ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

G20福岡市落選、本当に残念、でも良かった

2018-02-27 08:32:16 | 街を徘徊して


来年2019年6月末、
日本で初開催となる20ヶ国・地域首脳会議(G20)の開催地が大阪に決まりました。

安倍総理の進める地方創生ということで、
福岡市が最有力という下馬評が多かっただけに残念でした。

落選理由はホテルを確保できないということですが、
スイートを含めて3万室が必要とのこと、絶対数が足りませんでした。
ベッドだけのビジネスホテルなら十分にあるのですが。

考えてみると、首脳クラスが泊まれるホテルとなると、
会場として予定されていたヒルトン福岡シーホーク、
皇室が利用しているニューオータニ博多、
それからオークラ福岡、日航福岡くらいでしょうか。
確かに十分とは言えないようです。

それから福岡空港も専用機の発着、駐機場が十分に取れるのか疑問です。
おまけに周りを道路で囲まれているので警備上の問題もあります。

そんなことよりも “九州の地方空港” にエアフォースワンが来るんですよ。
全くあり得ない話で想像もできません。

これだけでなく中国からもこれに負けない同じような大きなのも来ますよ。
フランス、ドイツからも。イギリス、ロシア、カナダからも。

もし実現しても予備の滑走路がないので滑走路閉鎖を恐れ、
民間機を早々と欠航させて対応することになるでしょう。

それから、首脳送迎車も都合つけないといけないし、
タクシーの数も足りていないと思います。バスの数なら日本一なのですが。

こう考えると、今までのキャパシティに合わせて都市機能が成り立っていますので、
これが福岡市の本当の姿、無理しても後から歪が出ます。

落選は残念でしたが良かったと思います。
全国からは身の程知らずと言われていると思いますが。

でもこの時に行われるG20財務相・中央銀行総裁会議は福岡市に決まりました。
ありがとうございます。これなら十分にやれます。




「全温度チアー」知っていますか

2018-02-21 07:45:07 | 街を徘徊して


テレビCMを見ていて思い出しました。
「全温度チアー」を知っていますか。

知っている人はかなりの年配。
東京オリンピックも、大阪万博も知っている人です。

アメリカの洗剤メーカーP&Gが初めて日本に進出した時に
アメリカから持ってきた洗濯洗剤の名前です。

「全温度」とはお湯でも水でも使えますよ、ですが、
日本では水道の水で洗うのが当たり前の当時(今もですが)、
先進アメリカでは贅沢にお湯を使って洗っているのかと逆に思ったりしました。

今はこのような言葉を使うメーカーはありませんが、
当時としては「日本の洗剤は全温度対応ではない」とインパクトを与えるような言葉でした。

また、「チアー」という言葉も、
今まで日本では聞いたこともない新鮮な響きがありました。
いかにもアメリカみたいな。

そんなこともあり、売れるに売れたそうです。
その後、粉から液体洗剤に替わり日本のメーカーの奮闘もあって、
チアーブームは終わりました。

しかし、ご存じのファブリーズ、レノア、アリエール、さらさ、
ボールド、JOY、ウィスパー、パンパースなどは全部P&Gの商品。

今も頑張っています、と言ったら失礼になります、
今やP&Gは世界一の企業になりましたので。

日本進出当初はサンホームという会社と一緒にやったので
P&Gサンホームでしたが、今はP&Gジャパンとなっています。
「暮らし感じる、変えていく」というCMをよく耳にすると思います。


 


公立小学校制服がアルマーニに、住む世界が違うではいけないの

2018-02-15 08:42:22 | 街を徘徊して


先日、東京の公立小学校の制服がアルマーニのブランド物になった、
全部揃えると8万円以上かかるという話題で賑やかでした。

話題の小学校は中央区立泰明小学校。
その時思ったこと、はて?どこかで聞いた名前・・。
そうでした、銀座のど真ん中にある小学校でした。

と言うのも、この小学校のすぐ近くに資生堂もあって、
そこの通りが花椿通り。
JR有楽町駅から、数寄屋橋公園、泰明小学校、みゆき通り、
交詢社通りを経て電通、そして花椿通りへが、歴史的なことを知りながらの
ディープ東京の散策コースの一つになっていますので覚えていました。

最初、ネットで見た時は週刊誌的な内容なので、このまま終わりかと思いましたら、
夜のNHKニュースで大々的に取り上げられ、その後こぞって民放番組でも。
出るのは批判ばかりでした。
昨日は菅官房長官からもお咎めがありました。

(九州の者がいろいろ言うことではありませんが承知の上で)

確かに福岡市の公立小学校がこんなことをしたら徹底的に叩かれるでしょう。
しかしこれが銀座なら「住む世界が違う」ことと済ませてもいいのでは。

この泰明小学校は関東大震災の時に崩壊し、
再建の住民カンパを募ったところ予定以上のお金が集まり、
いろいろ贅沢なことができたそうです。それが今の建物。
(都から歴史建造物に指定されています)
他の地域とは差が出たそうです。
つまりここは昔も今も余裕を持っている街。

私立小学校での話だったら全く話題にもならない話ですが
「公立」ということで引っかかったんでしょうね。

マスコミは “公立はこうあるべきだから” と押し付けをしている印象。
また“保護者からも批判が出ている”というのはちょっと意味が違っていて、
本音は次のようなことなのでは?

