旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

湧き出る赤い濁り湯「関温泉」を訪れる

2017-01-25 | 日記・エッセイ・コラム

 戦国時代の名将・上杉謙信も戦の疲れを癒やすために通った云う「関温泉」。
弘法大師が開いたとされる地中深くから湧き出る温泉は、湯の花が赤い濁り湯だ。
癒しの湯宿・朝日屋を訪ねたのはちょうど4年前、やはり大雪の日だった。

 

地野菜の酒粕包焼き、ふろふき大根、鰯と餅の餡かけを肴に「鮎政宗」を呑む。
"純米にごり酒湧水仕込み毘(びしゃもん)" は飲みごたえのある15度の辛口だ。
冬の一人温泉、一人酒、単身赴任時代のささやかな愉しみなのだ。