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日航機墜落事故から25年。今、四時間かかって読了した本。

2010年08月08日 | 鉄道・車・タクシー・バス・飛行機
日航ジャンボ機墜落事故 - Japan Airlines Flight 123


日航ジャンボ機墜落事故


JAL123 interview 川上慶子さん


風にそよぐ墓標-父と息子の日航機墜落事故-
門田 隆将
集英社

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内容紹介
男たちは、なぜ語らなかったのか。彼らが胸の内を吐露し始めるまで四半世紀の歳月が必要だった。
あの日航機墜落事故から25年。
ノンフィクション作家・門田隆将が、日航機事故で父親を失った息子たちを訪ね歩き、
絶望から這い上がった6家族の不屈の四半世紀を描き出した。

絶望の中、我を失った母親、家族全員を失い、天涯孤独の中で幸せを求めてもがきつづけた少年、
父親の遺言を胸に逆境に耐え続けた日々……沈黙を破った男たちが語る「25年間」の壮絶なドラマ。
これまで、女性たちによってのみ語られてきた御巣鷹山事故の悲劇をまったく新しい観点から炙り出したルポルタージュ。

25年前の群馬県藤岡市。愛する者が腐敗していく体育館で、遺族たちは茫然とし、うろたえ、絶望した。
しかし、腐乱臭の中、息子たちは、それでも目を背けるような肉塊と向き合った。父親の遺体を探し求める彼らを支えたものは何だったのか。
絶望の中を彷徨う息子たちは、25年という年月を経て、彼ら自身が“父親”となった。
その時、彼らは子どもたちに何を伝えるのか。
日航機事故に遭った6遺族が辿った25年に及ぶ不屈の物語。
人生に悩み、挫けそうになった人々に勇気と希望を与える感動のノンフィクション!

第1章 風にそよぐ墓標
第2章 「ふつう」が幸せ
第3章 マスコミとして、遺族として
第4章 遺書の重荷
第5章 父が残した機内写真
第6章 検視する側にまわって



会社の同期生のお父さんがJAL123便に乗っておられ、亡くなられた。同期生の名前を立ち読みで見つけ、昨日購入した本。25年前、大阪の本社にいた僕は、制作部の先輩と仕事が早く終わり、夏の蒸し暑い道を会社から天神橋筋商店街の居酒屋に向かっていた。快晴で夕陽が眩しかったのを憶えている。居酒屋のテレビで「日航機の機影がレーダーから消えた」という速報のテロップを見た。この本を読んで、お父さんを亡くされた同期生の行動と会社の先輩の事故現場での言動を初めて知った。文章で読んでも、気の遠くなる様な体験。6人の家族の話が綴られているが、読んでいて途中で止める事ができなかった。520人の犠牲者の方、そして、家族や親戚、知人の方々の悲しみ、苦しみの一端でも僕自身の心に刻みつけられたのか、今は自問自答している次第です。


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コメント (1)
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