旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

チューリップ咲く公園と大仏様とホッピー酒場と 新京成線を完乗!

2017-01-29 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 新京成線はカーブがきつい。京成津田沼を出発早々、鈴鹿サーキット顔負けのS字カーブが2つ続く。
6両編成の電車は最徐行するものの、台車とレールが擦れて、キーンキーンと甲高い音をたてる。

京成津田沼は京成本線から千葉線、新京成線が分岐する駅。新京成線が発着する6番線は車止めで塞がれている。
車体のラインは「ジェントルピンク」ってコーポレートカラー、枯葉っぽいイメージが華麗に変身したんだね。

今回の呑み鉄旅は新京成線で津田沼から松戸へと千葉県東部を縦断しようと思う。
ジェントルピンクは、高根公団までは密集した住宅街を往く。畑もちらほらしてくるとまもなく三咲駅だ。

冬晴れの青空に粉ひきの風車、新京成線三咲駅からバスで15分、アンデルセン公園にチューリップが咲き誇る。
今回の呑み鉄「番外編」は新京成線で津田沼から松戸へと千葉県東部を縦断する。


船橋市の姉妹都市オーデンセ市は童話作家のアンデルセンの出身地なのだそうだ
園内にはアンデルセン像や「みにくいアヒルの子」の噴水が4万株のチューリップに彩られる。
芝生広場には簡易テントの花が咲いて、親子連れがお弁当と冬の陽光を楽しんでいるね。

2つ先の駅は「鎌ヶ谷大仏」って?とりあえず途中下車してみよう。

     

鎌ヶ谷大仏は安永五年(1776年)に建立された釈迦如来、どう見ても大仏ではなく「大きな仏様」なのだ。(高さ1.8m)

この路線はカーブもキツイがアップダウンも激しい。幾つもの台地を越えて走っているのだろうね。
新鎌ケ谷からはほぼ下り一方になって松戸駅に滑り込む。7・8番線の車止めの先は飲み屋街が広がっている。 

西口駅前広場には「せんべろ」へと降りる階段が、赤い看板を目印にぽっかり口を開けている。
「居酒屋 大都会」は24時間営業している昼呑みの聖地だ。まだ13:00過ぎだけど既にご同輩が集っているね。
ネギとろ、串カツ、マカロニサラダにポッピーセットを択んで〆て1,140円、さてと始めますかね。

新京成線 京成津田沼~松戸 26.5km 完乗

<40年前に街で流れたJ-POP>
マイ・ピュア・レディ / 尾崎亜美 1977