ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

福岡市長選挙と中国の人民公社

2018-11-28 11:02:16 | 街を徘徊して


先日行われた福岡市長選挙は
現職の高島市長が共産党推薦の神谷氏に
3倍以上の大差を付けて再選されました(立候補は2人のみ)。

対抗する神谷氏は当然ながら高島市政を全面的に批判。
「市内ロープウェイなどいらない」を前面に出し、
「そのお金を福祉に回せ」でした。

そもそもこの話(ロープウェイ)の最初は、
博多港の隣にある国際会議場、博多アリーナの人を運ぶ手段として出てきた話です。
西鉄に要望しても、イベントが不定期なので路線バスが組めないそうで。
それで、交通の便が悪い博多駅と博多港との間を
(建設コストが一番安い)ロープウェイで結んだらどうかという話でした。

都市のロープウェイはロンドンに次ぐものだそうですし、
これが観光の目玉にもなるのではというものです。

まだ何1つ決まっていないのに、「市長が税金を福祉に回さないで
こんなことにつぎ込むぞ」というような言い方で、
選挙材料にうまく利用されてしまいました。

しかし、実現どうのこうのは高島市長ではなく、
市議会で決めることでしょう。

また、「高島市長が反対を押し切って
子供病院を人工島に移した」と言っていますが、実際はこうでは?

「老朽化し耐震性がないので建て替えする、
今の敷地では狭いため増える患者を捌ききれないし、
最新医療設備も導入できない、緊急のヘリポートもない」
それで広い場所が確保できた人工島に移転しただけの話では。

移転に反対していたのは通院に便利な西側地区の一部の人たちと思います。
今は何処からでもアクセスし易くなり、平等に行けるようになりました。

それから福岡市が進めている市内中心部の再開発事業についても反対。
そのお金があるなら福祉に回せと言っていました。

これには間違いがありますが、
福岡市がお金を出してやっているのではなく、
福岡市が開発許可を出して三菱地所や地場企業がやっている民間事業です。
福岡市は開発に協力した企業の税金を一部優遇するだけ。

今回の選挙は、更に福岡市を発展させたいとする現市長に対し、
そんなことするより福祉に金を回せだけの感じがしました。

ところで福祉、福祉と言われると中国の「人民公社」を思い出します。

今の中国を作った毛沢東(もうたくとう)主席は、
1949年、自分が理想とする共産主義社会を実際に実現させました。
集落ごとに人民公社という組織を作り、そこで共同生活をしました。

その中には学校も病院もあって、食べることも全て無償にしました。
しかしその結果は皆が働かなくなり、
20年後、経済は破たんしてしまいます。

そして中国歴史に汚点を残す「文化大革命」になって国は大混乱に陥りました。

全国を見ても分かるように、
経済が発展しないと福祉のお金も出ません。
やることに批判ばかりしていては先に進めません。
金を回せという前に、
福岡市をどう経済的に発展させるかを少しは考えてみてはどうでしょうか。

追記補足:
12月6日に行われた福岡市の新交通システム委員会で、
ロープウェイにコスト、輸送性などすべての点で高評価を出した。
総工費400億円の具体的な数字も出された。
2月13日
ロープウェイはやるなら民設民営と決定。
(もともと市営の話は最初からなかった)



中国、韓国の団体ツアーバスお断りします 

2018-11-23 12:16:48 | 街を徘徊して



福岡市近郊にある有名なお寺、南蔵院。
世界一のブロンズ涅槃像があります。

ここでは中国、韓国の団体ツアーバスお断りになっています。

ツアー会社とすればタダで行けるありがたい場所だったのですが、
とにかく訪問客のマナーが悪いそうです。

仏教に全く関係ない人たちだからか、
ゴミは散らかす、騒ぐ、場所を弁えないで写真を撮りまくる、
結局参拝もせずトイレを使うだけ。

慈悲深い住職も腹に据えかねたのでしょう。

実際、バスが停まると渋滞が起こるし、
近くの店に寄ってお金を落すわけではないので以前から苦情が出ていました。

しかし、タイの観光客と思いますが
涅槃像の前で座って熱心にお祈りしている人もいます。
このような観光客は歓迎。

日本人も教会ではマナーがない人が多いので責められませんが。
観光の場ではなく、お祈りの場であることを忘れないようにしましょう。

ところで、博多駅に南蔵院の広告があります。
住職が良いことを言っていますよ。

「朝日にお願いする人は多いが、夕日に感謝する人は少ない。
一日の感謝の気持ちを忘れないように」と。



東京ラブストーリー、再放送を見た

2018-11-13 11:29:32 | 街を徘徊して


「あの日 あの時 あの場所で 
君に会えなかったら 僕らはいつまでも 見知らぬ二人のまま・・・」

小田和正さんの曲で始まる27年前のドラマ、東京ラブストーリーが再放送されていました。

何で古いドラマを再放送?と思いましたら、
この時共演した織田裕二さんと鈴木保奈美さんが、
再びドラマ「SUITS」で共演ということで番組宣伝が目的だったようです。

27年前はバブルの時代が終わったばかり。
まだバブルの残り香のする東京で、
地方から出て来た高校同級生3人に帰国子女、良家のお嬢さんが加わっての恋愛ドラマ。

いつも優柔不断なので、ドロドロの世界になってしまい、
毎回この先どうなるのかと。
視聴率30%を取った理由も分かります。

同世代で「カンチ(織田)」と「リカ(鈴木)」に感情移入した人はかなり多かったと思います。

ところで当時はスマホも携帯もなかった時代、
連絡は家の固定電話と公衆電話か会社の電話。
思えばこんな状況下でデートしていたんですね。

デート場所も住んでいる部屋もおしゃれ、
ライトな同棲、それと多くの人が行きかう東京の街、
こんな都会の風景にみんな憧れを持ったと思います。

それにしても懐かしかった。フジテレビ、再放送ありがとう。



教えてグーグル

2018-11-07 21:02:25 | 街を徘徊して


正直、ここまで音声認識が進歩するとは思いもしませんでした。
ずっと前、CNNのニュースで、
アナウンサーが言って2秒位遅れて下に英文字幕が出ていました。

誰かキーボードを叩いているにしてはあまりにも早すぎるので、
音声認識だろうと思っていました。

この頃からアメリカでは盛んに研究されていたものと思います。

先日すごいと思ったのは(CNNではありませんが英語の)
3人の討論番組で1秒位の遅れで字幕が出ますが、
他人の発言を遮って割り込みを入れても、
途中で発言が尻切れトンボになってもその通りの英文字幕が出ました。

個人を特定でき、訛りも捉えた音声認識になっていると思います。

ところでNHKニュースでも字幕が出ますが、
これは音声認識ではなく、予め用意されたもので難聴者向けだと思います。

まさか日本語の音声認識ができるなど、
10年も先の話だろうと思っていましたが、
多言語の翻訳機まで出て、自分の先見力のなさを改めて感じます。