▲世界遺産 白川郷 展望台より
GW直前に「荘川桜」を見に行ってきました。
「荘川桜」とは、世界遺産・白川郷のわきを流れる荘川の上流にある、御母衣(みぼろ)ダム建設によってできた、御母衣湖の畔にある2本のエドヒガンの巨木のことです。
「荘川桜」見物の翌日はあいにくの雨模様となりましたが、御母衣ダムの見学、白川郷の見学から松本へと移動しました。
御母衣ダムは岩石を高さ131メートルにまで積み上げた「ロックフィルダム」で、完成当初は「東洋一のロックフィルダム」とか「20世紀のピラミッド」と呼ばれたそうです。
その威容をダムのすぐ下にある「MIBOROダムサイドパーク 御母衣電力館」から眺めることが出来ました。
昔々、2ちゃんねるでURLをふむと「ダム版」に飛ばされるといういたずらが流行ったことがあり、飛ばされた時は誰がダムなんかに興味を持つんだろうと思っていましたが、実際に御母衣ダムを目の前にするとその迫力に気圧されるような気がしました。
▲御母衣ダム全容 JPOWER HPより引用
▲「MIBOROダムサイドパーク 御母衣電力館」からみた御母衣ダム
訪問時はかなり強い雨が降っていて、写真のアングルなどが適当になってしまい、その威容を上手く伝える写真を撮れなかったことが誠に残念でした。
もし白川郷へ行く機会があるのなら、少し足を伸ばして、「御母衣ダム」と「荘川桜」を見学されることを強くおすすめします。
さて、「MIBOROダムサイドパーク 御母衣電力館」から荘川沿いに車で下ること2〜30分で白川郷へ到着です。
さて白川郷ですが、荘川の下流に向かって右手に合掌造りで有名な集落があり、左手には造成されたのであろう、広大な駐車場があります。
集落への自動車の乗り入れは「自粛」ということになっていて、観光客は広大な駐車場へ車を停めることになっています。
▲吊橋
▲荘川の急流
駐車場から白川郷へ吊橋がかかっています。
吊橋から眺めるとそれなりに川幅もあり、なおかつかなりの急流です。まあ、だから水力発電には最適であり、上流の適地である荘川村に「御母衣ダム」が建設されたのだなあと納得させられます。
白川郷へ到着した頃に運良く雨は小降りになってきて、ほぼ傘をささずに見て回ることが出来ました。
集落は合掌造りの建物がよく保存されていて、流石「The 世界遺産」という印象です。
とはいえ、よく見るとかなりの合掌造りの家が、民宿、お土産屋、カフェ、居酒屋だったりの観光施設になっていて、さすがに昔ながらの生活をしている方は皆無であろうと思われました。
▲白川郷 集落
白川郷のポスターを撮影されたと思われる展望台は車で数分で行けるのですが、道幅が極狭な部分がかなりあり、シーズンだったり自動車の運転に自信がない場合は、徒歩での移動をおすすめします。(展望台に近い集落端から15分程度らしいです)
予定通り11時過ぎに白川郷から松本に向けて出発し、飛騨高山でランチを取ろうという予定でした。
しかしながら飛騨高山では、ランチを取りたかったお店のプランAからDまですべて臨時休業ということで、致し方なく昼食抜きで松本へと進路を取りました。
飛騨高山市街を抜け、いよいよこれから山道かというところに食べ物屋さん数軒、大きなお土産屋さん、コンビニのローソンと大きな駐車スペースがあるところがあり、トイレ休憩に寄りましたがそこでランチに食べたかった「飛騨牛のステーキ丼」のメニューを見つけ、かなり遅めのランチとなりました。こちら、なかなか美味しかったです。
▲「飛騨牛ステーキ丼」
その日は松本に泊まりました。翌日は朝8時ころまで雨が降っていましたが、チェックアウトする頃にはようやく雨は上がり、晴れ間が見えるようになりました。
帰りの汽車の都合で中まで見る時間がなかったのが残念でしたが、堂々たる松本城をお堀越しに見ることが出来ました。
▲堂々たる松本城