アメリカ西部開拓時代の甘く切ないラブソング
テキサス州のレッド・リバー
『赤い河の谷間(赤い川の谷間)』は、アメリカのフォークソング。
歌詞の中では、西部開拓時代の白人とインディアンの女性の恋が描かれる。
当時はカリフォルニアのゴールドラッシュで、世界中から一攫千金を夢見る移民が殺到していた。
黄金を求めて未開の地を旅する白人の一行が、赤い河の谷間に近いネイティブ・アメリカン(インディアン)の村に立ち寄った。
白人の一行は、しばらくその村にとどまった。村人と白人との交流の中で、ある白人男性とネイティブ・アメリカンの女性が恋仲になっていた。
やがてやってきた旅立ちの日、ネイティブ・アメリカンの女性は、村を去っていく白人男性を想い、辛く切ない恋心を歌いあげるのだった。
歌詞・日本語訳(意訳)
From this valley they say you are going
We will miss your bright eyes and sweet smile
For they say you are taking the sunshine
That has brightened our path for a while.
谷間を去っていく貴方
輝く瞳と甘い微笑みが恋しい
道を照らす太陽は消えてしまった
Come and sit by my side if you love me
Do not hasten to bid me adieu
But remember the Red River Valley
And the girl who loved you so true.
愛しているなら私のそばにいて
まだお別れをしたくないわ
覚えていて この赤い河の谷間を
そしてあなたを本当に愛していた
一人の女の子がいたことを
Won't you think of the valley you're leaving
Oh how lonely, how sad it will be?
Oh think of the fond heart you're breaking
And the grief you are causing to me.
考えてみて
貴方のいないこの谷間の生活が
どんなに寂しく どんなに悲しいかを
私の傷付いた恋心を
そして深い悲しみを
As you go to your home by the ocean
May you never forget those sweet hours
That we spent in the Red River Valley
And the love we exchanged mid the flowers.
故郷へ帰っても忘れないで
赤い河の谷間で過ごした幸せな時間を
一面の花の中で交わした愛のことを
(こちらのHPより引用・・・試聴もできます→
http://www.worldfolksong.com/songbook/usa/redriver.htm
この曲の入っているCDがあったら、教えて下さい。映画「怒りの葡萄」の中で、ヘンリー・フォンダがこの曲に合わせて踊るシーンは圧巻。



