ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

イルミネーションもなくなり、寂しくなりました

2018-01-29 12:22:17 | 街を徘徊して


街を飾ったイルミネーションもなくなり、平常に戻り寂しくなりました。

イルミネーションの起源は16世紀のころ、
ドイツの(宗教改革)マルティン・ルターが、森の中で見て感動した輝く星を、
木の枝に多くのロウソクの火を飾って景色を再現しようとしたことが始まりだそうです。

ところで、昔はLEDでなく小さな電球を使っていたので、
熱で木が枯れると、イルミネーション論議があったのを覚えています。

場所は東京の青山、表参道。
その頃は街路イルミネーションなど、東京でしか出来なかったことでした。

思い出になりますが、
仕事が遅れて大みそかに、東京から福岡に帰ることになりました。
そこで30日の夜、
表参道のイルミネーションを一目見てみたいと思い出かけました。
ところががっかり、イルミネーションは終わっていて、
代わりに初詣にそなえ、日の丸の小旗と提灯がずらりと飾ってありました。

明治神宮の参道ですから当たり前。
しかし、本当に力が抜けてしまいました。

ところでロウソクの火で思い出しましたが、
台湾の有名なお寺、龍山寺(ロンシャンスー)は、
円錐形の赤い台にずらっと小さいロウソクが立てられていて、
それぞれが放つ光の揺らめきは、それはそれはきれいなものでした。

今は全部が橙色のLEDに替わってしまい情緒も何も無くなってしまいました。
しかし、ロウソクが毎晩2~300本も燃えてしまうことを考えると、
情緒より省資源でしょうね。



博多の大博(たいはく)通り、博多湾からの風を感じる

2018-01-23 08:01:02 | 街を徘徊して

大博通りで唯一残る立退きの跡(IDEX新出光本社ビル)。
1階部分の引いている所から道路まで、立ち退きに応じない1軒の民家がありました。
それで民家を残したまま、一部屋根に覆い被さる形でビル建設が進められました。
この窪みはその時の名残です。(グーグルのストリートビユーで状況が分かります)
ところでIDEXは、博多山笠の時は会社あげて多大な支援をされています。

博多駅から真っ直ぐ、
博多湾に通じる大通りを大博(たいはく)通りと言います。
福岡国際マラソン、博多山笠のコースにもなっています。

以前はここに路面電車が走っていて、
通りに面して住宅があって、畑などもありました。

そんな昔からの街並みが都市計画によって立ち退きさせられ、
今の大きな道路が出来ました。
立ち退きはスムーズには行かず、10年以上かかりました。

博多湾と直結していますので
朝は海風、夜は陸風を感じなければならないのですが、
実際は通りの両脇に高いビルが並んでいるので 風の誘導路みたいになってしまい、
博多湾の風がまともに来ます。

(それを利用して)この通りにはおすすめの季節があります。
11月~12月、街路樹の葉が落ちる頃、
人もいなくなった夜遅くに歩いてみて下さい。

風がぶわっと吹いて、枯葉が足元に当たります。
ああ何とも寂しい感じ、どんな鈍い人でも胸がキューンとなる筈です。

夏の恋も終わりとなって、落ち込んでいる時には最高のシチュエーションです。
街路灯だけの明かりも寂しさを増してくれます。

自分の世界に浸ることができます。ここで寂しさを楽しんでみて下さい。
歩いている内にふっ切れますよ。


「みらいへの手紙」、 九州電力のCMは  反原発を意識して?

2018-01-17 08:11:30 | 街を徘徊して


九州内に限られていますが
「みらいへの手紙」シリーズで九州電力のCMが流れています。

今流れているのは、未来の君へを伝えるナレーションと共に、
最初に石炭火力発電所、次に地熱発電所が出て、
最後に自然豊かな中のダムになって、水力発電設備の点検で終わります。

