昭和50年代に製造されたキハ40系気動車はすでに齢40年になる。
今日は旅情たっぷりの旧国鉄型気動車に乗って男鹿線で飲んでみる。
ところがだ、せっかくのボックスシートなのにテーブルが撤去されている。
秋田駅ビルで求めた "雪の茅舎 山廃" はリュックの中、帰りの新幹線までお預けだ。
男鹿線の起点は追分駅、秋田と男鹿半島の船川港を結ぶために建設された。
「男鹿なまはげライン」を愛称するとおり、男鹿は伝統習俗「なまはげ」で有名だ。
追分を発って20分、キハは馬場目川(船越水道)を渡る。ここは八郎潟の海への出口だ。
途中駅で蓄電池電車ACCUMと交換、車両扉付近には「なまはげ」のイラストが描かれる。
旅情のキハ40・48形気動車は遠からずACCUMに置き換えられて姿を消す運命だ。
車窓に回転展望台を頂く寒風山が見えてきた。が、まるで雪国の風景ではない。
日本海につかず離れず40分、2両編成のキハ40系気動車は男鹿駅に到着。
ちょうど座席が埋まるほどだった乗客を終着駅のホームに吐き出す。
半分は足早に駅舎へ、半分はセルフィーに興じる。その多くは中華圏からの観光客だ。
船川港の向こうに秋田市街が見える。その背景の雄姿は鳥海山だろうか。
道の駅「なまはげの里オガーレ」にて、メニューに地酒がないのでプレミアムモルツ。
運ばれて来た "男鹿産天然甘海老と紅ズワイガニの2色丼"、ちょっと贅沢な丼でしょう。
プチプチと、ぶりっこ(ハタハタの卵)の食感とともに冬の日本海の幸を堪能して満足。
なまはげに見送られて、1時間後のキハで秋田へと折り返す。雪がちらついてきた。
さてとっ、帰りの新幹線で "はたはた磯焼" をアテに "雪の茅舎 山廃" を開けようか。
男鹿線 追分~男鹿 26.4km 完乗
ランナウェイ / シャネルズ 1980
今度行ったら食べてみます。
コメントありがとうございます。
地元の漁師さんは水揚げしたら豪快に食べるんでしょうね。シンプルに醤油を垂らしただけで。ぜひお出掛けください。