近頃よく聞くのが「真摯に」と言う言葉、以前はこんなに使われていませんでした。
真摯って何？と辞書を引いたこともあります。
それが今では何でも「真摯に受け止めます」とか「真摯に対応させて頂きます」などと、お詫び会見では欠かせない言葉となりました。
この言葉を使うことと頭を深々と１０秒以上下げておけば第一段階はクリアになる？ようです。
もっと使ってもらって流行語大賞ノミネートを狙いましょう。
ところでこれを議員先生が使うと事をうやむやにする魔法の言葉になるようです。
マクドナルドが１年以上も売り上げが伸びず、今年に入ってからは前年比－３０％の状態が続いているというニュースが流れています。
１９７１年創業以来の危機状態だということで約１３０店舗を閉鎖、リストラ、社員の給料を下げることになったそうです。
しかし今回退職した原田会長には３億４０００万の退職金、カサノバ社長には１億７００万、各役員には７８００万の前年期の報酬が支払われるそうですから（いかにもアメリカ的）現場の不満が燻るのではないかと思います。
ところで関連ネット記事に、世間を騒がせた異物混入は２４時間営業に原因があるのではという意見が述べられていました。
つまり掃除する時間がないから。
これで思い出したことがあります。
創業者の藤田田（でん）さんのやり方は、営業時間が終わると中の電気を全部点け、明々とした状態で徹底的に掃除をさせました。
これには別の目的があって、掃除しているのをわざと見せるためでした。
当時は遅くまで開いている店はありませんので、その暗い中、マクドナルドだけが皓々としていて中を覗くと皆で掃除している、これが藤田田さんの自慢だったようです。
焼く部分などは全部分解して洗うという徹底ぶりだったそうです。
これだったら従業員の意識も変わりますから異物混入の余地はないでしょう。
この時からすると時代も、考え方も、嗜好も変わりました。
カサノバ社長は起死回生にアメリカ本社が送り込んできた人材でしたがいつまで迷走が続くのでしょうか。
（余談ですが「マクドナルド」と名称を決めたのは藤田田さんです。アメリカ式の「マクダーナルズ」では日本式発音に合わないと反対したからです。）
夢の中で、知人２人と何かの施設に行った時“２５００万円”を拾いました。
札束が目の前に落ちていたのですが、目が覚めて冷静に考えると５０～７０万円位の量ではなかったかと思います。
本当に２５００万円だったら両手一抱え分はあると思いますし、こんなものが生のまま落ちている訳はありませんから、いくら夢でも異様な光景に見えた筈です。
なぜ２５００万円なのかは分かりませんが、それよりも礼金がもらえるぞと３人で万歳をしました。
日ごろから正直者の生活をしていますからネコババするという気持ちはなかったようです。
それで、礼金をもらいたいのだったら警察に遺失物として届けないと権利が出ないのではということになりました。
しかしここが道路とは違って施設の中だから、勝手に持ち出して警察に届けられるものかどうか、警察より先に施設に届けなければならないのではないか、施設内の落し物は施設の物ではないか、そうなると礼金はもらえないぞと、３人で喧々諤々の話しに。
結局はここで私の脳みそが処理能力を超えまして、夢の続行よりも中止して目覚めさせるということを選んだようで、目が覚めまして夢はここで終わり。
しかし夢だけに終わらせないで正夢にならないかとわずかな期待を持っています。
（前回続き）
５年位前になりますか、福岡ダイエーショッパーズプラザ地下の食料品売り場に懐かしさから立ち寄ってみました。
あの感動した時の面影は全くなく、全体的にきたない感じで（ただ時間がそのまま過ぎ去っただけという感じ）、場所柄売れるからでしょうが弁当とお惣菜ばかりが目立ちました。
地場の大手スーパーは小ぎれいでおしゃれにしていますのでやろうと思えばどのようにも出来たのに、その頃からどうでもよいというムードが漂っていたのではないかと想像します。
イオンが経営支援しましたが、思い通りダイエーが動かないので完全子会社化になったと聞きます。
しかし今までの沈滞ムードをどれだけ払拭できるでしょうか、要は旧ダイエー社員の意識次第ですので。
ところで今では当たり前になっている遅い時間までの営業、値引き販売、正月休みなしなどはダイエーが最初だったと記憶します。
また、大型店舗規制法が出来たのも確か福岡ショッパーズプラザがきっかけだった筈（百貨店法のウラをかかれた、それで今は小売店を集積させるモール方式になった）。
しかしダイエーはそれまでの日本の商習慣をがらりと変えてしまったと思います。
ダイエーは私の青春の中の１つに存在していましたので本当に寂しく思います。