原子力は2カ所ありますが出てきません。
出すと反感を買うからと思います。
九州電力としてもいろいろと気を使っているようです。

しかし九州の電気供給量の14%は原子力発電、
それとCO2を出す火力発電が67%
(LNGガスが33%、石炭が31%、石油が3%)という現実。

そして水力発電が4%、地熱は1%以下。
これで総発電量の85%を占めています。

あとの15%が太陽光発電(8%、昼だけ)とか、
風力とか、企業発電所からの余剰など。

九州内の新幹線、JR九州とか西鉄の電車もこの電気をもらって動いています。

ところで毎日の発電量の約半分、45%は
原子力と石炭火力を使って一定量の発電をしています。

理由は、この2つは需要増減に細かい対応が出来ないからです。
需要変化に対してはLNG火力が受け持ち、昼間は太陽光も入れます。

それから、火力の「石油発電」。
聞き慣れないですが、ケーブル供給できない島の電力は、
人の背丈ほどもある何台ものディーゼル発電機によって賄われています。

九州電力のCMを見て、
えっ?何でダムが出る?と思ったことから、こんなことを書いてみました。
あまりにもイメージ中心で、現実離れしていましたので。




相撲の暴力、 いつから良い子扱いに

2018-01-10 08:57:06 | 街を徘徊して

(福岡城址  真冬の光イベント)

横綱の暴力沙汰が表に出て過剰な反応になりました。
まるで殺人犯を捜すようなマスコミの取材ぶり、フラッシュの嵐でした。

ところで、これが相撲でなくプロレスだったらどう扱ったでしょう?
同じように「今どき暴力はいけません」になったかどうか。
話題にもならなかったのではと思います。

学校、実業団の相撲競技とは違います。
血の気が多い者だけが勝ち残るプロの世界。
殺すまではしないまでも(実際殺してしまった親方もいましたが)、
多少の暴力はあって当たり前なのではと思います。

年功序列で横綱にはなれませんし、当然強い者が絶対的な上。
運動会の時、一緒に手をつないでゴールしましょうみたいな、
きれいごとを言って済ませられるような世界ではないことは確かです。

ところで相撲興業は江戸時代の昔から大衆娯楽として楽しまれて来ました。
以前は本場所は2回しかなく、これでは食べて行けませんので地方巡業をしていました。

その後4回になり今の6回になりましたが、以前の名残で地方巡業は続いています。
娯楽ですので、巡業先では地元力士を勝たせる配慮をしますし、
幕内力士は順番で勝ったり負けたりしています。

私が思うに、今回の問題は暴力ではなく、
同じ国籍の者が多く集まり、それも上下関係がはっきりしている中では、
何かを有利に動かせることも可能ではないのかと思います。

以前は八百長がありましたが、今度は外国籍親方問題が隠れているような気がします。
マスコミはただただ暴力反対、貴乃花親方の奇人変人扱いに終始していますが、
本質はそうじゃないのでは。

それとマスコミに腹立つこと、
ものごとには裏と表、影と日なたがあっていいじゃないですか。
エンターテイメント内容なのに正義ぶって何もかも日に晒す必要があるのかと思います。
今回の報道騒ぎには白けてしまいました。

年が明けた直後、「午前0時00分の貴乃花部屋」と、暗視カメラ風に
照明なしの中継をした(バカな)局もありましたが、何を考えているのやら。


「2位ではだめなんでしょうか」からもう8年か

2018-01-04 14:48:34 | 街を徘徊して


毎年1月3日に行われる筥崎宮の玉せせり、玉取り祭り。
海組と陸組に分かれ玉を取り合い、その年の豊作、豊漁を占います。
博多はこれで1年が始まります。

謹賀新年。
昨年末、新しいスーパーコンピュータ(以下スパコン)を開発している代表者が、
補助金不正受給の疑いで逮捕されました。

この時のニュースで知ったことですが、すごいものを開発していたんですね。
逮捕されなかったら分かりませんでした。

ところで日本が持っているスパコン「京(けい)」は一度世界一になりましたが、
その後は中国に上位を奪われています。
民主党時代の事業仕分けの時に、蓮舫さんの、あの
「なぜ1位にならなければならないのでしょうか」で開発予算は凍結。
その結果中国の台頭を許すことになりました。

不況で国力がありませんでしたし、民主党は科学技術より目先の福祉優先でしたから。
ところで今回の開発コンピュータの計算能力は「京」の128倍。
民間で開発のスパコンでは世界4位の能力だそうです。

「京」はとにかくでかいので、本体を置く大きな建物とは別に
冷却機専用の建物もあります。
今回のスパコンは大掛かりな建物は不要。
それは本体を冷却するのに空気を使わず、透明の液体の中に浸けているからです。

電気は濡れたらショートするという常識しかありませんでしたので意外でした。
純水を使っても電気は通しませんが、酸素分子の入っていない何か特別の液体なのでしょう。

こんなものを開発した当人が逮捕されるとは残念。
税金を投入して開発したのに、
この会社が傾いたら、また中国企業が手を出して来るのではと心配します。