大野 勝彦(おおの かつひこ、1944年2月3日 - )は日本の詩人・画家。熊本県菊池郡菊陽町出身。
1989年、不慮の事故により両手を切断、それより詩人・画家となる。
プロフィール
昭和19年2月3日 熊本県菊池郡菊陽町生まれ。高校卒業後、実家の農家(ハウス園芸)を営む。
平成元年7月22日 農作業中、機械により両手を切断。入院3日目より、“湧き出る生”への想いを詩に託す。さらに2ケ月目には、その喜びを水墨画に表現
平成2年2月 熊本県立劇場で詩画の個展を開催
平成2年7月 1年間書きためた詩を一冊の本「両手への賛歌」として自費出版
平成3年2月 水墨画集「両手への賛歌」出版
平成3年7月 「両手への賛歌」で第9回熊本現代詩新人賞受賞
平成3年 やまびこ塾開設
平成4年11月 熊本日日新聞社「豊かさ作文コンクール」グランプリ受賞
平成5年7月 「さよならのあとに」出版
平成5年12月 障害者芸術祭書画の部金賞受賞
平成7年10月 詩画集「風の丘から-ふり向けば母の愛が-」出版
平成8年9月 講演1,000回記念「ありがとう講演会」を熊本市産業文化会館で開く
「詩画集カレンダー」制作(以降、毎年)
平成10年8月 詩画集『やっぱ いっしょが ええなぁ』出版
「九州あったか絵手紙大賞」九州郵政局長賞受賞
平成11年6月 クラウンレコードより「ありがとう人生」CDを全国発売
平成14年7月 詩画集「そばにいた青い鳥-失って見えてきたもの」出版
平成15年7月 阿蘇長陽村(現南阿蘇村)に「風の丘 阿蘇大野勝彦美術館」開館
平成16年4月 3,000回記念講演会「ありがとうがいつか笑顔になった」を米国ロサンゼルスにて開く
平成17年9月 大分県九重町に「風の丘 飯田高原 大野勝彦美術館」を開館
平成18年4月 詩画集『夢は叶うもの 思い強ければ』出版
公式ホームページ
http://www2.infobears.ne.jp/oonokatuhiko/ より
風の丘から 義手の画家・大野勝彦の世界
内容紹介
1989年7月、45歳のときに仕事中の事故で両手を失い、失意のどん底から独学で創作の道を歩み始めた義手の画家、大野勝彦。さりげない言葉に込められた心情やほとばしる情熱で描かれた作品、そして、どんな運命の苦難も「はい」で受けとめる生き方が、感動とともに全国に広がっています。本書は、これまでの軌跡を詩と作品で構成した決定版「詩画集」。大野流バイタリティの根幹にふれる一冊です。
著者について
1944年、熊本県生まれ。高校を卒業後、家業の農業(ハウス園芸)を営む。89年の7月22日、トラクターを掃除中に右手を巻き込まれ、それを取ろうとした左手も巻かれて、両手とも切断。失意のどん底に突き落とされるが、入院3日目から筆を患部にくくりつけて詩を書きはじめる。2年後に初めての個展を開催。2006年4月までに3000回あまりの講演会も行う。その生きる姿勢と詩画に共鳴する人の輪が全国に広がっている。現在、熊本県に「風の丘 阿蘇 大野勝彦美術館」、大分県に「風の丘 飯田高原 大野勝彦美術館」を開くほか、07年7月、北海道に「風の丘 美瑛 大野勝彦美術館」が完成。著書に『よし、かかってこい!』(手記、小社刊)、『両手への讃歌』(詩集)、『さよならのあとに』『風の丘から ふり向けば母の愛が』『やっぱいっしょがええなぁ』『そばにいた青い鳥 失って見えてきたもの』『夢は叶うもの思い強ければ』(以上、詩画集)がある。
「幸せ」を決めるのは「自分の心」だけ。