(今年は博多山笠を1週間早く公開、第99回ライオンズクラブ国際大会開催のため)
すみません、硬い話をさせて下さい。(日頃から硬いですが)
中国寄りになっていた台湾の総統が今回の選挙で降ろされ、中国色のない新しい総統に変わりました。
香港だったら共産党主導人事になったでしょうが、
いくら中国が「1つの中国(台湾は単なる台湾島)」と言ってもまだ台湾は征服されていないので民主主義が生きています。
香港が中国に返還された時、19年前の6月30日深夜、私は返還式典の様子を台湾のホテルでライブ中継を見ていました。
翌日、ある会社に行った時、香港返還の話しを出したら皆の顔色が変わってしまい白けた雰囲気になり冷や汗をかきました。
どのチャンネルも式典の様子を流していたので台湾でも受け入れているのかと勘違いしてしまいました。
実際は複雑な気持ちでテレビを見ていたのだろうと思います。
香港の返還に当たり「1国2制度を50年間続ける」という約束でしたが既に一部は反故にされています。
台湾国民としては思った通りだったと感じている人も多いのではないでしょうか。
民主国家の常識が通用しない中国ですし、共産党としては国益のためなら約束など守る必要もありません。
今の中国の習近平主席は自分の時代に台湾を併合して、香港式統一を果たしたいという話も流れています。
今回の総統選挙で台湾国民は「NO」の意思表示をしました。
落ち込んでいる中国経済と心中したくないというのもあったと思います。
しかしこれから中国は台湾に対し経済的な制裁を加えて来ることは明らかですが、自由圏諸国は台湾を守ってほしいと思います。