ほかほか弁当 “ほっともっと”のシャケ弁が3月でなくなってしまいました。
大きな切り身が載ったシンプルな弁当でしたが、使われている魚は鮭ではなく、ニジマスだそうです。
例の“食材偽装摘発まつり”でも話題になっていました。
販売中止になったのはお客の嗜好が変わったからで、偽装騒ぎが原因ではないと思います。
ニジマスはもともと淡水魚で白身魚、鮭と同じサケ目サケ科の魚ですが、
鮭よりも早く大きく育つそうで採算性が良いとのこと。このニジマスを海水で養殖すると赤身になるそうです。
元は同じニジマスですが赤身の方を区別してサーモントラウト(トラウトサーモン)と呼ぶそうです。
ですから正確には「ニジマス弁当」とか「サーモントラウト弁当」と言わなければならないそうですが、
弁当屋さんとしてはお客に馴染みがない上に、ニジマスには寄生虫がいると誤解されているのでイメージが悪いとのこと。
ところで先日出された公的指針で「鮭」と表示して良いことで決着したようですが、こういうものは高級レストランの偽装と違って目くじらを立てるようなことではないと思います。