この泰明小学校、住民の子供が少ないので他の学区からの入学を認めています。
つまり〝公立小移民” しなくても行けるので、
抽選をしなければならないほど入学希望者が多い人気校となっています。

他の学区から通わせている親は制服などどうでも良い話。
中学受験には関係ないこと。
こんなことにお金をかけるなら、もっと塾の方にかけたいと思うのでは。

地元環境を大事にしたいという学校と、受験が目的では当然違いが出ると思います。

(正論の「公立はお金がなくても分け隔てなく」は、
東京中心部では通用しないのでは? 余裕がないと住めない。)

私のようなボンビー人が言うことではありませんが、
今まで築いてきた「高級銀座」というブランド、
それを守るということも(住民意識も含めて)大切なことなのではないかと思います。

銀座がどこにでもある街になってほしくありません。





街の移り変わりの早さ、記憶喪失状態になる

2018-02-09 23:06:36 | 街を徘徊して


(バレインタインおみくじ)

先日、ちょっとした用を済ませた時、
若い時に暫く住んでいた4畳半一間の安アパートの近くまで来ていたので、
懐かしさもあって寄ってみました。

ところが大通りの角を曲がったら唖然、
目の前には何もない更地が続いていました。
住んでいた時にはいろんな店があって買い物客で夕方は賑わっていました。

アパートはこの通りから1つ奥まったところにあって、
大家さんは掃除が趣味なのか、しょっちゅう掃除に来ていました。
アパートもなくなっていました。

この何もが無くなったところにぽつんと仮店舗の八百屋があったので、
これはいったい何ごと?と訊いてみました。

「ここは昔の□□通りですよね?」
「今も□□通りですよ」とおばさんが笑いながら答えてくれました。

話しによると、やっと再開発の話がまとまり、
一旦撤退して建物を全部壊したあと小規模ビルなどを建てて、また戻って来るそうです。

前の賑わいが戻るといいですねと言って出ましたが、
好きだったこの通りが、全く私の記憶に無い景色になってしまうのかと思うと複雑です。
しかし、変わるということは、街が生きているという証拠ですから良しとしましょう。

帰り道、ここでのアパート暮らしの時を思い出しました。

部屋はエアコンなどないので外の気温のままでした。
マージャン禁止令もありました。
しかし、いかに音を出さないでやれるかが技術でした。

朝、大家さんが入り口にいるので
泊まりで来ていた彼女が帰れなくなっていて、
脱出の手助けを依頼されたことも。

そう言えばシンナーを吸っていた者もいましたね。
本人からは何故か信頼を持たれていて結構話し相手になっていました。

街の景色では記憶喪失になりますが、こんなことは忘れないようです。




飛行機の通路上での、子供のうんこ

2018-02-03 18:23:10 | 街を徘徊して


(春節を迎える)

北京市内からちょっと離れた場所の、昔からの古い住居だったところが、
道路側だけ改装され洒落たブティックなどになって若い人を集めています。
そこでの光景。

奥にある住居から幼児が前の道路に出て来て、
いきなり店の入り口前で紙を広げてうんこを始めたのです。

これにはびっくりしましたが、それよりも店の中から店員が見ていましたが
何の注意もしなかったことは意外でした。
これが毎日の生活習慣となっているのかと思いました。

昔からの住居で子供がぽっとんトイレに行くには危ないので、
地面に紙を敷いてさせるようにしているのだと思います。
思い出せば日本でも同じようなことをしていました。

中庭では鳥とか動物も飼っていますので
「前の道路でしろ」と言われているのかもしれません。

同じようなことで、飛行機の通路で子供にうんこさせた話がありました。
民度が低いと軽蔑する前に、飛行機はまだ乗り慣れた人ばかりではないので、
トイレを子供と一緒に使いきれるのかどうか。
子供も座るトイレには馴染みがないかもしれませんし、
中国のCAは絶対こんなことには協力するわけがない。

母親としては子供の緊急うんこが最優先ですから、
躊躇せずにそのようにしたのではないかと思います。
(中国のCAもキツイですが、母親はそれ以上に強いので、
非難するCAと大声でのやり合いがあったのではと想像)

5000年の悠久の歴史を誇る中国も、周りの環境が急激に変わっていますので、
あと10年もすれば意識も変わって行くのではないかと思います。

中国では2月の春節が人民大移動となりますが、
この時のことを思い出しました。
今年の春節は2月16日。