来年2019年6月末、
日本で初開催となる20ヶ国・地域首脳会議(G20)の開催地が大阪に決まりました。
安倍総理の進める地方創生ということで、
福岡市が最有力という下馬評が多かっただけに残念でした。
落選理由はホテルを確保できないということですが、
スイートを含めて3万室が必要とのこと、絶対数が足りませんでした。
ベッドだけのビジネスホテルなら十分にあるのですが。
考えてみると、首脳クラスが泊まれるホテルとなると、
会場として予定されていたヒルトン福岡シーホーク、
皇室が利用しているニューオータニ博多、
それからオークラ福岡、日航福岡くらいでしょうか。
確かに十分とは言えないようです。
それから福岡空港も専用機の発着、駐機場が十分に取れるのか疑問です。
おまけに周りを道路で囲まれているので警備上の問題もあります。
そんなことよりも “九州の地方空港” にエアフォースワンが来るんですよ。
全くあり得ない話で想像もできません。
これだけでなく中国からもこれに負けない同じような大きなのも来ますよ。
フランス、ドイツからも。イギリス、ロシア、カナダからも。
もし実現しても予備の滑走路がないので滑走路閉鎖を恐れ、
民間機を早々と欠航させて対応することになるでしょう。
それから、首脳送迎車も都合つけないといけないし、
タクシーの数も足りていないと思います。バスの数なら日本一なのですが。
こう考えると、今までのキャパシティに合わせて都市機能が成り立っていますので、
これが福岡市の本当の姿、無理しても後から歪が出ます。
落選は残念でしたが良かったと思います。
全国からは身の程知らずと言われていると思いますが。
でもこの時に行われるG20財務相・中央銀行総裁会議は福岡市に決まりました。
ありがとうございます。これなら十分にやれます。