街を飾ったイルミネーションもなくなり、平常に戻り寂しくなりました。
イルミネーションの起源は16世紀のころ、
ドイツの(宗教改革)マルティン・ルターが、森の中で見て感動した輝く星を、
木の枝に多くのロウソクの火を飾って景色を再現しようとしたことが始まりだそうです。
ところで、昔はLEDでなく小さな電球を使っていたので、
熱で木が枯れると、イルミネーション論議があったのを覚えています。
場所は東京の青山、表参道。
その頃は街路イルミネーションなど、東京でしか出来なかったことでした。
思い出になりますが、
仕事が遅れて大みそかに、東京から福岡に帰ることになりました。
そこで30日の夜、
表参道のイルミネーションを一目見てみたいと思い出かけました。
ところががっかり、イルミネーションは終わっていて、
代わりに初詣にそなえ、日の丸の小旗と提灯がずらりと飾ってありました。
明治神宮の参道ですから当たり前。
しかし、本当に力が抜けてしまいました。
ところでロウソクの火で思い出しましたが、
台湾の有名なお寺、龍山寺(ロンシャンスー)は、
円錐形の赤い台にずらっと小さいロウソクが立てられていて、
それぞれが放つ光の揺らめきは、それはそれはきれいなものでした。
今は全部が橙色のLEDに替わってしまい情緒も何も無くなってしまいました。
しかし、ロウソクが毎晩2~300本も燃えてしまうことを考えると、
情緒より省資源でしょうね。