芸者衆が行き交った粋な花街・荒木町、外苑東通に面して赤く浮かび上がってるのが「一心ラーメン」だ。
どんぶりの周りをのりでしきつめた別名 “エリマキらーめん” (エリマキトカゲに似ている?)をいただく。
かなりの細麺、硬め、大ぶりなチャーシュー、玉ねぎみじん切り、メンマ、ナルト、ネギを散らして
昔ながらの濃いめの醤油味が、呑んだ後の胃袋に沁みて美味しい。(きっと身体には良くない)
後半、スープを吸ったエリマキたちを絡めて啜る細麺で二度美味しい。
大人の街で呑んだ後に、こんな旨い〆があることを今宵初めて知った。
女店主が一人で切り盛りするこの店に、また次回も訪ねたいと思うのだ。
<40年前に街で流れたJ-POP>
コントロール / 河合奈保子 1984