過ぎから新芽がうごきはじめます。ミズゴケの中なので掘り出して見ないと分かりません。水が乾くと新芽と芋がが乾いて枯れてしまいます。

春 3月     地表にはまだ新芽は出ていませんがミズゴケの中では白い新芽が伸びはじめています。水が乾くと新芽が乾いて枯れてしまいます。
この時期植え替えをします。輸入ミズゴケの中には非常にpH値の低い(酸性度の強い)ミズゴケがあります。このようなミズゴケを使うと生理障害を起こして枯れます。

春 4月    下旬になり遅霜の心配が無くなると新芽が出ます。新芽が出て来ない場合の多くは冬の間に水が無くなり乾燥して枯れたと思われます。

春 5月   新芽がミズゴケの上に出て来ます。遅霜に当たると枯れます。5月でも時々25度を超える真夏日があります。強い日差しで葉焼けが起きます。太陽の直射を受けて1~2週間後に葉先が黒化します。どの株も同じ様な場所が黒化しますので病気と見分けがつきます。

夏 6月   株が大きく成長します。応援しようと思って液肥などを与えると栄養過多による生理障害を起こします。葉先が黒くなり枯れます。

夏 7月   株も大きく育ちます。花芽が伸び始めます。梅雨が終り、雨が降らないので水道の水をかける回数が増えます。水道水は各市町村の水道局によって水質が異なりますがアルカリ性の水の場合、生理障害を起こします。花芽が上がり楽しみにしていたのに葉や花芽が黒化し、やがて枯れます。知らず知らずのうちに雨水(弱酸性)の恩恵を受けて梅雨明けまでは育っていたのですが水道水(アルカリ性の場合)にしたとたん生理障害を起こします。雨水に戻すことで解決します。

夏 8月   次々と純白の鷺型の花が咲きます。壁際や熱の溜まりやすい場所においてあるサギ草は熱中症に掛かりひどい時は枯れます。特に都市や都市周辺の都市熱が溜まりやすいところは熱中症になります。庭の中で一番涼しい場所を選んで置いて下さい。
 
秋 9月   花が茶色く枯れ、直ぐ下の子房(種が入っている)が膨らみ始めます。応援しようと思って濃い液肥などを与えると生理障害を起こして枯れます。

秋 10月   根の先に来年の芋がふくらみ始めています。大きな芋を作ろうと思って濃い液肥などを与えると生理障害を起こし枯れます。

秋 11月   種のさやが茶色に枯れてきたら、採取し、実生に挑戦してみましょう。下旬に枯れ始めるのは自然です。
 
冬 12月   地上部が枯れてミズゴケの中の根も枯れます。これは自然ですから心配いりません。芋だけが残り休眠に入ります。水を切らさないように。冬に水を切らし乾かすと芋が枯れて春に新芽を出しません。

冬 1月   ミズゴケの中では芋が眠っています。水が乾くと芋が乾いて枯れてしまいます。水を切らさないように。冬に水を切らし乾かすと芋が枯れて春に新芽を出しません。
                                               以 上。

  お疲れ様でした。我がブログにお立ち寄り頂き有り難うございました。コメントを頂けると更に嬉しいです。
      再び なつかよさんの「コーヒールンバ」をどうぞ!! 

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3 コメント

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2013年もサギソウがんばりましょう (東谷山のお猿さん)
2013-03-20 23:12:10
こんばんは
東谷山のお猿さんのホームページが紹介されているので嬉しくなりました。
ごめんなさい、今晩は少し酔っています。
娘が無事に看護科を卒業したのです。
「水道水はアルカリ性でサギソウには良くない」も取り上げて頂いてありがとうございます。
視力が良くないので4桁数字がうまく入るかな?
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東谷山のお猿さんへ (nhayashi)
2013-03-21 11:43:58
「私の家庭園芸」の林です。こんなサギソウの大先生からコメントを頂き、嬉しいです。HPの中から記事もお借りしました。有り難うございました。
 小生昭和6年生まれで82歳になります。2008年から栽培を始めて今年で6年目です。2011年5月に屋根の樋から雨水を貯める工作をして、ベランダのトマト、レモン、ベビーリーフなど植物全てを雨水で賄っています。
 遅れましたが、娘さんの看護科ご卒業おめでとうございました。では では お元気で。また頑張ります。
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サギソウ、今年も始まりました。 (bon)
2013-03-28 23:04:37
2008年の貴兄の記事に刺激を受けて、サギソウを始めました。あれから、もう5年?も過ぎたのですね。
昨年我が家の球根をお嫁にあげましが、立派に咲かせました。

貴兄の花は、どれも素晴らしくきれいです。そして種類も多く、それだけ時間と愛情を掛けられているんだナと敬服しています。
なつかよ・・いいですね。 何度聞いても飽きません。
私は最近、ひょんなことから韓国演歌にハマってしまいました。

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