緑の市電 “セントチャールズ・ストリートカー” は世界最古の路面電車だ。
1835年から走るノスタルジックな市電の乗ってバーボンストリートを訪ねる。
この名前はフランス貴族のブルボン家に由来する。バーボンウイスキーではない。
バーボンストリートはなんとも猥雑な界隈だ。
レストラン、ライブハウス、キャバレー、ストリップ、スーベニアショップ等が混在する。
なんだか良くわからない混沌が支配する通りは、日が暮れると人々が溢れてくる。
客引きのお兄さんを躱しつつ、踊り子の女の子の脚線美に視線を流しつつ歩くのだ。
聞こえてくるジャズ、ブルース、ロックがごっちゃ混ぜ。なんともハッピーな街だ。
デキシーランドを聞かせてくれるクラブ “Maison Bourbon” をのぞいた。
開けっ放しの窓からトランペットが溢れてくる。テーブルチャージなしの1ドリンクでOK。
クラブをはしごしてお気に入りの店を探すのも愉しい。
Another Day / Paul McCartney 1971