ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

お月見とバーベキュー

2014-08-30 07:40:26 | 街を徘徊して


9月8日が中秋の名月ですが台湾では中秋節と言って祝祭日でお休みになります。
この前後は帰省の車で高速道路が大渋滞になります。
そして中秋節=バーベキューの日ともなっています。
とにかく一日中みんなでバーべキューをします。午前中には職場の仲間と、午後はサークルの仲間と、夜はもちろん家族と一緒に。
これは昔からあった習慣ではなく、ここ20年位の間に始まったことです。
聞く人によって何時から始まったかの記憶は曖昧です。
言えることは、焼き肉のたれを作っているメーカーが毎年、この時期になると宣伝を繰り返していました。
それでバーベキューをしたいという意識が刷り込まれてしまい、中秋節になると「バーベキューだ!」というようなことになってしまったようです。
それとこの時期は帰省した家族が一堂にそろいますので、このようなことからも自然と受け入れられるようになったと思います。
スーパーではバーべキュー関連商品の大売出しをしています。
ところでご存知とは思いますが、この中秋節に食べるお菓子が「月餅」です。
福岡・博多イベント情報:よかなび http://yokanavi.com


月の大きさは変わる

2014-08-23 07:43:45 | 街を徘徊して


残暑は厳しいですがこれから月がきれいな季節になります。
今年の中秋の名月は9月8日です。
ところで月が東から出る時は大きく見え、上がると小さく見えるのは目の錯覚ですが、地球から見る月の大きさは長い周期で見ると実際に変わっているそうです。
理由は月の軌道は真円ではなく楕円軌道を描いていて、近い時は地球から約36万Km、遠い時は41万Kmになるので約14%の大きさの違いが出て、明るさでは30%違うこともあるそうです。
「今日の月は大きくて明るい気がする」は本当のことでした。
一番大きくなる時の月をスーパームーンと言います(中秋の名月=スーパームーンとは限りません)。
因みに2週間前の8月10日の月がスーパームーンでした。
残念ながら台風により見ることはできませんでしたが、翌日の月は欠けが始まっていましたので大きいという感じはしませんでした。
話はがらりと変わりますが、そんな月が近くにあるのになぜ宇宙開発は火星を目指すのでしょう。
火星までは1年半かかり、行くまでに許容量を超える銀河宇宙線を浴びてしまうそうですが。
ところで火星にはカメラがあり(NASAの探査機ローバー:愛称キュリオシティからの映像)公開されています。
この探査機ローバーは故障もせずに火星を走り回っていてもう2年になります。
これが火星に到着した時、オバマ大統領が「火星人を見つけたら連絡してくれ」とジョークを飛ばしていました。

情緒も何もない火星からの映像はこちら
http://www.nasa.gov/mission_pages/msl/multimedia/gallery-indexEvents.html


 


線香の話しの続き

2014-08-16 07:00:15 | 街を徘徊して


インドは香辛料の産地、集積地だったので昔から生活の中で香料が使われていて、臭気を防ぐために香をたいたり、香粉を身体に塗布したりしていたそうです。
これが仏教と共にアジアの国々に広がって行きました。
香りは邪気を払い、場や身を清めるものとされて宗教行事には欠かせないものとなりました。
その後、仏教行事では細い竹ひごに線香の生地を練りつけて固めた竹芯香というものが使われました。
これが線香の始まりのようです。
線香とは香りを長時間安定して発するために考えられた道具でした。
(線香メーカー日本香堂さんの資料を参考)
ところで残念な話しですが、
最高級の線香の材料となる「伽羅(きゃら)」という香木が中国人によって買い占めされているそうです。
伽羅は神が作った香りと云われ、産地はベトナムなどの東南アジア。
ところがワシントン条約によって取引が制限されたことにより値上がりが見込める良い投機商品になってしまいました。
以前は10gで1万円でしたが今は1g2万円にまでなっているそうです。
純金が1g約4500円位ですからいかに高いかが分かります。
福岡・博多イベント情報:よかなび http://yokanavi.com


安い線香は「鼻につく」そう

2014-08-09 07:38:57 | 街を徘徊して


13日から旧暦のお盆です。
お坊さんは朝から晩までお経上げに檀家回りで大変ですがそんな中での話。
檀家を回ると当然ながらその家によって線香の香りは違いますが、鼻につくような時は「安い線香を使っているな」と思ってしまうそうです。
毎回々々紫煙の中でお経を上げるお坊さんにとって安い線香の臭いはきついとのこと。
ただ煙を出すだけなら蚊取り線香でも良い訳ですが、“「香煙」を通じて仏様とお話をする”ということだそうなのでそうはいきません。
日本には古い昔から良い香りを楽しむという香道がありますが、仏壇の線香もこのようなことと相まって香りが大切にされて来たのではないかと思います。
ですが、調べたところ残念ながら実情は違っているようです。
線香が国内で作られ始めたのは江戸時代だそうです。
しかし香りのする線香は非常に高価で庶民には手が届かなかったとのこと。
それで杉の葉を粉末にして固めた線香(杉線香)が主流だったそうです。
明治時代になって沈香とか白檀などの線香の材料が比較的手に入り易くなり、
ここから香りの良い線香が普及することになりますが、庶民レベルにまで広まったのは大正時代になってからだそうです。(線香メーカー日本香堂さんの資料から)
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中国の“期限切れ肉”騒ぎ

2014-08-02 07:50:40 | 街を徘徊して


(博多山笠)

中国上海の食品会社への潜入取材によって、変色した期限切れの肉を再利用していたとか、床に落ちたミンチの固まりをそのまま機械に戻していたなどの非衛生な実態がニュースで流されました。
ここまでは中国国内での話ですが、この会社の製品を日本の大手ファストフードチェーン店などが輸入して使っていたので騒ぎが日本にも飛び火しました。
ところで中国の製造工場では殆どを田舎からの出稼ぎ労働者に頼っています。低賃金で使えるからという理由もあります。
機械部品製造などと違って食品製造の場合は従業員の衛生観念の違いがありますので、清潔を周知徹底させるのは容易なことではないと思います(そのような実生活をしていないので意識がない)。
しかしそれにしても完全な管理不行き届きでした。
この告発映像はテレビを通じて繰り返し流されましたが、内容を見て変だなと思ったことがあります。
このような映像が出てしまうと信用失墜から下手したら会社が潰れてしまいますが、会社の不利益となることをなぜ真正面から正々堂々とカメラに収めることができたのでしょうか、隠し撮りではないようなので。
それで思うに、
経営側と従業員との間には軋轢があってそれを潜入取材者がうまく利用した(従業員を味方に付けた)?
出稼ぎの作業員は衛生感覚に乏しく悪いこととは思っていなかった(ただ上の命令に従っていただけ)?
幸いにこの会社は外資系だったので(外資系だったので意識的に潜入した?)批判を受けて潰れてもそれは天罰、それで遠慮ない取材をした(民族系の同業他社も同じようなことをやっている筈だが身内は批判できない)?
いろいろ考えられます。
世間にスクープ映像として公表されたものの、結局は食の安全を考えることよりも中国政府の外資たたきに利用されたような感じがします。
まあ今回のようなことは悠久の歴史を誇る中国ですから即座に全体が改善されることはないと思います。
ところで日本では(マスコミの過剰報道もあり)「やはり中国食品は危ない」との信者を増やしてしまったことは確かでしょう。
これでまた日本での中国食品アレルギー人口が増えました。
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