堂々の10両編成をくねらせて12000系が入線してきた。すでにLEDは折り返しの快速・横浜を表示している。
獅子の口をイメージした厳ついデザインに、深みのあるダークブルーは YOKOHAMA NAVYBLUE と云うらしい。
小田急、相模鉄道、JR相模線が乗り入れるターミナル海老名駅は西口に商業集積がある。
ショッピングモールVINAWALKの広場にはスケートリンクがあって、子どもたちの歓声が聞こえてくる。
2023年最初の呑み鉄旅は相鉄本線、すでに潰しているけれど、今春新線が開通するので乗り直そうと思う。
シルバーの車体にブルーとオレンジのラインを引いた車両は10000系、このスマートな特急で横浜をめざす。
海老名駅からトコトコと北へ20分歩くと泉橋酒造の蔵がある。住宅街はこの蔵を境に田圃が広がる風景になる。
と云うのも泉橋酒造は栽培醸造蔵、近隣で酒米の栽培から醸造までを一貫しているのだとか、まさに地酒だね。
っで直営ショップで求めた “とんぼのワンカップ” を携えて海老名を出発。でもさすがに開けられない。
3つ目の相模大塚駅には、一時的に電車を停めて置くための9本の電留線が設置されている。
停まっていたのはすべて埼京線から乗り入れてくるのJR車両、なんだか不思議な光景ではある。
JR埼京線の車両は、相鉄本線内を特急で走ると、西谷駅から地下へ潜って湘南新宿ラインを新宿へ向かう。
この新横浜線、3月からは東急東横線・目黒線へも乗り入れて、渋谷・目黒を経由して都心にアクセスする。
一方、本線は帷子川に沿いながら、谷底から丘の上までびっしり建て込んだ横浜の住宅街をひた走る。
帷子川の流れに従って90°転針した特急は、暫し東海道本線に並走して高島屋のビルディングに吸い込まれる。
いかにもターミナルらしい頭端式(櫛形)ホームにゆっくりと進入した10両編成、降車ホームに満員の乗客を
吐き出すと、すぐさまほぼ同じ位の乗客を呑み込んでしまう。横浜の街の大きさを感じる場面である。
横浜駅を背に、鶴屋橋で首都高の高架を潜って150mほど歩を進めると、モルタル塗りの雑居ビルが見えてきた。
板塀のような看板には「横浜商店」の文字がレトロなランプで浮かび上がっている。
お約束の “生ビール” を注文すると、これは珍しいプレモルの大ジョッキー。ハッピーアワーは200円で飲める。
アテは “キャベツとコンビーフの炒め”、これ3人くらいでシェアできるボリュームだね。
今日のお薦め串は “おもち巻き” と “とまと巻き” に “半熟うずら” (写真には遅刻)、これは食べておきたい。
メガなジョッキーで “角ハイボール” を飲みながら、カリカリのベーコンにトマトの酸味が絶妙に美味い。
“作りたてポテサラ” は、目の前で和えてくれるまだ温かい一皿なのだ。これは嬉しい美味しい。
ごろっと大きなポテトが入ってすごいボリューム。これで “黒ホッピー” を2杯いけてしまう。大満足なのだ。
「横浜愛」溢れるご常連に混じって小1時間、2,310円、横浜のご同輩が羨ましいと感じた相鉄本線の旅だ。
相模鉄道本線 海老名〜横浜 24.6km 完乗
<40年前に街で流れたJ-POP>
恋人も濡れる街角 / 中村雅俊 1982
晴れ間は広がるんですが、寒い日が続きます。
で、近いところで小さな旅をしてきました。
コメントありがとうございます。
幼い頃、相模川の砂利運ぶ単線でした。
60年前、想像出来ません。
おはようございます。
なるほど、相鉄線はそうした沿革を持つのですね。
興味深いコメントをありがとうございます。