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松嶋菜々子ら市川崑監督と涙のお別れ

2008年03月30日 | 映画・DVD・ビデオ
2月13日に肺炎のため死去した市川崑監督(享年92)の「お別れの会」が29日、東京・成城の東宝スタジオで開かれ、映画関係者ら850人が参列した。06年の「犬神家の一族」に出演した女優・松嶋菜々子(34)も出席。昨年11月に二女を出産してから初めて公の場に登場し、涙ぐんで監督をしのんだ。同作に主演した俳優・石坂浩二(66)は「悔しくて悲しいけど、ひとまずさようなら」と嗚咽(おえつ)しながら弔辞を読み上げた。

  ◇  ◇

 会場となった東宝スタジオは「ビルマの竪琴」「獄門島」など数々の名作を撮った思い出の場所。「細雪」(1983年)の冒頭のシーンと同様に桜が満開に咲き誇る中、巨匠と市川組の“生徒たち”が最後のお別れをした。

 松嶋は、髪をアップにした洋装の喪服姿で姿を見せた。会の冒頭に、監督が手掛けた78作品などを編集した追悼映像が上映されるとジッと見つめ、自身のシーンが登場すると、目を潤ませた。

 二女出産以来の公の場は、ちょうど2年前に「犬神家-」を撮影した思い出の場となった。市川作品のファンという松嶋は公開時「監督のマジックに助けられた。すごく勉強になった」と魅了されていただけに寂しげな表情を見せていた。

 「犬神家-」をはじめ多数の作品でタッグを組んだ石坂は、弔辞を読み上げる際にも嗚咽が止まらなくなった。「最後に会ったのは昨年11月のお誕生日会。新年会は2月にしようと話していたのに間に合わず残念だった」と悔やむと、「我々もいずれ向かいます。映画の構想を用意してお待ち下さい」と、タバコをくわえる監督の遺影に呼びかけた。

 「おとうと」などに主演した岸恵子(75)は「次回作に出てくれるか?君は下手だけど」と出演交渉をされたことなど、監督のユーモアあふれる素顔を披露。涙と笑いで故人をしのんだ。
(ディリースポーツより引用)


最初の方の「犬神家の一族」のタイトルバックは「漫画家」を目指した市川監督らしく、とても新鮮だった。
犬神家の一族

角川映画

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大富豪・犬神佐兵衛(三國連太郎)が死に、その莫大な遺産の相続をめぐって一族の間で猟奇的な連続殺人事件が勃発する。名探偵・金田一耕助(石坂浩二)の推理やいかに?
1970年代、低迷の一途をたどっていた日本映画界に新風を吹かせた角川映画の記念すべき第1作。横溝正史の名作探偵小説を、大のミステリー小説ファンでもある名匠・市川崑監督が、絢爛たる映像美と卓抜したセンスで撮り上げ、単なる謎解きものの域を超えた、日本映画でしか表現できえないエンタテインメントの傑作を見事にものとした。以後、国内では横溝ブームが巻き起こるとともに、市川監督は本作を含めて計5本の石坂主演の金田一シリーズを演出することにもなる。よれよれ袴にボサボサ頭の名探偵を原作通りに映画で登場させたのは、実はこれが初めて。残酷な物語にもかかわらず、ユーモアも巧みに盛り込まれている。優雅で美しい大野雄二の音楽も実に効果的だ。(的田也寸志)

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償い

2008年03月30日 | 本・雑誌・漫画
償い (幻冬舎文庫)
矢口 敦子
幻冬舎

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出版社/著者からの内容紹介
医師からホームレスになった日高は、流れ着いた郊外の街で、連続殺人事件を調べることになる。そしてかつて、自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑うが……。感動の長篇ミステリ。

内容(「BOOK」データベースより)
36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか?感動の長篇ミステリ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
矢口 敦子
1953年北海道生まれ。病気のため、小学校五年で通学をやめ、通信教育で大学を卒業する。97年「人形になる」で女流新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



面白いミステリー、大歓迎。最近、徹夜で読みたいという小説が無い。なんでだろう?
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