(子供山笠)
7月1日から福岡市の初夏の風物詩、博多祇園山笠が始まります。
7月15日までですが、最後の日の早朝に5Kmのコースを約1トンの山笠を担いで走る「追い山」競争で終わりとなります。
福岡市内では14ヶ所できれいな飾り山笠が展示されます。
福岡市中心部の黒田藩の城下町を福岡、川をはさんで商人の町を博多と言いますが、その博多の総鎮守 櫛田神社(“おくしださん”)に奉納する770年前から続いている祭りです。
博多の町を昔の自治区分の7ブロックに分け、それぞれを「流れ」と言いますが(千代流、西流など)、最後の日にこの「流れ」対抗で競争をする訳です。
飾り山笠は専門の山大工が山台を造り、飾るものは博多人形師が製作します。
7月1日にこの飾り山笠に神を招き入れてから(御神入れ:ごしんいれ)公開されます。(展示場所は前もって地鎮祭が行われています。)
ところで昔からの商店街である上川端通り商店街の飾り山だけは他と違ったことがあります。
普通は山小屋の中で展示されますが、ここは通路上での展示となりますので「神聖な山笠にさわるな」との注意書きが出されます。
それから展示場所が特定の商店の前だけにならないように毎日移動します。
ここの飾り山だけが「追い山」の最後に走ります(コースは短縮されますが)。
訂正:今年の飾り山は13か所です。来年は14ヶ所に戻ります。
博多山笠公式HP:http://www.hakatayamakasa.com/index.php