| 『at武道館』をつくった男 ディレクター野中と洋楽ロック黄金時代和久井 光司アルテスパブリッシングこのアイテムの詳細を見る |
内容紹介
エアロスミス、チープ・トリック、ザ・クラッシュ、ジャニス・イアンなどを手がけたソニー・ミュージックの名物ディレクター、野中規雄の半生
洋楽ロック/ポップス黄金期のレコード業界の舞台裏と、団塊世代の幸福なキャリアを描く書き下ろしドキュメンタリー!
「俺たちを有名にしてくれてありがとう!」リック・ニールセン(チープ・トリック)
「あなたの新たな人生が豊かで幸福に満ちていることを願っています」ジャニス・イアン
出版社から
2008年6月にソニー・ミュージックダイレクト社長の座を退く野中規雄は、1948年、団塊世代のど真ん中に生まれ、72年に創立間もないレコード会社CBS・ソニーに入社。
以来モット・ザ・フープル、エアロスミス、チープ・トリック、ザ・クラッシュといった名だたるロック・バンドを日本で大スターに育ててきた名物ディレクターです。
ロックのみならず、シンガー・ソングライターのジャニス・イアンやスペインの貴公子フリオ・イグレシアスも日本で大ヒットさせました。
彼が現役のディレクターとして活躍した1970~80年代は、日本での洋楽ロック人気がピークを迎えていた時代であり、また日本のレコード会社が英米とは異なる日本だけのスターを次々に生み出していた時代でもあります。
自ら企画して全世界的なベストセラーとなった『チープ・トリック/at武道館』、ユニークな邦題がヒットの一因となった『飛べ!エアロスミス』、『蒼ざめたハイウェイ』(チープ・トリック)、『動乱~獣を野に放て』(ザ・クラッシュ)、
金帯が光るエアロスミス『ロックス』などで知られる野中の自由奔放な仕事ぶり、
あるいは彼が語る名物先輩ディレクターたちの伝説が伝えるレコード会社の姿は、デジタル化の波に揺さぶられ激動している現在のレコード会社にはなかったものです。
そんな野中の数々のエピソードに彩られたディレクター人生を追った本書は、
ロック・ミュージシャンとしてもリスナーとしても野中の仕事に大きな影響を受けた著者が、野中の定年退職を機に書き下ろしたもの。
ひとりのレコード・ディレクターの仕事を通じて、“日本洋楽”全盛期のレコード業界の舞台裏を描くドキュメンタリーです。
野中が担当した海外のミュージシャン:
エアロスミス、チープ・トリック、ザ・クラッシュ、ミック・ジャガー、ジャニス・イアン、ジューダス・プリースト、フリオ・イグレシアス、ウィリー・ネルソン、G.I.オレンジ
野中が担当した日本のミュージシャン:
ジュディ・アンド・マリー、平井堅、Puffy、ポルノグラフィティ、ホワイトベリー、シャム・シェイド
著者について
和久井光司(わくい・こうじ)
総合音楽家。
1958年10月2日に東京都渋谷区で生まれ、横浜市で育つ。1981年にスクリーンを率いてレコード・デビュー。
同バンド解散後、モーメンツ、東京の人を経て、ソロ活動を開始した。
2007年暮れには、ボブ・ディラン公認の日本語カヴァー集『ディランを唄う』と、最新オリジナル・アルバム『愛と性のクーデター』をソニー・ミュージックから同時発売している。
著書に『ビートルズ&アップル・マテリアル』『地球音楽ライブラリー/クイーン』『同/U2』、『ディランを語ろう』(浦沢直樹との共著)などが、
編著に『英国ロックの深い森』『ザ・ゴールデン・カップスのすべて』などがある。
こういう風に一冊の本に「日本洋楽」をまとめてくれているのは嬉しい限り。