内容紹介
マイケルの訃報を聞いてすぐ、赤坂のTBSラジオに急遽出演するため車で向かう途中、運転しながら尊敬する吉岡正晴さんがこれまた緊急出演されている「追悼番組」にチューニングを合わせました。
プロデューサーの松尾潔さんが連絡をくださったからです。
吉岡さんと湯川れいこさんの興味深い会話のあと、〈ヒューマン・ネイチャー〉がかかりました。
聴いていたら、「神様みたいな声だな、この人なんでこんなに歌うまいんやろ……」と思い涙が止まらなくなりました。この人を尊敬して間違いじゃなかった。
やはりこの人を信じて、音楽の道を進んできた自分の人生は正しかった、とそこまで思えたんです。それで泣いてしまいました。
マイケルはぼくにとってかけがえのない、大きな存在でした。いつも周りから笑われるくらい、彼を尊敬して、研究していました。
自分にしか出来ない大事な役目がある……。
西寺郷太 (まえがきより)
内容(「BOOK」データベースより)
日本一MJにくわしいミュージシャン・西寺郷太(ノーナ・リーヴス)が27年間の研究成果を余すことなく記す。
著者について
西寺郷太(にしでら・ごうた)
ロック・バンド「ノーナ・リーヴス」のシンガーでありメイン・ソングライター。
1973年11月27日、東京生まれ、京都育ち。早稲田大学第二文学部卒業。1983年、小学3年生の夏、同じマンションの先輩が見せてくれたマイケル・ジャクソン〈ビリー・ジーン〉のヴィデオに衝撃を受ける。
はじめて買ったLPは、1984年ジャクソンズのアルバム《ヴィクトリー》。以後、音楽の世界へ。影響を受けたアーティストは、マイケル・ジャクソン(ジャクソンズ)、プリンス、マーヴィン・ゲイ、ジョージ・マイケル、スティーヴィー・ワンダー、ビートルズ、ザ・ポリスなど。
大学在学時に「ノーナ・リーヴス」のメンバーであるギタリスト奥田健介、ドラマー小松シゲルと出逢う。
96年、インディ・レーベルよりファースト・アルバム《サイドカー》発売。97年、マキシ・シングル《ゴルフ EP》にて、ワーナー・ミュージック・ジャパンよりメジャー・デビュー。徳間ジャパン・コミュニケーションズ所属。オリジナル・アルバム11枚を発表。最新作は2009年3月リリースのアルバム《GO》。
作詞・作曲家、プロデューサー、音楽監督として中島美嘉、KAT-TUN、少年隊、DEPAPEPE、HALCALIなど多数のアーティストの作品、舞台にたずさわる。音楽のみならず、政治、歴史にも精通するその個性で、テレビ、ラジオ、CMナレーションなど各種メディアへの出演も多数。特に近年は日本を代表するマイケル・ジャクソン・マニアとしても知られている。
2009年11月、双葉社より「マイケル・ジャクソン詩集」刊行予定。
マイケルは偉大だ。