ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

九州大学に残る戦争跡の建物

2015-11-30 08:45:33 | 街を徘徊して


(前回 九大建物 続き)
移転途中の九州大学構内に残されている一番汚い建物、航空工学科の建物だったそうですが、戦争当時、空襲の標的にならないように建物を黒く塗った跡がまだ残っています。
福岡市内でこのようなものが残っているのはもうここだけではないかと思います。

福岡市はアメリカ軍からB29爆撃機200機以上の編隊によって空襲を受け、1000人の死者が出ました。
福岡大空襲から70年になりますが、この建物は平和を考えるモニュメントとして残しておいてもらいたいものです。

ところでこの建物中央部が塔のようになっていますが(当時としては珍しい造りだそう)、これは管制塔を意識したものではないかと云われています。


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九州大学工学部本館のライオン飾り

2015-11-27 08:24:29 | 街を徘徊して


(旧工学部本館建物)

今から85年前の1930年に建てられた九州大学の旧工学部本館ですが(工学部は既に新キャンパスに移転してしまったので「旧」、今は総合研究博物館となっている)、建物壁面にライオンの飾りが付いていることをある資料から知りました。
飾りは雨どいの上部にありました。全部で50個あるそうです。

この建物は九州帝国大学の建築課長だった倉田さんという方が設計されたそうですが、ライオン飾りに関しての図面は残っていないそうです。
倉田さんは旧門司市役所(今は北九州市門司区)も設計されており、これにも別の形のライオン飾りが付いていたそうです。
それとこの工学部本館玄関にはステンドグラスも付けられています。

ところでこの建物には更に古い話しがあり、実は今の場所に「(元)工学部本館」があったそうで、これは火災で焼失してしまいましたが、その赤レンガを再利用して現在の大学本部建物が造られました。この大学本部建物には帝大当時、天皇陛下をお迎えした貴賓室があるそうです。

現在九州大学は別場所に新築移転中ですが、このレンガ建物(工学部本館、大学本部)だけは保存される予定になっているとのことです。


(雨どい上部のライオン飾り)



(大学本部建物)

(次回に続く:九大に残る戦争跡建物)
http://blog.goo.ne.jp/nihao27jp/e/e68157a8c7a9a6657714d74b148f90db



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電車内に鏡、生意気に九州から相鉄のことを

2015-11-20 00:02:04 | 街を徘徊して


先日のヤフーニュースの中に「なぜ電車内に鏡?」の記事がありました。
この表題を見て「相鉄のことだ!」と思いましたが当たりでした。

JR横浜駅と小田急の海老名駅とを結んでいる相鉄線(相模鉄道)の車両には、各車両のまん中ドアの横に1か所だけ、縦が20cm位、横が30cm位の鏡が付いています。
60年位前から付けられているそうです。しかしこれも順次無くなるとのことで、乗り入れの関係でJR東日本と同じ仕様になっている新しい型の車両には鏡は付いていないそうです。

話は変わりますが、この相鉄ならではの電車運用。
終点で始発の海老名駅、6~8分おきに折り返しで横浜行が出て行きますが、朝と夕方~夜の時間帯は全部が「急行」、昼も急行中心のダイヤになっています。
これだけで見ると途中の駅で降りたい時はどうするの?と戸惑うでしょう。

でもうまく出来ています。横浜と海老名のちょうど中間に二俣川という駅があり、この二俣川までは各駅に停車します。そしてこの後横浜までがノンストップとなります。
逆も同じ、横浜から二俣川まではノンストップ、二俣川から各駅停車となります。
横浜と二俣川間は各駅停車がふんだんにありますので不便は無いようです。
他社の路線と比べると距離が短いのでこのような大胆な運用ができるものと思います。

それから一般の電車の窓ははめ殺しになっているので開けることが出来ませんが、相鉄の古い車両では窓が開けられるように横に押しボタンスイッチが付いています。
昔はエアコンなどなかったので窓を開けられるようにしていた名残りです。
そしてこの窓は閉め忘れが出ないように車掌(運転)室から一斉に閉めることができるようになっています。

最後にもう1つ、テレビなどのドラマ撮影ではこの相鉄線が多く使われています。
これは相模鉄道が撮影に協力的だからできることだそうです(他社線では制限事項が多くて自由に動けないらしい)。
*鏡が付いている電車は記事によると新京成電鉄、名古屋市営地下鉄もだそうです。




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「地球にやさしい」がトンデモ結果に

2015-11-13 00:09:27 | 街を徘徊して


ネットで買った荷物の中などに緩衝材パックが入っています。直径2cm位、長さ3cm位の白いマシュマロみたいなものをビニール袋詰めしたものです。

これは後から荷物を出す時などに便利なので再利用しようとコンテナBOXの中に入れて保管していました。
先日必要になったのでコンテナのフタを開けてびっくり玉手箱。中は黒ゴマみたいなフンだらけでした。
最初はゴキブリの巣になっているのかと思い、慌てて殺虫剤をスプレーしましたが何の反応もありません。
コンテナは密閉状態でしたので外から入ることは考えられません。

恐る恐るフンまみれになった緩衝材の袋を1つ1つ調べて行きましたら中に動く虫を見つけました。
それは体長3mm位の茶色のコバエでした。

以前の緩衝材はプラスチックで出来ていましたが、近頃は「地球にやさしい土に戻る素材」ということでトウモロコシでんぷんとか砂糖キビ繊維などで作られているそうです。
要は、この「地球にやさしい」素材で出来た緩衝材は虫にとっては食糧でもある訳です。

多分、緩衝材をパック詰めしている時にコバエが紛れ込んでしまったものと思います。
そして豊富な食料の中で、袋には空気抜きのために隙間がありますので、そこから出入りしてわが世の春を謳歌していたのでしょう。
「地球にやさしい」の意外な結末でした。


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渋谷のロフトで買った招き猫から昔話を

2015-11-05 07:57:47 | 街を徘徊して

 

上の写真は30年位前に出張した時に渋谷のロフトで買った招き猫です。
古いので色もくすんでしまいましたが買った時はいい色をしていました。
5階か6階だったと思います、エスカレータの正面に置いてあり、見るなりどうしても買いたくなりました。
この頃は「西武百貨店ロフト館」と言っていまして、ロフトの店舗はまだここだけでした。
今は全国で50店舗近く展開しているそうです。
福岡には7~8年前に「天神ロフト」が出来ました。売り場面積は渋谷ロフトと同じで、全国でも4番目の広さだそうです。
ところで天神ロフトが入っているビル(オーナーはあの三菱地所)には、前は「秋葉原が天神に来た」ということで電器店、電気部品店を集めていましたが、その後はテナントがしょっちゅう変わっていました。
ビルの壁面にはテレビのブラウン管が縦横に並んでいて(30個位あったと思う)画像を流していました(当時はLEDディスプレイなどありませんでしたから。今の“LOFT”の看板位置がディスプレイ部分でした)。
画像を流していたのは最初だけで、昼間は太陽の光で殆ど見えなかったし、夜は人が通らないので誰も見ない。
今は三越も地下鉄駅も近くに出来て、地下街もここまで延びましたので当時と比べると賑やかになりました。
最初、天神ロフトは中心部の一等地に出店予定でしたが、ビルが耐震構造でなかったので今の場所になったそうです。
京都だったら景観条例に触れる色、「LOFTのコーポレートカラー=黄色」が目立ちます。
ところで渋谷のロフトの入り口にある看板は、字の一部が動いて(回って)いましたが今も動いているのでしょうか。
下写真は天神ロフト




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